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さて、新年早々…とは何の関係もないバイクネタですw
季節柄、特にタイムリーでもない、バッテリーの話を少々。
以前にバッテリー補水&充電についての記事でちょっとだけ触れました。
現在、管理人が使用している銘柄は台湾ユアサのYB9-B(GSユアサ同番の互換品)。安い割に結構長持ちで、かれこれ、4年半近く使用しとりますが、今の所まだまだ絶好調。今回はナカナカ相性が良かったようで。
とはいえ、バッテリーは『当たり外れ』がある?とお感じになる方も…いますよね?
(『ハズレハズレ』というケースも稀にあるようですがw)
我が家のGB250も、ここに落ち着くまでは幾ばくかの紆余曲折がございました。そんな過去の思い出をダラダラと並べただけの投稿でございます(^^;)
基本的に、あんまり需要無いかもなネタですが、たま~に聞かれることがあるので、サラッと軽めに触れておきますね。まあ暇やから付き合ったってもええで、という心優しい方はどうぞ。
更に言うと、他車種乗りの方とってはほとんど無用な情報であります。
ですがまあ、開放型バイク用バッテリーだと比較的ポピュラーな(?)YB9-B、その互換商品を探してる方には多少役に立つかも…かな?
ではどうぞ。
出来れば日本製がベター、海外製でも『日本ブランド』が安心
皆さん、バッテリー選びの基本的にな関心事は…
「『安くて、品質が良くて、長持ちする』のはどれや?」ってコトであります。ですが、これがナカナカ一筋縄ではイカンのですな。
中華製バッテリーの品質は昔に比べて向上しているようだが…
お値段第一の方にとっては中華製激安バッテリーが2000円程度から購入できますね。
ですが、個人的にはあまりオススメいたしません。外見だけパクれば済むようなプラ製品などと異なり、中身が判別しにくい機能性工業製品はやはり…ごにょごにょ。昔から100均で買ってはいけないモノ、と言うと真っ先に出てくるのが乾電池でしたよね。
最近は中華製の品質も大分向上したようで、昔みたいに「三ヶ月で」、とか「半年で逝った」なんて聞かなくなりました。ですがやっぱり…、お外で使うバイクという道具の性格上、ツーリング先で突然死、とかされると必要以上に困るんですよね~。やはり国産が一番、何より安心なのであります。
国産バッテリーは絶滅寸前?
しかし現実的には、ありとあらゆる工業製品が中華製になっちゃってますので、ことバッテリーに関しても状況は同様。寧ろ国産を探すのが至難の業だったりして。GSユアサもラインナップの大部分が海外生産に移管されてしまったようです。
つーことで、出来ることなら日本製が一番ではありますが、仮にメイドインチャイナだとしても『純中華』ではなく『日本のブランド』を選んどくのがベターかと。丸投げの委託生産でない限り、それなりの品質管理で製造されてるハズであります。お値段は多少高くなりますが、長持ち度や信頼性を考えると却って割安なんじゃないかしらね。
てなことを色々試行錯誤しつつ、アッチやコッチに迷走した結果は後述(^^;)
実際に使ってみたホンダGB250適用12V開放型バイクバッテリー三種類
んで、ここ数年来で、管理人が使用したいくつかのバッテリーが下記の通りでございます。
それぞれ、ほとんど思いついた感想程度ですが、一応、記憶を頼りに簡潔にまとめときました。よろしければご参考になさっていただければ幸いです。
尚、ご存知の通り、GB250初期型はノーマル仕様が『開放型バッテリー』となっとります。
当然、以下ご紹介するバッテリーもソレ用(開放型タイプ)ということになりますね。クラブマンでも後期型は密閉式(メンテナンスフリー=シールドバッテリー)に変更となっていますので、適用については最終的にご自身でよくご確認されることをお忘れなく。
ACデルコ DB9-B
10年くらい前、GBを購入時に付いていたバッテリー(当然『お古』、確かタイユアサだったと思う)が、その後、半年くらいで逝ってしまい、次を探している時に色々迷った挙げ句に購入したのがこちら。
まずはチェックした純正(?)仕様のGSユアサは1万円以上でした。
ですがそもそも車体の購入金額が「●●円(ご想像にオマカセw)」ですからね~、当然ながら即刻論外(笑)。で、安いのをアレコレ探すと…、
当時出回り始めてたノーブランド…というか、「yell」とか「マキシマ」等の得体の知れない(失礼)中華製の互換品は爆安の2000円程度、なんとGSユアサの五分の一以下であります(笑)。ですが…、
価格は激安でも、さすがに『純ナマ』の中華製はちょっとなぁ…と、二の足を踏んでいたのですね。
そんな折、たまたまヤフオクで格安のこちらデルコの新品出品を発見。日本ブランドじゃないけど、アメリカ製だし全然OKやろ、との思惑で購入。ですが…
ふぎょぎょ!! 届いた商品には「made in China」の印字が!!
