GB250 外装レストア タンク&カウル ノーマル自家塗装①準備&下地編 バイク弄り

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いつもご覧くださってありがとうございます。

昨年の3月初旬に着手して、なんと遥々9月までかかった、GB250クラブマン、外装レストアの備忘録です。忘れないうちに書いておこうかと。

タンク、リアカウル、サイドカバー左右を初期型(E型)の純正ノーマル黒仕様のデザインに塗り直しました。全て缶スプレーでの自家塗装です。
ウィングマークやGBのエンブレム、タンクのラインストライプやHondaロゴは、既にパーツ廃盤(部品が出ない)ですので、試行錯誤しながら、カッティングシートやマスキングテープを駆使して、スプレー缶で描き上げました。かなり苦労しましたが、その過程で知り得たことも多々ありますので、できる範囲でご紹介したいと思います。

ただ、今となっては、作業途中にちゃんと写真を撮っておかなかったことを若干後悔しております。文章での説明が多くなってしまい申し訳ありませんが、興味のある方、参考にしていただければ幸いです。

尚、あくまで素人作業です。非効率的であったり、正しくない作業方法など多々含まれているはずです。生温か~く見守っていただくと共に、もし参考になされる際は、他にも先人の知恵袋を事前に幅広く情報収集の上、十分ご留意・検討の上、自己責任で行ってください。

ボリュームが大きくなってしまいましたので分割して少しずつアップしていきます。ご面倒ですが、ごゆるりとお付き合いくださいませ。
→第二弾『デカール再現編』はこちら
→第三弾『塗装&カウル再生編』はこちら

ではどうぞ。

事の発端は発想の転換

我が家のGBの変遷

GB250クラブマン初期型我が家にやってきたのは2009年の夏頃でした。他に当時のモノが残っていないので、あまり良くない写真ですがご覧ください。昭和臭が漂ってますね。ですが、単にデジカメのの画素数が粗いだけですw まだ7-8年前の話。

かなり朽ちてる状態でしたが、奇跡的にノーマル純正の原型をだいぶ留めてるシルバーの初期型(E型)でした。まあよ~く凝視するとツギハギだらけでしたけどw 
これは半年ほど経ってから、ウィンカーを純正品に戻した後ですね。
タンクとリアカウル、サイドカバーは来た時から純正ノーマルでした。大分くすんでましたが、まだ塗装のクリア層が残ってましたので、「花咲かGワックス」で丁寧に磨いたら割とピカピカになりました。

この後、暫くは整備と言うか修理と言うか、修復というか…、エンドレスなトラブルと格闘することになります。結果、ほぼ全身、手が入りました。触ってないのは…クランクケース内とスイングアームくらいかな?

GB250クラブマン初期型シルバー右の写真は数年後。
メカ的には、ほぼ生き返った状態です。5000回転から上の蹴っ飛ばされるような加速感もバッチリです。壊れたらイヤだから、めったに回しませんがw  燃費も街乗り33km、高速38kmくらいまでは回復しました。

外装は少しずつ程度の良いモノに換装。この状態でほぼフルノーマル完成です。やむなくの代用品は左ステップリア側のボルトとゴムくらいかな。1983年発売当事のホンダ純正オプションも、値頃品が入手出来次第追加しました。写真ではリアキャリア、メーターバイザー、アルミチェーンケースが着いてますね。一生懸命ピカールで磨いたなあ…。

GB250クラブマン初期型シルバー左の写真はリアにゴールドウィンのサイドバッグ(小)を付けた状態。案外似合うと思うのですが…自己満足かな?(^^;)A

その後、なんとなく黒の外装もいいなあ…と考えてた頃、オークションで黒の純正初期型外装一式を格安入手(半分ジャンク状態)。カウルやフェンダーはなんとか綺麗になったのですが…。肝心のタンクのサビと穴開きが酷い状態。
サンポールetc.で錆び取りし、ハンダでの穴埋めも着手してはみたのですが、途中で放置、いつの間にか押入れの肥やしになり幾歳月。

