いつもご覧下さりありがとうございます。
DIY…とはとても呼べない、実験くんのネタ記事です。
取説の2ページ目辺りにデカデカと書いてある、『こんな使い方はしないで!!』の典型。
本来の使用方法から極めて逸脱しとりますので 当然メーカーの保証対象外となる…だけでなく、やり方によっては結構危険!!だったりします。オイオイ(^^;)
冗談でなく、読者に同様の作業をオススメするものでは決してありません。
ちょっと参考にしよ…という方は絶対に読まないように!!
好奇心を抑えられない方のみ、あくまで興味本位で読むだけ限定(絶対に真似をしないように!!)
わかったね!!
ではどうぞ。
コードレス電話子機の充電池(バッテリー)は長持ちしない
今や、というより随分前からすっかり一般化したコードレス電話。
まるで100年前から変わらず存在してるかのような佇まいですが、今からン十年前、管理人が高坊の頃は、まだ電電公社規格品の『ダイヤル式』電話でした(『黒電話』…と言いたいところですが、うちのは『ベージュ』だったのだ)。んで、特別に長~くしてもらったコードで電話機を二階の自室にまで引っ張って『内緒の電話』をしたりしたもんです、ナツカシス。
ま、最近は携帯というかスマホで済んじゃうから、そもそも固定電話を持ってない人も多いようですね。「半分、青い。」の永野芽郁さんが「ダイヤル式のピンク電話、どうやって使うか分からんかった」と言っとったのは衝撃的だったな(笑)。
さてそのコードレス電話の子機、大概、受け台が充電器になっており、通話が終わって台に載せると即充電されるしくみになっとりますね。子機の裏側の電池カバーをパッカンと開けると分かりますが、中には専用の充電池、ニッケル水素やらリチウムイオンやらの二次電池が入ってますね。ところがこれ、ご存知の通り、長持ちしない。2年もすると寿命になっちゃうんですよね~。そして交換用電池が思いのほか高価という。
数が出ないのが大きな理由なのでしょうが…
電話機が安過ぎるってのもありますが、まるごと買い直した方が安いんじゃね?と思う方も少なくないのでは?結局、交換した新しいバッテリーも大して長持ちしないから、また何度も買い直す羽目になりますんでね。アホみたい。
スマホの電池なんかでよく耳にするけど、二次電池って充電できる上限(寿命)の回数がある程度決まっている、って聞きますもんね~。そもそも話が終わる度に充電器に置く、というのが良くないのかもしれんよね~。
電池切れで、ただのオブジェ(置物)と化しているコードレス子機
で、こちらが、管理人が仕事場のデスク脇で使ってる電話機さん。
「ユニデン」という会社のコードレス電話機、お祭り男風に言うところのやっすいやつですw
こちらがその子機。
大して使わんうちに、充電が全然できなくなって、いまや子機を手にとって二秒もしないうちに電源が落ちてしまいます。つーことでほとんど使用しとらんもんで、まあキレイなこと(笑)。
ま、子機があれば便利っちゃ便利なんだけど、無かったらなかったで何とかなるもんです。必要なら電話線を伸ばして親機の電話機ごと手元に引っ張ってくるとかね。イザとなれば携帯もあるし。
強いて言えば…、何か分からんことがあってコールセンターとかに架けると、混んでて順番待ちになることがありますよね。んで、オンフック(スピーカーホン)のまま放置して仕事とかしてる訳ですが…、
そういう待ち時間の間に催したりすると便所に行けない(笑)のがやや不便なくらい。
といっても我慢できない時は止むを得ず…となるので、不ウンにも用足ししてる最中に繋がっちゃうと、電話口の向こうでオペレータの方が「お待たせしました。もしもーし、もしもーし、お客様ぁー、お客様ぁー…」「あーチョット待って~(今、紙で拭いてるからー)」なんてことになります。
この通り、裏蓋を開けると充電用バッテリーが出てきます。とうの昔にすっかり「アガっちゃった」状態。
単4×三本?しかし…高価な交換電池(バッテリー)、新品コードレス電話機買った方が安いレベル
記載事項を確認すると…ニッケル水素(Ni-MH)電池、3.6V、700mAhとの表記がありますね。
形状と大きさ、そして電圧と容量からすると、おそらく…一目瞭然、とは言わないけど、単4が三本直列に連結されているだけのような気がします。
これを交換部品で買うと…1600-1700円もします(笑)。
ELPA(朝日電器)の互換品だと多少安くなりますが、それでも送込1100円ほど(Amazon)。
うーん、ケチる訳じゃないんだけど、そもそも、この電話機(親機+子機)自体が2500円もしなかったのにね~w
捨てる前に…ちょっとだけ実験
使ってないモノ=基本的に無くても困らない物=そもそも不要なモノだ、という理屈はございます。
昨今の身の回り整理の一環で大量廃棄モード、気分もプッツン状態の小生、もう捨てたろか、と一瞬思ったのですが…
どうせ捨てるんならちょっと遊んでみっか?
