GB250メインキー(キースイッチ)の接触不良!!分解&接点研磨で簡単修理♪自宅の庭でバイク弄り

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いつもご覧下さりありがとうございます。

久しぶりのGB整備ネタです。
電装の接触不良は接点復活スプレー等を噴く、という方も多いかと思いますが、案外、メインキーの分解作業も難易度はさほど高くなかったりします。原因系に手を付けられるので根本的な修復になるし。

クラブマンに限らず他のバイクでも、メインキー部分の基本的な構造は大体似たような感じだと思います。なので、年季の入った愛車を保有されてる方には、多少なりともご参考にしていただけるかと。
興味本位の方も是非。

ではどうぞ。

クラブマンの予備部品の整理・棚卸し、保管前にチェックしてみたら…

長年溜め込んだ予備保管部品も大量に処分したった

別の投稿で何度かお伝えしておりますが…、
私的事情により、身の回りの荷物・家財等、バッサバッサと処分している今日この頃(あえて『断捨離』とは申しませんw)。

山のようにあったGB関連の予備パーツも例外ではありません。が…

『備えあれば憂い無し』

この言葉に何度救われたことかw
こんな40年近く前のバイクを維持してゆくには、まさに転ばぬ先の杖、『イザという時』に備えて、とにかく部品確保しておくことが何より大事。なもんで、アレもコレもと集めてるうちに、フレームさえあれば、それこそもう一台組める位のパーツが溜まっておりました(アホだねw)。

そうは言っても、最早、保管場所も限られます。
入手困難なパーツなど、『本当に必要なモノ』だけを残し、それ以外の部品は少しずつ、廃棄・売却等、処分を進めて参りました。4個あったガソリンタンクも既にありません(´;ω;`)
(過去投稿もどうぞ⇒『GB250初期型ノーマル仕様の自家塗装』

ま、エンジンはまだ二基あるけどね。2本出しのマフラーもあるし(^^;)

でまあ、気づけば残ったのは、未使用新品の純正部品山盛りと、電装系を中心とした最低限の予備パーツのみ、箱にギュウウギュウ押し込んで辛うじてキープ。

古いバイクを維持していくには今後が不安ではありますが、ま、しゃーない。

最低限残したメインキー、テスターで導通確認すると…接触が不安定

で、本稿のテーマ、キー周りについて。
タンクキャップやヘルメットホルダーとの一本物セットも含め、全部で4-5個あったのですが、最終的に、程度の良いモノだけを必要最低限残し、他は泣く泣く処分いたしました。

んで、とっといたのが、こちら。まあ割とキレイでしょ。

GB250初期型メインキーASSY

いい機会だし、折角なので一応、通電確認だけしてみました。我ながら几帳面なA型。

ちなみにメインキーの配線図はこちら(↓)です。

メインキー配線図

サービスマニュアルをお持ちでない方はご参考に。
ただし!! GB250クラブマン『初期型(E型)』の配線図ですので、後期型の場合は異なる可能性があります。悪しからず。

テスターで導通をチェックした結果ですが…、

テスターチェックでOnが接触不良気味

完全に駄目って訳でもないんだけど…、
『ON』のポジションで微妙に不安定なんですよね。赤(BAT1)と黒(BAT2)の導通があったりなかったり。茶=白(TL1)と茶(TL2)も、何度かやってるとダメな時があったりして、ちょっと接触が悪いようです。

ということで一度、分解してみることにいたします。

メインキーを分解してゆく

「シリンダー側」と「コンタクト部分」に分解

まずは裏側のプラスチックのキャップを外します。

三箇所のツメを押してプラキャップを外す

三箇所のツメで『カポっ』とハマってますので、マイナスドライバーでツメを押し込みます。

キャップが外れました。

キャップが外れた

目立つサビ浮きなどはありませんが、内側はだいぶ埃っぽいですね。恐らく御開帳は三十数年ぶり…のはず。

あとはフツーに引っ張れば、『カギを差す部分(シリンダー)』と『接点(電装パーツ)』に二分割されます。

キーアッシーを分割する

こんな風に、三つのパーツに分かれました。

三分割 ほこりっぽい

かなり古いものですが、パッと見た感じの状態はそれほど悪くないようです。

パーツクリーナーで洗浄

ですが、長年溜まった砂や埃で汚れています。三つともパーツクリーナーで一通りキレイに清掃しておきました。

コンタクト部分(接点)の分解・清掃と状態の確認

んで三つのうち、メンテナンスが必要なのは、配線コードが付いてるこちらのパーツ。

接点はこちら側

先端が白いプラスチックでくるくる回るようになっています。
キー(いわゆる『鍵』)を回す(ロック-P-OFF-ON)と、この丸い部分が回転し、内部で接続を切り替える仕組みになっとる訳ですね。つまり、接触不良の原因箇所はこの内側にあるということです。