GB250クラブマン初期型 

その後、念願だったアルミの前後フェンダー(もちろんホンダ純正)を入手。鏡のように磨き上げ換装しました。

で、その際に気分転換ってことで黒のカウルに換えたのが右の状態です。ただし肝心のタンクが穴開きなので、予備保管の2型ガンメタのタンクにしたら…不思議なことに結構似合いますw 少し独特な雰囲気ですが。

ちなみにこのタンク、縁あって「タダ」で戴いたブツなのです。外は若干の凹みと謎のモルタル(?)の付着多数。ですが中は目視できる範囲に関しては新品のように滅茶苦茶綺麗。

gb250-gunmetal5左の写真はホムセン箱積んだ状態ですね。

この写真だと綺麗にみえますが、タンクに付着物とタッチペン多数でアバタになってます。ベースの塗装面は花咲かGのおかげで光ってますけどね。

この状態で二年ほど使いました。初期型と二型ではフレームの太さが異なるため、強くニーグリップすると若干左右に歪みます(汗)。でもいつかは黒の純正品に換えたいなあ…と思いつつ、良縁が無く、時は過ぎていったのでした。

純正黒のタンクが欲しい!うまく穴塞ぐ方法はないものか…?

穴開きタンク近影

perforated-tank1-rustremoved右の写真が、少しだけハンダ穴埋めしたものの、途中で放置されてしまった可愛そうなジャンクタンクです。右前に大穴開いてるのが分かるでしょうか。ちなみにサビ取りは済んでます。

一旦お蔵入りすると、何かのキッカケがない限り闇に葬られてしまうのは世の常です。トロヤの遺跡だって発掘されるまでは子供の遊び場だったとかなかったとか。あのまま何十年も押入れに放置されてても不思議じゃなかったなw

チョークワイヤー修理で思い出した

最初のきっかけは正月明け、チョークワイヤーが切れ掛かってて何とかせにゃ、というところに遡ります。ご存知の通り、GB初期型のチョークワイヤーは2型以降と互換性がなく(キャブの形状が違うからね)、その上純正部品は既に廃盤で入手不可能。ハリケーンのロングワイヤーで当座ごまかしたのですが、ビローンと余ってるワイヤーがかっこ悪い。ヤフオク見てもボロい中古品しか出てこないし。

で、いろいろ調べた結果、真鍮パイプとハンダで修理できるらしいとの情報をゲット。期限付きのヤフーポイントを貰う度に少しずつ材料を集め始めました。

tools-for-repairing-chokecable

詳細は別の機会に書きますので、一応資材だけご紹介。タイコサイズのφの真鍮パイプ2個、自転車用のワイヤー中身(スチール)、100均調達のピンドリルとパイプカッター、しめて800円くらいかな?これで直しちゃいました♪資材まだいっぱい余ってますんであと100年分くらいは大丈夫かなw

一応注意しておきます。「やってみたい!」と思った方、チョークケーブルだけにしてくださいね。ブレーキ(GBはないけど)は論外ですが、スロットル・クラッチなど高頻度高負荷な箇所には絶対に手を出さないように!)。自分だけでなく他人の命にも関わります。

はんだこて 板金ハンダで、この時久しぶりにハンダ弄ったりして、そういやタンクの穴埋めいい加減にやらねばなあ、と思い出したのです。ただまあ放置してたのは理由もあって、障害になってたのは、

  • ハンダで埋めきれない大穴の処理⇒ブリキ板や真鍮板を貼り付ける?
  • 融点の高い板金ハンダやロウ付けにしたい⇒バーナー要る?

この辺がずーっと曖昧なまま先送りしてきた訳であります。

タイヤ交換時にプロに相談

話は飛んで二月。二年半ぶりにリアタイヤを交換しました。ホイール外してバイク屋さんへ持ち込みです。組換えのみ工賃1000円でやってくれる、とーっても良心的なバイク屋さん(→詳しくはこちら)です。で、作業中にいろいろ雑談がてら相談した結果、

  • 穴塞ぎはプロでも難しい。
  • ネット状の金属をベースに板金ハンダを盛る方法はある
  • 素直に諦めた方が良いと思う(ガソリン危険だし)

との助言を貰いました。うーむ、迷うなあ…。迷いつつも徐々に資材を揃えたりして。

 brass-plate-and-netバーナー 中華製

上はヤフーポイントで購入の真鍮のネットと板。
 下はGMOの株主優待ポイント(くまぽん)で購入したバーナー。これで多分ロウ付けいけるかな?