ということで、実は以前より少し気になっていた、アレを試してみたのでした。
ですが、先に言っちゃうと、結果は△~☓と言っていいかも。
あくまでオモシロ半分でどうぞ(^^;)
買って来たもの
まず用意したのがこちら。
ダイソーのなんちゃって単4ニッケル水素充電池、108円也×三本。
いわゆる、「『エネループ』もどき」であります。本家エネループは高級品ですので、こんなお遊びには勿体なくて使えません。まあでも、一本108円は決して安くはないよね。品質考えたら安い店(単4四本で1200円位か)でエネループ買った方がお得だと思う。
これを子機の裏側に置いてみると…
ほーら、ピッタりんこ♪ 構造上はこれで使えるハズ…だけどね。
で、もう一個用意したのがこちらの単4×三本の電池ケース。
以前に投稿した12V電源作成の話(⇒『秋葉原まで行く必要なし!!単3八本で12V電源自作』)でお世話になった町田の電子部品屋さんで、一個150円で購入してきました。ホントは電池端子(金具の部分)だけ欲しかったんだけど無かったのよね~。
んで、この電池ケースになんちゃってダイソーエネループをセットし、子機へ…
…やっぱり入りませんよね(^^;)
これでコトが済めば話は早かったんだけど、そんなに甘くはありません。
電池ケースをバラシて端子だけを取り出す
ということで、せっかく買ってきた電池ケースをメキメキにぶっ壊してゆきます。ま、これはある程度想定しとったことですがw
電工ペンチで軽く撚るだけ、案外簡単にパキパキ割れてゆきます。
ほぼスッカラカン、スケルトン状態になってしまいました。大丈夫か?これw
カプラー付きのリード線を取り出す
元の充電池のビニールカバーを外します。
「絶対に分解しないように!!(怒)」…のようなことが書かれておりました。良い子は真似しないように。
ほーら、やっぱり単4三本。
このカプラー付きの赤黒線は、のちほど取り外し、再利用します。これ無いと、どうもならんので。
完成予想のレイアウトと配線図
イメージ的にはこんなレイアウト。
配線図にするとこんな感じです。
元の充電池とは若干レイアウトが異なりますが、電子部品屋さんで買ってきた電池ケースの並び方に合わせました。
ハンダ加工
まずは、元の充電池にくっついてるカプラー付き赤黒線を取り外し、その後、上記の配線図の通り、リード線と端子を四箇所ハンダ付けします。
くっつけるのはさほど難しくないんだけど、リード線の皮膜が溶けないように注意。できた♪
尚、赤黒のカプラー付きリード線は、元々充電池にはんだ付けされてます。
なので、外す際はハンダゴテを電極を軽く熱すればすぐ取れる…筈ですが、これはかなり危険。素人作業としてはヤヴァイ作業です。なので、リード線が多少短くなりますが、ニッパで切って、先端をストリッパーで新たに皮膜を剥きました。
電池を直接ハンダゴテで熱するのは極めて危険
ちょっと脱線しますが…
このように面倒な電極加工&設置をするのではなく、充電池そのものを作成してしまう方法もない訳ではありません。単に、乾電池三本をテープで固定し、カプラー付きリード線を電極に『ハンダ付け』している猛者もいるとかいないとか。昔はラジコンレースで電池(電極)に直接ハンダ付けしたよ、なんて人もいるでしょう。
ですが!!