…ということで、コイツもバラします。
カポッとハマってるだけですので、白いプラスチックの部分を引っ張るだけ。ですが、中身の細かい部品が飛び散らないように慎重に。特に小さなスプリングが入ってますので要注意です。

分解すると銅端子がバラバラに

バラバラになりました。

小さい部品は組み直すときにワケワカメにならんよう、並べておきます。

スプリングと端子の位置を忘れずに

銅製の端子が三個あります。
穴の空いたヤツが真ん中に一つ(接点二箇所)と、足が立ってるのが両サイドに一個ずつ(各接点二箇所ずつ)です。それぞれ、スプリングで押し上げる様になっとる訳ですね。キーの回転に従って『繋ぐ場所』を切り替えて、ONにしたりOFFにしたり、パーキングにしたりするしくみです。

で、その反対側、接触する面がこちら。
カプラーの配線コードが繋がってる方の部品の面です。汚いね~w

反対側の端子 接点が摩耗している

丸や楕円形の胴の部分が接点です。
パッと見ただけでも、汚れとサビと…線状の摩耗らしきモノも確認できますね。

パーツクリーナーで清掃すると…

パーツクリーナーで洗浄後

少しキレイになりました。
銅の部分に溝のような模様がありますね。端子同士が接触する部分ですので、摩耗による線状痕がくっきりと残っています。まあキーシリンダーってのは回転して使うものですから、接点が次第に減っていってしまうのは道理とも言えます。

反対側の接点、つまり前述の白いプラカバー内にあった小さな部品もチェックしてみると…

小さい方の端子 摩耗している

ピンボケですみませんが、こっちの突起も経年の摩耗でだいぶ削れて平らになってるのがよく分かりますね。

修復(研磨)作業と組み直し

ハンダ盛りせずに、ひたすらサンドペーパーで磨き倒す

ということで、修復作業に参ります。
原因は経年による段付き摩耗ですので、新品の工場出荷時のような状態に戻せば問題は解決します。つまり、接点の銅端子を平らにしてやればよいと。

ということで用意するのはサンドペーパー。番手ですが、今回、管理人は#320を使用しましたが、まあ手持ちの物でテキトーに。

サンドペーパーで磨く

これで、溝のように凹んだ銅端子の部分を平らにしてゆくのですが…
本来であれば、つまり『最も理想的な』修復方法は、先に(磨く前に)凹んだ部分にハンダ盛りなどをして『溝埋め』をした後、仕上げにペーパーで平らにしたいところ。プロの方はそのようになさるのでしょう。

ですが、ハッキリ言ってメンドクサイ

ほんの『ちょっとだけ』ハンダを盛るのも難しいし、盛ったハンダを平らに削るのも時間が掛かります。
ということで、我々シモジモは手を抜いてしまいましょう。

そのままガーッと、プラスチックの面もろともペーパー研磨でOK(^^;)

当然、銅端子は薄くなるし、プラスチック面(黒い部分)も削られて減ることになります。
ですが、コレが一番楽で早い。とにかく、最終的にツライチ平面になりさえすれば、接触不良の問題は解決します。また、反対側(トイメン)の端子はスプリングで押されてるので、多少薄くなっても(クリアランスが広くなっても)問題はありません。

まあね、さすがに10回も20回もやったら銅の部分が無くなっちゃうでしょう。
ですがこんなこと、30年に一回位しかやらないんだから、次に必要になる時には既に車体が逝ってるハズです。なので何の心配もありません。

まぁ歴史に残るような超ビンテージな旧車にお乗りの方は、手抜きせずに修理しましょうね(*^^*)

 

ということで、320番のペーパーで、銅面が平らになる迄ひたすらガーッと研磨すると…

研磨後

ほーらキレイになった♪
新品の10円玉のような、ピカピカ、そして真っ平らw
当然ですが、プラスチック面(黒い部分)もだいぶ削っちゃいましたけど(^^;)