資材は着実に揃ってきました。

Monotaroの優待

さらに話は飛んで三月。モノタローの株主優待、3000円分の自社製品お好きなものカタログチョイスが来ました。「よっしゃ修復用資材、あと足りないものは…」とアレコレ迷ってる時に目に留まったのが自社ブランドのラッカースプレー缶。結構安いのね。
「よく考えたら穴塞いでも、跡がボコボコしてるからパテ埋めしなきゃいかんしなあ、そうすると仕上げに塗装も必要だしなあ、継ぎ目とか汚くなっちゃうかなあ…そうすると全部塗り直した方がいいかなあ」なんてことを風呂に浸かりながらアレコレ思案してる時。

( ゜∀゜)!!ピコーン

閃きました。

どうせ塗るなら下地、別に初期型タンクじゃなくてよくね?

なぜもっと早くこのことに気づかなかったのか。
穴を埋める事ばっかり考えてました。せっかく上物(中身まっさら美品)の2型タンクがあるんだから、色だけ塗ればいいんだわ。

そして、試行錯誤・紆余曲折が始まりました。
本年3月より上記の2型タンクを一旦外し、外装を塗り直す作業を断行。結果、できあがった完成形がこちら↓

gb250-black

ガンメタ&ブラックも不思議な良さがありましたが、純正ブラックはやっぱりカッコイイ!苦労したけど頑張ってよかった~。

事前準備(情報収集と材料集め)

方針が固まりましたので、必要な工程や手順、具体的な作業を洗い出してゆきます。

  1. 元の塗装を剥がす、もしくは表面を削る
  2. 凹みをパテ埋めして綺麗に整形する
  3. 塗装をする
  4. ウィングマークやステッカー、ラインストライプ等を再現する

1.は剥離材を使うか、ペーパーで削るだけです。技術的にそれほど問題はなさそうです。
2.は経験がありません。3.も塗装自体は経験がありますが、いざ「綺麗に」「ちゃんと」やろうと思うと一から勉強せねばなりません。
4.は今回最大の関門です。ここがうまくいかないとガッカリな仕上がりになってしまいます。

下地作りと塗装の手順

今回、ネット上の様々な先人の知恵にお世話になりました。感謝を込めて一部ではありますがご紹介させていただきたいと思います。よろしければ参考になさってください。

安物缶スプレーで綺麗に塗装する方法!!
バイク用塗料の基礎
フレーク塗装&【金ラメ】ロゴ塗装方法解説! ゼファー750編
プロのウラワザ教えます
マスキング手順 ZⅡ火の玉 (前編)

本っ当にお世話になりました。これらの有難い情報がなければとても最後まで辿り着けませんでした。いろいろ勉強した結果、結論としては、

  1. 下地は時間をかければなんとかなる
    1. パテは市販のソフト99でもOK
    2. サフェーサーもソフト99でも大丈夫
  2. 塗装もコンプレッサーなし、缶スプレーでも工夫次第でなんとかなりそう
    1. シルバーは難しそうだがソリッドの黒ならなんとかなる
    2. ラッカーで本塗り、エナメルかウレタンのクリアで仕上げる
  3. マスキングテープでラインも描けそう

とにかく焦らず時間をかければ何とかなりそう!ということでここまではひと安心。
問題はウィングマークとHondaロゴですね…。

ステッカーやデカールをどう再現するか

本来はシール貼ってオシマイです。で、最後に上からクリア噴けば完成。
なぜ困ってるかというと、部品廃盤、つまり売り切れ在庫なしだからです。ホンダさんに頼んでももう買うことができません。たまーにヤフオクなんかに出ることもあるようですけどね。ほぼ見たことがないです。

ステッカーを自作できないか?