やってまった…(^^;)
事前確認を怠った自分の責任ですけどね、他の工業製品、家電でもPCでも携帯でもドンドン中華大陸製になってんだから、少し考えれば予想されたことであります。ま、それでもUSAブランドであることに変わりはないので、普通に長持ちするだろ、とタカを括っていたのですが…
1年半で死にました Orz
当時は割と毎日乗っており、距離も頻度もソコソコだったので、条件的には悪くなかったハズなのですが。
ま、デルコだし、中華製だったことが原因というよりも、たまたま『ハズレ』を引いたのかな、とは思います。ただまあ、気分的にはその後、新たに買う気はあんまりしないかな(ごめんね)。
尚、当時はネット通販で最安5000円程度だった記憶がありますが、現在は、amazonで3500円程で買えるようです。かなりお安くなってますね~。この価格ならノリでサクッとポチっても良いかも(^^;)
ただし、残念ながら「製造国が何処なのか?」の記載が見当たりませんね。検討中の方は購入前に確認してみると良いかもしれません。
古河電池 FB9-B
デルコが死んで次に購入したのがこちら。ユアサと人気を二分する日本の老舗ブランド、古河です。
…前回、「USAかと思ったら中華製だったでござる」のACデルコが、僅か一年半で逝ってしまった悲しみ(笑)のあまり、反動で「コンチクショー」と、管理人が必要以上に日本製に執着した結果でありますw
当時『GSユアサのYB9-B』は既に生産を海外移管しておりましたので、『純日本製』は古河一択、まさに最後の牙城と言われておりました。そう、巷、世間では、ネットでは、そう言われておりました。ですが…
実際購入してみたら、「made in Thailand」(笑)
いや、これも驚いた。当時、ネット通販でも堂々と「古河は唯一の日本製です!!」と強調してるショップも少なからずありましたからねー。もう完全にアウトでしょ(笑)。誇大表示というか詐称というか。
「何かの間違いかな?」と思って、古河電池の本社に電話しましたよ。
確認してもらったら、「FB9-Bはすべて『タイ製』です」とのこと…オイオイ(^^;)。
要するに、いわゆる風雪と言うか…、メーカーの預かり知らぬところで勝手に伝説化されたデマが流布されとった訳ですね。ハッキリ「日本製」って断言しちゃってた販売店、大丈夫だったのかな~?。案外気付かずに使ってる人も多いんだろうね(^^;)
ですが、そういうことになると、結局のところ、『純日本製』は無いということです。
YB9-Bの互換品に関しては、日本ブランドはすべて「逆輸入品」しか選択肢がない、といこと。タイ製だって古河は古河だし、品質的には十分信頼に足るでしょう。これ以上高望みしてもしょうがないもんね。
ただまあ、「逆輸入品」ということであれば、後述の台湾ユアサの方が多少リーズナブル。
古河FB9-Bは7000円前後ですが、台湾ユアサYB9-Bは5000円以内ですからね、ケチくさいけど。
(※厳密に言うと古河は逆輸入品、台湾ユアサは単なる輸入品(海外メーカー製品)となるのかもしれませんが)
で、今度は安心の「日本ブランド」、期待通り、長持ちしてくれるだろ!!との思惑でしたが…
デルコより短い、1年と3ヶ月で寿命に達しました Orz
今回も走行距離等の条件は悪くなかったと思うのですが…
うーん、ま、しょうがないよね。そういうこともあるよ。バッテリーは当たり外れがあるモンだから(^^;)
