予想外の強度?DIYでステンレスロウ付け(はんだ付け)やってみた♪溶接剥離のタオルハンガー修理

折れたタオルハンガーと修理道具
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いつもご覧下さりありがとうございます。

ライト気味のDIYネタです。正味30分程度、大した作業でもありません。
…ですが、案外情報が少ない、ステンレスのロウ付け(はんだ付け)修理。

ま、あまり需要もないネタかと思いますが、備忘録的に残しておきますね。

ではどうぞ。

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金属製品の修理にも使えるハンダ付け

ハンダってのは加工が楽な上、案外強度があったりします。なので、電子部品の修理だけでなく、板金(?)的な修理に活用されてる方も結構おられるかと思います。

管理人の場合も…、
既にメーカー廃盤で入手不可能なGB(バイク)の部品、例えばチョークワイヤー(ケーブル)を自作(?)する時とか、たま~にハンダを使っております。ワイヤーの端っこに「タイコ」っていう丸い部分があるのですが、切り出した真鍮パイプにワイヤーを通してハンダで埋めると作れちゃったりして。

そんな小生も、実はつい最近まで、「ステンレスのハンダ付けは無理」と思っとったのです。工場で溶接するしかないと。ですが、やってみたら案外簡単、そして強度もナカナカの満足行く出来栄え。さすがにハンダゴテだと素人には難易度が高いでしょうが、昨今は安いミニバーナーも簡単に入手できますしね。

 

ということで、以下、今回実際に作業した内容について写真を並べてあります。ですが…、

あくまでネタとして記事にしているだけです。
全て、素人作業です。正しくない方法が含まれている可能性があります。そして火気を扱う作業です。当然危険を伴います。

同様の行為を読者に勧めるものでは一切ありません
このページの文章・情報等に基づいて、発生した、あるいは被ったいかなる損害についても、 管理人は一切責任を負いません。わかったね!!

 

ということで能書きはこの辺までにして、サッサと参りましょう。

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壊れたタオルハンガーとロウ付道具一式

今回の実験台さん、何の変哲もない、ステンレスのタオルハンガー。
ですが、実は結構高かったとか。伊●丹で買ったっていってたかな?

折れたタオルハンガーと修理道具

こんなモノ、買い替えたって大した値段じゃないのですが、取り敢えず使えるってんで、完全にお逝きになるまでの暫定で使用しておりました。グラグラだけどw

下の部分、左右の足に水平につながってた「梁」の棒が外れちゃってるのですね。

外れたステンレス棒

本来、こんな感じで付いてた訳ですね。元々の溶接の品質がショボかったのか知らんけど、普通外れないよね~?

用意した道具一式はこちら。
元々はGBの穴開きタンクのレストア目的で集めた材料や器材。用無しで押入れの肥やしになっとりましたが、もしかして…使えるんじゃね?と今回の出番になった次第。こうして役立つ日が来てよかったw

ロウ付けの道具

右から…

  • 糸ハンダ…当然ですがステンレス用の少々高いやつ。500円位だったかな?
  • クリップ類
  • ラジオペンチ…素手で触るとアッチッチですので。写真に無いけど軍手も必須。
  • ペン型ポケットバーナーとガス。ガスはダイソーのライター用。
  • フラックス(いわゆる「ヤニ」)…何か分からんけど、別の板金用ハンダにセットになってたやつ。
  • パーツクリーナー…接合面の洗浄と、事後、フラックスを洗い流すのに。

あとは火を使いますのでね、念の為、バケツに水を汲んでおきます。庭で線香花火やる時と同じ。

…で、このハンダ、随分前にホームセンターで買ったモノですが、改めてネット通販を検索すると、安いのが結構見つかりますね。この辺りが良さげなんじゃないですかね。

値段も500-600円とお手頃で、フラックスもセットで付いてて使いやすいです。

そしてステンレス用のハンダは融点(温度)が高い為、バーナーが必須です。
100W以上あればハンダゴテでも出来ないことは無いと思いますが、素人作業には素早く加熱できるバーナーの方が楽でしょう。んで、キャンプ等で使う、カセットコンロ用のガス缶を利用するこういうヤツ(↓)もあるのですが…

CB缶用 バーナーとシングルストーブ

ちょっと火力が強過ぎ&的が広範囲になってしまうので、恐ろしくて使えません(笑)。

ということで用意したのは、GMOの株主優待「くまポン」のギフト券で苦し紛れに買った、謎の中華製ポケットバーナー。詳しくは過去に投稿したネタ記事をどうぞ⇒『くまポンで買ったガラクタあれこれ』

ガストーチで板切れに着火

たしか1000円だったかな?と思います。
ですが、改めて購入するとなると正直オススメしません。この値段出すなら普通にSOTOのブランド品、ポケトーチ買えるはず。

コンパクトですのでキャンプやBBQ用に1個あっても良いかもしれません。

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ステンレスロウ付け(ハンダ付け)実作業

それでは参りましょう。

尚、しつこいようですが、念押しを。
決してオススメはしませんが、以下を参考に、実際に「やってみよっかな」という方もおいでかと思います。絶対に…

火気取扱い注意!!