最初に考えたのはステッカーの作成。こちらのサイトの情報に大変お世話になりました。

R1-Z(その39・・・ステッカーを複製する)
[28873:手作りステッカー]-商品情報|ラベル・シールのエーワン

スゴイ時代ですよね。PCとスキャナ、画像加工ソフト(フリーソフト多数)、そしてプリンターで、いくらでもオリジナルステッカーが作れてしまうという。レストアのやり方も進化してますねえ。
エーワンさんには具体的に、素材や塗装との相性、そして褪色や防水シートなどについて相談に乗っていただきました。こんな個人の、しかも相当安い商品についての問い合わせ、ほぼ「ボランティア」対応だと思いますが、親切丁寧に教えていただきました。担当の方に感謝です。

で、結論としては、

  • インクジェットプリンターで印刷する以上は屋外利用(紫外線)での褪色は避けられない
  • 従ってステッカーの上からクリアを噴くのではなく、塗装完成後にステッカーとして貼る方が現実的。
  • 半年くらいで褪色すると思われるので、都度貼り直すしかない
  • 上から防水シートを貼れば雨は凌げるはず。ただしデザイン的には△かも。
  • (プリンタインク使用を回避すべく)業務用の印刷機等の利用は、想定外だしわからない。そのようなサービスができる業者の情報もない。

とまあこんな感じです。ステッカー作って定期的に張替えるのが現実的かなと。

塗装で絵を描くなんて…?

そんな折に出会ったサイトがこちら。

GB250タンク塗装完了です : 車・バイクのキズ修理・板金塗装・全塗装・トラック架装・施工例・愛媛県松山市ナップファクトリー

ス・ゴ・イです。芸術的。

これはあくまでその道のプロの方が、それなりの設備を利用し、匠の技で仕上げた「作品」ですよね。素人が簡単に真似できるシロモノじゃありません。が…。

ウィングマークも、Hondaロゴも、塗装でできるんや!

ということを知り得たのが最大の収穫でした。「絶対に」不可能というワケではないと。
楽観的に、というより好奇心が勝ったというか、お気楽に「試しにやってみよ!」となった訳であります。実験君の血ですね。まあ仕事じゃないんで。

資材集め

ということでだいたいの工程のイメージが出来上がりました。手順に合わせて必要なものを集めてゆきます。

  1. タンク表面のモルタル等の除去、塗装剥離
    1. サンドペーパー(60番くらいから、粗い奴)
  2. 下地作り、凹みの修正
    1. 厚づけパテ、薄づけパテ
    2. ヘラ
    3. 水研ぎ耐水ペーパー(#240,400,600,1000,)
    4. ペーパーを巻く当て木
    5. プラサフ
  3. 塗装とストライプ作成
    1. 本塗り用ラッカー黒(300ml、2-3本)
    2. シリコンオフ
    3. ライン用ゴールド(ラッカー)
    4. マスキングテープ(太、中8mm、細2mm)
    5. 修正用ペイントマーカー(黒、金)
    6. 仕上げ用クリアスプレー(エナメルorウレタン、300ml、2本くらい)
  4. マークの作成
    1. デジタル加工データ(ができるソフト)
    2. カッティングシート、スプレー糊
    3. デザインナイフ
    4. マスキングテープ
    5. ラッカースプレー(金、茶、こげ茶、黒)
    6. 修正用ペイントマーカー(金、茶、こげ茶、黒)

まとめるとだいたいこんなイメージですね。それぞれ具体的には後述の、実際の作業の中でご紹介していきたいと思います。

 

 

ここから先は、実際の作業の備忘録です。実際に行った作業を時系列で整理してご紹介してまいります。記憶を辿りながら…。それではどうぞ。

予備タンクと交換・洗浄(2016年4月)

タンクを交換

まずはタンクを外します。
GB250 シーと外してタンクを外す最初に前提ですけど、燃料がリザーブに切り替わって(まだ2Lは残ってます)から、更にガス欠寸前まで使い切ってから作業します。残燃料が多いと携行缶があっても大変なことになります。
残燃料と、自分のスケジュールと、天気と、なかなかピッタリとマッチにしないのがDIYのツライところでありますw

余談だけど、近所で、自宅ガレージで車修理中にガソリン引火させて消防車大集合させた若い子がおります。笑い事では…違った、他人事ではありません。

さて、みなさんご存知の通り、クラブマンの初期型は①リアカウル&タンデムシート②メインシート③タンク、の順番にボルトを外せばタンクが外せます。ガソリンホースも忘れずに外します。