それはあくまでそういう特別なスキルを持ってる人に限った話です。
高温高出力の機材で極めて短時間にすばやく作業できるような玄人さんの話。
安いハンダゴテを片手に右往左往、モタモタしてるような我々素人が誰でも出来る訳ではありません。安易に一般化するのは極めて危険であります。
何かあってからでは取り返しがつきません。
冗談でなく、絶対にやらないように(マジで)。
接着剤で固定…が、なかなかくっつかない
あとはこの電極を子機の裏側に固定するのみ。
家に落ちてた、ダイソーの瞬間接着剤を使用。あまりよく読まずに使ったせいもあるけど…
なかなかくっつきません(;´Д`)
この接着剤、ポリプロピレンはくっつきにくいみたい。母材が溶け出すばかりでなかなか固まりません。そして上側はまだしも、下側は『壁』的なモノがないので、接着面がプレートの底での細い面積しかない、というのも難航した原因。
瞬間接着剤ではなくグルーガンの方が良かったかもしれませんが、あまりスペースがないので『盛りすぎ』になっちゃうと困るし…
ある程度固まった頃合いを見計らって、電池を入れてみました。
ちょっとキツかった(^^;)
端子金具だけならまだしも、プラスチック片の厚みの分、全体の尺がややタイトだったようで。マイナス極側のスプリングをカットして少し短くしたのですが、それでも油断すると電池を押し出すか、もしくは接着した電極を剥がしてしまいそうな勢い。
このまま強引に裏蓋を閉めて、完全に接着するまで一晩放置しときました。
充電器(子機台)に載せると…直った?
翌朝、電極がシッカリくっついたのを確認して、充電台に設置。
うん、なんとか充電されているようです。
その後、実際に使ってみましたが、前のように二秒で落ちることもなく、普通に通話できました。
まとめ
結論から言うとかなり微妙です(^^;)
- 接着剤がなかなかくっつかずに、仕上がりがキレイにできなかった
- そのため、せっかく電池交換できる構造なのに、耐久性が『かなり』怪しいw
- コスト的にも微妙
- 作業は危険を伴う(素人はご法度)
子機裏蓋の内側、尺がもう少し長ければ、そして下側に『壁』があればもう少し上手くいったかもしれません。まあでも個別事情というか、所与の前提条件だからやむ無し。
ニッケル水素電池はそもそもかなり扱いがデリケートな危険物です。
配線ショートなどは論外ですが、間違えて、プラスマイナス逆の状態で充電台に載せたりなんかでもしたら…
煙モクモク、「なんか焦げ臭いな?」んで、電池を触ったらアッチッチ!! …なんてなったらもう手遅れです。オソロシス
コトにとってはシャレでは済みません。万一事故(爆発⇒火事⇒近所に延焼=重過失)にでもなったらエライことだしね((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
(つい先日の札幌の不動産屋のスプレー事件、あんな事態も決して他人事ではありません)
メーカー保証等を捨てて自己責任でやるほどのメリットはないかなぁ。
コスト的にもビミョーですね。
今回の材料費が約500円、ELPAの互換品が1000円ちょっとですからねぇ。普通にそっち買うべきかな。
というより…もう電話機そのものを買い直したろか。
…は、決して言ってはいけなんだろうな(^^;)
これ(↑)なんて3000円そこそこですよ。シャープなのに(笑)。
以上、なんちゃってDIYのネタ雑談でした。
何度も言いますが、決して真似しないように!!
あくまでネタです。
本日も最後までお付き合いくださりありがとうございました。
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