いつもご覧くださりありがとうございます。
約定価格帯別に、最安証券会社がパッとわかる一覧表です(定規を当てれば一瞬)。複数口座をお持ちの方は取引の際にお役立て下さい。また、これから口座追加をご検討の方も参考にしていただければ幸いです。
個別の証券会社についての能書き(定性情報)は別記事にまとめてありますので、そちらもご参考に。
⇒『株主優待にオススメ♪一般信用可&低コストな証券口座あれこれ』
ではどうぞ。
2020.10.1よりSBI証券信用取引手数料一日定額プランの無料レンジが大幅拡大
実はこのページ、さほどニーズがある訳でもなく…(^^;)
2017年に投稿以来、各社の手数料や金利改定等に合わせて少しずつ地味にリバイスしてきたのですが、ここ一年(2019-2020年)は変動が激しかったですね~。
2019年10月の消費増税2019年12月の「auカブコムの爆誕!!宣言」をから飛び火した雪崩のごとき各社値下げラッシュ(結果は、SBI・岡三・松井の値下げと、auの「値上げ(笑)」)2020年2月のマネックスの一般信用改定
…そして2020年10月1日より、SBIが一段の値下げ、具体的には一日定額の無料レンジが大幅に拡大となります。追随するように11/24から岡三オンラインも一日100万円まで無料に。昨年末のような他社の追随が起こる予感もチラホラ。いろいろ変化が激しく大変ですが、選択肢が増えるのは嬉しいことでありますね。
一応、過去のリバイスの履歴については下方に残してあります。
(必要な方もほぼいないと思いますが)
手数料一覧表
一日定額で100万円迄無料、という会社が増えましたね~。
SBIが100万円迄無料(制度信用・一般信用・現物で計300万)まで突っ込んだのをきっかけに、岡三(制度信用・現物で計200万)、松井(ボックスで計50万)、楽天(現物信用合計で100万)と続き、ここへきてGMOも一日100万まで無料化…利用者としてはウレシイことです。
ワンショット側も、ライブスターとSMBC日興は信用取引完全無料だし。
これだけあれば、手数料掛かる取引の方がむしろレアになるかもね。
…ま、能書きは最小限に、さっさとご開帳いたしましょう。
↓クリックで拡大表示します。
少し構成を変えました
最近は材料株や新興株の短期売買もあまりやらんもんで、優待メインだと取引量もメッキリ少なく、手数料を気にするほどでもないのですが。一方で、最近多い、優待取りで一般信用を売り建てる場合は『在庫ありき』なので、そもそも証券会社選んでる場合じゃないという(^^;)
…ということで、やや構成を変えました。
- 権利付き最終日の制度売りクロスなどでメイン口座となりうる、一日定額信用手数料が安い証券会社は厳選して(数を絞って)左側に掲載。 ※松井はボックス定額しかないのでやむなく左側
- 反対に、一般信用売りクロスができる証券会社はやや増やしました。
- 新たに一般信用売りを開始する証券会社が多くなってますので、現状、扱いのある証券会社は一通り拾ってみました(在庫や資金効率で利便性が悪い「事実上使えない」会社も含め)。
- 一般信用売りは、やはり『在庫ありき』となる為、基本的に単発発注になりがちです。なので、ワンショットの手数料で掲載(右側)しています。
結果的に、「手数料を比較する」という観点ではあまり意味のないリストになっちゃいました。
ですけど、現状、株主優待マニアにとってはこの形が一番使いやすいかなと。
転載はしないでね♪
一日信用無料も組み合わせると最強の布陣
表中には記載しておりませんが補足です。
一日信用取引なのに何故か現引現渡しも出来ちゃう仕様で人気の楽天「いちにち信用」。
松井、SBIに加え、マネックスも同条件で追随し、2020年9月30日現在、上記4社とも
- 手数料無料
- 現引現渡無料
- 金利・貸株料とも1.8%(約定100万円以上で無料)
となっています。まさに仁義なき戦い。
結果として、現物購入時のコスト『ほぼゼロ』化(金利が微かにかかるケド)が可能となりました。
尚、2021.7.19よりauカブコムもデイトレ信用が新設されましたが、品受品渡(現引現渡)は『不可』。つーことで文字通りデイトレ利用以外、つまり優待マニアにとっては利用する機会は無いでしょう。しかもウッカリ返済忘れの場合、強制決済手数料は2200円/1注文と高額ですのでご注意を。
表の見方
軽く説明をしておきますね。
前提と傾向
原則として各社の信用取引の通常プランを掲載しています。
現実的には各社とも、大口顧客向けの優遇プランがあるはずです。お金持ちの方は各自でお調べください(^^;)
一日定額で安いのは、事実上、GMOクリック、岡三オンライン、SBIの三社。
大雑把に言うと、100万まではSBIと岡三オンラインが三社とも無料、300万まではGMOクリックが安く、それより上は岡三が最安です。差は僅かですので、あとは好みの問題。
株主優待(一般信用)ということだと、現状ではSMBC日興・楽天・SBI・GMO・auカブコムの5社が基本かと。なので一応、楽天とSBI、GMO、auカブコムは定額とワンショット両方載せときました(楽天は当日発注前ならプラン変更可能)。日興は、仕様上ワンショットのみの設定(手数料無料)です。
一覧表の読み方
一番左の列に売買価格帯を記載しております。100万円以下は10万円刻み、それより上は100万円刻みで、各社の手数料を記載してあります。
例えば一日の合計売買代金が250万円だった場合、「300万円(まで)」のところを右へ読み進むと…、