GB250 2型タンク ガンメタそして作業は当日中には終わりませんので、その間の「代車」ならぬ”代タンク”に換装しなければなりません。すぐ塗装して完成!とはいきませんので…。

←こちらは約半年間、「代役」として頑張ってくれた予備タンク2号。これもガンメタ2型です。こちらはヤフオク3000円。中も外も綺麗!ですが、残念なことに右側がベコっと凹んでます。立ちゴケでしょうかね。

なんかガンメタ多いですよね~。ちなみに我が家のタンク在庫を整理すると、

  1. 初期型シルバー(『~変遷』写真参照)
  2. 初期型ブラック穴空き サビ取り済み、穴埋め途中放棄(『~変遷』のマスキングテープ貼ってある写真)
  3. 初期型ブラック穴空き 洗浄のみ(実はもう一個あったりして。下の穴開きタンクの写真)
  4. 二型ガンメタ中綺麗、外アバタ&凹み少々(『~変遷』写真参照、今回黒に塗装する素材)
  5. 二型ガンメタ中綺麗、外綺麗だけど右に大きめの凹みあり(↑上の写真、今回の代タンク)

…他にはなかったよな?五個も有るw ちなみにマフラーも三本、エンジンも二機とヘッドだけが二個、他にも部品、多数在庫がございます(汗) オカンが怒る訳です。
元々着けてた4を外して塗装、5を作業中の代用品にします。久しぶりに1のシルバーに戻しても良かったんですが、黒系の落ち着いた色に慣れちゃったのと、シルバー外装一式譲渡しようかと思ってたので再度洗ったりとかメンドクサいと。なので、そのままガンメタさんにしてしまいました。今後2と3の処遇も考えねばなりませぬ。粗大ゴミかな。

欠陥設計?メンドクサいガソリン抜き

外したタンク、まずはガソリンを抜くのが一仕事。

コックを外せばじゃぼじゃぼ出てきます。ついでにタンクキャップも外してしまいます。抜いたガソリンは新しく装着するタンクに慎重に移します。

GB250 タンク ジャンク 大穴ただね、問題があります。言い難いんだけど、多分GBのタンクは構造上欠陥設計だと思うんですね。コックの穴が一番低いところにないのね。だから、コックを外しただけだと全てのガソリンを抜くことができません。これは結露の水が溜まり易くサビの原因となります。オークションのジャンクタンク(うちにも二個ありますが)で、多くの場合前方に線形の大穴が開いているのはコレが原因だと思われます。

バスタブだってそうでしょ。一番低いところに穴が開いてないと風呂掃除できないよね。なぜこんな構造になってるのか。知ってる人がいたら教えていただきたい。

ガソリンタンク 灯油ポンプでもまあ何とかせねばなりません。

で登場するのがこちら、ご存知「醤油ちゅるちゅる」(←何故か「灯油」ではないw)。最近は100均でも入手できますが、オリジナルの特許保有者は、かの有名な発明王ドクター中松先生であります(真偽は不明だけどね)。

中松氏に敬意を表しつつ上の穴から慎重に突っ込みます。タンクを前のほうに倒し、右側の前に残りのガソリンが溜まる様に傾けながら、底のガソリンをちゅるちゅるで吸い上げます。ですが最後の数十mlはどうしても抜けません。

kerosene-pump3ちゅるちゅるの先っぽにボロ布を巻き、太めの輪ゴムを巻き付け布に染み込ませるしかありません。地味に何回もやらないとダメです。耐えましょう。

ボロ雑巾にヒモつけたりとかいろいろやったんですけどね、私の浅知恵ではこれが最善手でございます。もっといい方法知ってる方、いらっしゃたら是非ご教授くださいませ。

洗浄も同じ理由でメンドクサイ…

ガソリンがほぼ出涸らしたら洗浄です。作業は長期に渡ります(まさか半年かかるとは思いませんでしたが汗)。塗装後の乾燥は室内ですし、パテ等の成型も基本的に室内でのんびりやることになります。なので、こんなガソリン臭いブツをそのままでは屋内に持ち込めませんw