ご自身で作業をする場合は、細心の注意を払った上で、全て自己責任でどうぞ。いかなる損失や損害などの被害が発生しても当サイトではの責任を負いません

ではLet’s GO!!

万力(バイスグリップ)の代わりに書類用のクリップで固定

タオルハンガーを横倒しにして、本来の付いてた状態に棒を立て、片方(上側)の接点をクリップで挟んで固定します。

ダブルクリップで固定

…というのも、左手にはバーナー、右手にはハンダ棒です。なので、対象物を固定するには手が三本無いと出来ないのでありますね。ホントは万力というかハンダ用のクリップ(こういうヤツ↓)を使うんでしょうけどね、一般家庭にゃそんなモノありません。今回はブツもデカイしねw

つーことで、そこらに落ちてたクリップで代用です。意外と役立つ強力ダブルクリップ。

フラックス(ヤニ)を塗布

予め、断面とその周囲をパーツクリーナーで洗浄しておきます。あと、ホントはペーパーで荒した方が良いそうですが、今回はメンドクサいのでパス。既にボコボコだし。ステンレスなので錆もないしね。

フラックスを併せ面に流し込む

最初に断面に数滴。その後、合わせ面をピタッと密着させ、隙間に流し込むように数滴垂らします。接触面だけでなく、周囲も多少濡らしておくとハンダが流れやすいそうです。

ポケットバーナーで加熱して、ハンダを流し込む

手が2本しか無いのでヤラセ写真っぽいですがw
一応このミニバーナー、足が付いてるので、こんなふうに地面に固定することはできます。

温度が上がったらロウ材を流す

接点を加熱し十数秒。すると、フラックスが茶に変色します。直後、液状だったフラックスが乾く寸前くらいにハンダをくっつけると…上手く行くと、接合面にキレイに流れ込んでゆきます。…が、素人はナカナカ上手く行かないのが道理であります。当然のように何度か再チャレンジ(^^;)

結構温度を上げないと溶けてくれません。やっぱりハンダゴテだと難しいんじゃないかなぁ。
コレでもか!!てな感じに炙りますので、割と離れてる部分もアチチになってたります。素手で触らんように要注意。

ステンレスロウ付け

上手くハンダが乗ったら、そのまま数分。冷めるとガッチリと固まります。割と力いっぱい引っ張ってもビクともしません。上等です。これで片側は完了。

反対側も同様に

ひっくり返して反対側も同じようにくっつけます。

反対側も同じ要領で

さっきロウ付けした箇所はシッカリくっついてます。
ですが、反対側の端を押し曲げれば簡単に「折れ」ますので、慎重に上下反転。既に接合済みですが、念の為クリップ固定で補強しときます。

ステンレスロウ付け

同様の手順で何度かトライ。反対側の足もシッカリくっつきました。

タオルハンガーロウ付け完了

左右とも固定されましたので、「折れる」心配は無用。多少振り回しても大丈夫。

フラックス(ヤニ)を洗い流す

最後にお掃除です。フラックス(ヤニ)は強酸ですので、放置しとくとサビちゃいます。なのでパーツクリーナーでジャブジャブ。

パーツクリーナーでフラックスを洗い流す

余談ですが、パーツクリーナーは揮発性が高いです。
なので、対象物の気化熱を奪って温度が急激に下がります。手にかけるとヒンヤリしますよね。

ということは…、「アッチッチ」なロウ付け箇所を手っ取り早く冷やすのに便利じゃね?と思った方もいるでしょうか。実際にぶっかけると…

引火して火炎放射器になりますので、絶対にやらないように!!

いやマジでシャレになりません(^^;)

その後念の為、全体的にジャブジャブ水洗い。庭での作業だったので土やホコリもついちゃってたし。床(?)の石に溢れちゃったフラックスもありましたのでジョウロで水を流しておきました。

タオルハンガーロウ付け完了

作業完了、キレイに直りました♪

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まとめ

ま、写真並べて説明するほどの難しい作業でもありませんが。

出来栄えとしては…素人作業なので見た目は雑ですが、その割には結構強力にくっついてます。剥がれる気配は皆無。十分使えるかな。

とは言っても、タオルハンガーなんざ買っても安いですからね。
器材や材料(ハンダやバーナー)が安くなったとは言え、わざわざその為だけに買い揃えるのは勿体無いでしょうかね。そんなにしょっちゅう使う機会があるとも思えないし。

イザとなったらそんな方法もあるのね、てな感じで、あくまで興味本位でご参考程度にして頂ければと思います。

くれぐれも火気取扱い注意
そして、実際に作業される場合は自己責任

 

本日も最後までお付き合いくださりありがとうございました。

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