~円まで | GMOクリック | 岡三オンライン | SBI | 松井… |
3,000,000 | 1320 | 1430 | 1404 | 3300… |
てな感じになってますので、各証券会社の手数料を比較してドコが一番安いか分かるようになっています。尚、手数料は消費税込みの金額です。
順位付け
一日定額側は各価格帯ごとに、①最安(金メダル=黄色)②二番目安(銀メダル=灰)③三番目安(銅メダル=橙)で色づけしてあります。例えば、「一日定額で200万円まで」だと、安い順番に、①GMO88円②SBI 964円③岡三 1100円、という風に読みとってください。
ワンショット側は順位付けする意味がないので色付けしていません。
一般信用売りは『まず在庫ありき』のため、「どっち証券会社が安いかな~?」と比較する機会ががほとんどないからです。制度信用で使うならそもそも日興かライブスターが手数料無料だし。
データのソース
手数料、金利・貸株料、は2021年7月19日現在、各社HPに掲載されている情報を元にしています。
(細心の注意を払って作成しておりますが、正確性を保証するものではありません)
一般信用売り、短期・長期の貸株料について
長期と短期の二種類の一般信用があり、貸株料が異なる場合があります。表中の数字と備考をご確認ください。
カブコム⇒長期(10年)(auカブコムは短期が廃止となり、長期(10年)のみとなりました)- SBI⇒短期(15日)
- 楽天⇒長期(無期限)
楽天は当初短期14日我主力だったのですが、無期限メインにシフトしましたね。
まとめ
初心者の方はこの表を見ながらこちら⇒『株主優待に最適な証券口座はどこ?』をご一読いただくと良いかと思います。個別の証券会社別にウダウダとあることないこと書きなぐっておりますのでご参考になるかと(^^;)A
最後に…毎度のことですが、情報の正確性は一切保証いたしません。自己責任でご活用ください。万が一データに間違いがあったらゴメンなさい。
それでは皆様、上手くご活用の上、賢く優待取りしてくださいませ。
(おまけ:更新履歴ログ)
(2017.8.21)
SBI証券がアクティブプラン(一日定額)の値下げ。2017年9月4日より一日10万円以下が手数料無料。
(2017.9.7)
9/1約定分より、楽天証券値下げ。一日定額コース30万円以下の部分が大幅値下げ。10万円以下はSBI、松井と同じく無料。が、上の方は相変わらずバカ高いの実際はビミョー(ほぼメリットなし)。
(2017.12.10)
2018年初にGMOクリック証券で金利・手数料の値上げ。
内容は、①極僅かの値上げ②10万円以下の無料化③制度信用金利の値上げ④一般金利(買方)の値下げ。ですが、結果として、一日定額で400万円超については業界最安の地位を岡三オンラインに譲る結果に。引き続き400万円以下は業界最安も、SBI証券との差が縮まり、一般信用売りができるSBIの利便性が向上した印象。
尚、GMOクリック証券は2018年度中に一般信用売りを開始する見通しとのこと。要ウォッチ。
(2017.12.21)
GMO値上げに対し、逆に岡三オンライン証券で値下げ。
楽天、SBI、GMOが導入した流行りの流行りの一日定額10万円以内手数料無料、対して岡三はなんと20万円以内まで無料に。現物と現引で40万まで無料も可。12/25から変更予定。
少し早いですが、一応、一覧表も更新しましたのでお役立て下さい。
(2017.12.25)
また12/25に楽天証券のワンショット特別プラン『超割』コースで大幅値下げ!!これはインパクト大。事実上、超割が全てのレンジで最安になるため、ワンショットコースは無くなり超割に集約となる予定。
(2018.3.30)
4/2約定分よりカブコムで一部値下げ。最安価格帯(50万円以下)を楽天に合わせてきた。
特に40-50万のレンジはイッキに半額以下となりインパクトは大。60万円の場合は30×2回の方が圧倒的に安くなるというヘンな感じに。短期主力の楽天に対し、金利の安い長期主力のカブコムなので、これで一層優位に?
ちなみに、一般信用買方の金利引き下げも同時実施。
(2018.7.27-8.20)
いよいよGMOクリック証券が一般信用売りを開始(8/20より)。
(2019.6.1)
楽天証券の一般信用無期限の金利・貸株料の引き下げ。
特に売建の貸株料は2%⇒1.1%と大幅に引き下げに。その上…直近の楽天証券の在庫状況から、今後は短期14日から無期限へシフトしてゆく気配。
(2019.12.23)
auカブコム証券が信用手数料無料化、貸株料値上げ、現引現渡手数料導入、で実質コスト大幅アップ。追随した、SBI証券、岡三オンライン証券、松井証券がアクティブプラン(一日定額)の低価格帯を値下げ=一日50万円以下が手数料無料。さらにSBIと松井は一日信用の手数料無料化・現引可能化・金利貸株料値下げ(1.8%)。
(2020.2.3)
マネックス証券が一般信用短期売りを本格的に開始。
(2021.7.19追記)
7/5~のGMOクリック証券の1日定額プラン値下げ(100万円/日まで無料)。
7/19~のauカブコム大幅変更(ワンショット手数料有料化、一日定額コース新設(100万まで無料)、金利貸株料引き下げ、デイトレ信用導入、品受品渡再無料化…etc.)を反映。
(以上、過去更新履歴)
本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
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