ただまあ、これに関しては、自分の責任も多少あるかな?とも思っています(古河さんのせいだけではないと)。
夏の猛暑が年ごとに酷くなるにつれ、電解液の蒸発量が半端なくなってきたのもこの時期でした。この辺が開放型バッテリーのメンドクサイところ。庭に放置してるだけでちょっと油断すると電極板が剥き出しになりかかってたりして。
そんなこんなで、昨今は夏の入りと終わりである7月と9月に二回、更に寒さの(と「乗らない」)ピークである2月を併せて、年に計3回、補水と充電をするのがルーチンになっとります。メンテナンスのおかげか、現在は状態が良好ですが、まあ、ビミョーに面倒ではあります。この辺が開放型のツライところ。
詳しくはこちらの記事もどうぞ⇒『GB250バッテリー液補充&充電方法とオススメ充電器』
尚、余談ですが、聞いた話だと…
amazonで買った人で、「国産と違う!!」と文句言って返品&返金して貰った猛者もいるといないとか。あんな重いものを…(^^;) こういう時にamazonは案外手厚いですよね。私も何かの買い物で2回くらい返品受けてもらったことがあるけど、手続きはスムーズでノーストレスだったな。
ま、これは、ウラトリできない人づて又聞き情報なので、話半分で。
台湾ユアサ YB9-B
さて、「タイ製古河」が死んだ結果、残された選択肢も少ない中、チョイスしたのがこちら。
冒頭申し上げた通り、現在、使用中のバッテリーです。
既に四年半近く経過していますが、衰え知らず。清志郎風に言うと「バッテリーはビンビンだぜ♪」(品がないねw)。ま、単に「当たり」を引いただけのような気はしますが(^^;)
この台湾ユアサのYB9-B、嬉しいのは一年(365日)補償が付いていたこと。
ハズレた場合とか、半年過ぎた頃に逝ったりすると泣けるからね~。
現在でも一部ショップ以外、amazonやヤフショ等でも補償付き販売が多いようです。購入をご検討の際は忘れずチェックすべし。
そしてお値段も十分満足。本家GSユアサは1万円以上の「高級品」でしたが、台湾ユアサだと5000円弱とほぼ半額。※ちなみにGB後期型用のシールドバッテリーは更に安く、2500円程度でした。裏山鹿&安っ!!
この両者(GSユアサ⇔台湾ユアサ)の関係もイマイチよく分からんのですよね。
「全く関係ない別会社だ」という説も一部にあるようですが、一応、関係会社ではあるようです。元々台湾の現地資本との合弁だったんでしょうかね。本体(?)のGSユアサの方も、日本電池とユアサがM&Aでホールディングスに統合したりとかいろいろありましたので、現在は割と別々に商売してるのではなかろうか。
なので、台湾ユアサの商品に対して、GSユアサとしてアフターサービス等のサポートや保証はしてないようです(当たり前だけど)が、元々はユアサの支援した技術がベースなのでしょうから、その点では安心ではあります。
さらに面白いことに、管理人が購入した当時は本家GSユアサが中華製(大陸本土)だったような…記憶があるんですよね。だったら台湾の方がむしろ安心よね?…とまでは言わんけど、まあ背中を押してくれたことは間違いありません(笑)。
ちなみに、現在のGSユアサYB9-Bは、amazonの写真を見る限りではmade in Taiwan の記載がありますね。台湾ユアサ委託に切り替えたのかしらね?それとも台湾に工場があるのかな?