反対側の極、つまり凸(トイメンの端子)の方も多少磨いておきたいトコロ。

小さい方の端子 摩耗している

ですが突起部分を元通りに直すことは出来ません。
まぁこちらはスプリングで押し込む側だし、さほど神経質にならんでもよろしいかと。一応、軽く研磨してサビを取り、なるべく先端が平らになるようにしておきました。

研磨が終われば機能的には復活、つまり、基本的に接触不良は解消しているはずです。
あとは元通り、組み直すだけ。

組み直すのは多少コツが要る

まずはこちら。小さい方の端子パーツを元あった場所にハメてゆきます。

小端子を組み上げる

4本あるスプリングを忘れないように。あと、銅端子の表裏が逆にならないように注意。基本的にとんがっている方が上です(接点なので)。

接点側ができた

セットしたスプリングや銅端子が脱落しないように注意しながら、『カチッ』と言うまで押し込むだけ。
ハマったら、変な抵抗が無く、ちゃんとクルクル回転すればOK。

つづいて、最初に分解したシリンダー側に組み合わせます。
この作業は若干手間が掛かると言うか、多少コツが要るので丁寧に。

センターの溝を合わせる

センターの凹凸、キーシリンダー軸の突起と、コンタクト部分の凹みの角度、位置が同じになるように調整します。ちなみにこの突起と溝、『長方形』ではなく『台形』になってますので、決まった一方向でしかハマらないようになってます。間違えないように。

うちのGBのキーの場合、キーポジションをLockの位置に固定すると、丁度、時計の45分辺りの角度(要は水平というか)になって、ハメやすかったです。

プラキャップをハメてから鍵側に戻す

だいたいの角度を合わせたら、先に、コンタクト部分にプラスチックのキャップを被せます。んで、そのままキャップごとキーシリンダーの方に押し込みます。

ぱちんとはめる

三箇所のツメが「カチッ」とハマるまで押し込めば完了。
その後、実際にキー(鍵)を『ON⇔OFF⇔P⇔Lock』と回してみて、変な抵抗無くきちんと回転すればOK。

テスターで最終確認、&仕上げ

最後にチェック。配線図の通り導通しているか、テスターで確認します。

テスターで計測 治った

『ON』『OFF』『P』『Lock』のどのレンジも問題ありません。
修復前は多少不安定だった『ON』のポジションでの、『赤(BAT1)-黒(BAT2)』、『茶=白(TL1)-茶(TL2)』の導通も全くストレスフリーで全開バリバリ(笑)。スッキリした~♪

まさに、どーでもいーコトですが。
せっかくアチコチ汚れも落としたので、最後、プラスチックの部分をシリコンスプレーでフキフキしてお手入れ。

シリコンスプレーで仕上げ

白みがかっていた部分が真っ黒艶々に、見た目も上々です♪

まとめ

相変わらずの『写真ばっかり』の手抜き投稿でございました(^^;)

思ったよりも難しくないでしょ。
断線とかあると話はまた別ですが、この程度なら片手間にやってみても損はないかと。

ただまあ、今回、手元在庫の予備部品でしたので、割とサクッと出来た、というのはあります。

実際に車体に搭載中のキースイッチが接触不良の場合、何が面倒くさいって、このメインキーASSYを車体から外すのが一苦労だったりして…(^^;)

なもんで、『その時』が来た時に、スムーズに入れ替えだけで済むよう、予備パーツを持ってる方は、予めメンテしておきましょうね。机上の作業だけで済むうちに直しておくのが吉であります。

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スミいれ シンナーで拭き取り尚、メインキーの文字盤を新品のようにお化粧する方法については、2年以上前に投稿した過去記事のこちらもご参考に。
『ペイントマーカーで簡単♪キースイッチ文字盤の墨入れ』

かなりな『手抜きメンテ』ですが、割とそれっぽくなりますので、オススメしときます。
※少量しか使わないシンナーをわざわざ購入するのが面倒な場合は、水性のポスカでもイケると思います(水性ならパーツクリーナーで拭き取れるので)。
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尚、お約束ですが、実際に作業するにあたっては、すべて自己責任で。
当記事を参考に作業した際、いかなる損害等が発生したとしても、当サイトは一切責任を負いかねますので予めご了承くださいね♪。

以上、ご参考にしていただければ幸いです。

 

本日も最後までお付き合いくださりありがとうございました。

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