記憶違いでは無いと思うんだけどな。
お金に余裕のある方は本家GSユアサもあり
以上、三点ご紹介しました。
んで、私は使ったことがありませんが、最後に『本家GSユアサのYB9-B』も一応、貼っておきましょう。
GSユアサ YB9-B
多分、クラブマンの工場出荷状態の純正ノーマル仕様はこちらのはず…。ま、ユアサが日本電池とくっついたりして元の会社とは違いますけどね。
ちなみに興味本位でクラブマンのパーツリストをチェックしてみると…
部品番号は31500-473-007、そしてパーツリスト上のお値段は何と…
「時価」w(寿司屋かよ)
バッテリーってボラティリティーが高い商品なのかな(^^;)
んで、更にワルノリして試しにwebikeで見積りをとってみたら…、やはり廃盤でしたw
うーん、ホンダ経由の「純正部品」の値段を見てみたかったが…、まあそんな人いないよね。工賃も高そうw
まあ、安心度では圧倒的にナンバーワンでしょう。
私みたいな貧乏人には手が出ませんが、お財布に余裕のある方は是非どうぞ。
オマケ:バッテリーケースを改造して密閉型(シールド型=MFメンテナンスフリー)を使う手もある
最後に余談です。
台湾ユアサのところで少し触れましたが、GB250用でも後期型のシールドバッテリーになると極端に安くなります。現在は3500円程度のようですが、数年前は2500円位からあった記憶がありますね。昔は高価なのは密閉型>開放型だったんだけどね~。
理由は様々でしょうが、おそらく要は、世の中既に「シールドバッテリーがデフォルトだから」 なのでしょう。単純に生産量の違い、スケールメリットの違いかと。
MF(メンテナンスフリー)バッテリーはサイズがコンパクトで扱いも楽ですし、転倒しても電解液が溢れないし、クルマと違って積載容量が少ないバイクにはもってこい。開放型よりも消耗度が分かりにくい(突然死する)ってのはあるけど、これだけ価格が安けりゃそちらを選ばない理由はないよね。道理であります。
(この辺はクラブマンの後期型に乗ってる方がお詳しいかと思いますが)
んで、数年前、ちょっと実験君というかトライしたことがございます。
開放型バッテリー⇒MFバッテリーに換装できまいか?(・∀・)ピコーン
ヤフオクで100円程度で購入したジャンクのエアクリーナーボックスに付いてたバッテリーケースを外し、これを後期型用シールドバッテリーが収まるように加工できれば…後期型の安いシールドバッテリーが使えるかも?との思惑であります。早速プライヤーやら何やらで、力技で折ったり曲げたりしたんですけど、イマイチ尺が合わなかったんですよね。家庭用のなんちゃってハンドツールでは限界でございました。
もしかすると5型用のバッテリーケース等を購入して取り付ける方が簡単かもしれません(探せば数百円で入手できるかと)。
ただし、若干形状が違うため、マグネティックスイッチやヒューズボックの取り回しが異なりますので、多少の加工は必要かと思います。
管理人はその後、忙しいしもうエエわ、とサジを投げてしまいましたが、興味のある方はご自身でどうぞ。うまくイケばその後ずっと便利ですもんね。
で、一応、注意点をひとつだけ。
ご存知の方も多いでしょうが、密閉型は過充電に弱いですので、レギュレーターの交換等が必要になるかもしれません。また、充電器も開放型用のモノをそのまま使用するとバッテリーを傷める可能性もあります。なので、実際に換装して運用しているの人の実例など、詳しく情報収集してよくご確認されることを強くオススメいたします。
ということで、一応、以下、クラブマン用のシールドバッテリー互換品のリンク先も貼っておきますね。
GB250後期型に乗ってる方もご参考にどうぞ。やはり台湾ユアサが安くなっているようですね。
↓クラブマン4型用シールドバッテリー『YTX7L-BS』互換品
↓クラブマン5型用シールドバッテリー『YTX9-BS』互換品
5型用は小さくてエエなぁ(;´Д`)
お約束ですが、適用確認は最終的にご自身の責任で。
まとめ
ということで、正月早々、かなり手抜きな投稿で恐縮です(^^;)
まあバッテリーってのはタイヤなどと同様、定期的に交換を要する消耗品でもありますので、次回はどうしよっかな~、とお悩みの方はご参考にどうぞ。
個人的には…
「どれか一個をオススメしてくれ!!」と言われたら台湾ユアサかなぁ。
使用感が私一人分のデータしかないので迂闊に一般化は出来ませんが…皆さん、PCだってスマホだって台湾製普通に使ってるでしょ?全然良いと思うんだよね。
- ユアサブランドの信頼度
- (大陸でない)台湾製
- 値段的にもマル、古河より安い
- 一年補償付きで買えば安心
…って感じでよろしいんじゃないでしょうかね。
まあ、購入前にはamazon等のレビューも是非精査されることを強くオススメいたします。
『純中華』を除いて基本的にさして性能差は無いのだろうと思います。
結局は当たり外れもあるし、開放型の場合はメンテナンス=お手入れの状態にも拠って寿命も変わりますので、あくまでご参考程度に。
本日も最後までお付き合いくださりありがとうございました。
本年もよろしくお願いいたしますm(_ _)m
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