食器用洗剤 中性洗剤庭の水道蛇口を使って、まずは水をジャブジャブぶっこみ、2~3回すすぎます。

次に中性洗剤を気持ち多めに投入。台所用洗剤が脱脂力抜群でオススメです。昔はアルカリ性のマジックリンを使ったものですが、最近は食器洗剤が一番落ちる気がしますね。普通の洗車にもオススメです。原液のままシェイクして細部に行き渡らせます。続いてお湯を少々投入。あとは体力の限りシェイクシェイクです。
入念にシェイクしたら、お湯を足して15分ほど放置。その後すすぎです。水入れて出すの繰り返し。

最後は、ガソリンを抜いた時と同じく、今度は水が完全に抜け切れません(T_T)ので、またもや醤油ちゅるちゅるに布巻いて吸い出します。完全に水気を切っておかないと簡単に錆びて、下手すると穴が開きますので、ここは執念で頑張ります。

crc556乾燥にドライヤーをかける方もいるようですが、私はあまり効果を感じられませでした。ヒートガンならいいのかな?

で、これ以上拭き取れないくらいになったら多少湿気が残った状態でもいいので、CRC556をやや多めにブシャーっと投入します。これでサビは防げます。
余談ですが毎度必ずやる失敗。CRCのノズルをタンク内に落とす、というか吹き矢のようにすっ飛ばす。金属なら磁石で拾えますが、ノズルはプラです。拾うには再び水を満タンにするしかありませんw 気をつけましょう。

ここまでうまくいけば、あとは腰を落ち着けて作業できます。
ちなみにヤフオクなんかでゲットした予備タンクを、押入れなどに長期保管する際も、上記の手順でやればニオイもOK、サビも防げます。

ところで作業が始まると結構な修羅場になります。その際にタンク内にゴミや塗料など、余計なものが入らないよう、給油口はこの段階で塞いでおきます。

こちらのゴム栓、昔サビ取りの際に購入した100均のバスタブ栓。ちょうどピッタリサイズで今回も重宝しました。これで蓋をして、マスキングテープで隙間を塞いでしまいます。完成まで蓋を閉めたままです。

タンク下のコック口はガムテープ等で塞いでおけばOKです。

 

 

 

下地作り:ペーパーがけ・パテ・プラサフ(2016年4~5月)

表面のヤスリがけ

サンドペーパー本来ですと、剥離剤を使用して一旦塗装やデカールなどを全部ひっぺがし、鉄地剥き出しにするのが常套です。ですが諸々の事情を勘案し、サボってペーパーで済ませてしまいました。理由は、

  • ウィングマークの下絵が残ってる方が、描くのが楽なのでは?との思惑→結論としては初期型と二型のウィングマークの場所が違う(!知らなかった~)のでそもそも上からなぞるのは無理でした(T_T)
  • 結局ペーパーでモルタル(?)の付着物を削らないといけない。
  • サイトで情報収集してるとメーカーでも上から塗り直したりしてるし。
  • 剥離剤、買わないとないし。
  • また外で大掛かりな作業するのやだし。
  • 結局めんどくさいし。

…(^^;)ちゃんとした理由になってませんね。後年、影響がでるやもしれませぬ。

まずは60番くらいの粗い目でガンガン削ってゆきます。水研ぎではないやつです。
トップのぶつけて凹んでる部分は入念に、周辺も含めて広めに鉄地が出るまで。あとでパテ埋めしますので。謎のモルタル状付着物の部分も同様に。あと、ところどころ剥げてタッチペン処理してあったところも同様です。以上、パテ埋め整形するところは徹底的に削ります。最終的に240番くらいまで磨いてゆきます。

peeling

次に、デカール(ウィングマークとラインストライプ)は塗装面と段差になって(盛り上がって)ますので、できるだけ縁がスムーズになるように削ります。縁際のデカールが削れてプラサフ層が出てくるくらいまで削りました。
最後に400番の水研ぎで全体的に塗装面を荒らしてゆきます。全体的に曇った感じになるまで念入りに。

結構疲れました。サボらず剥離剤使った方が楽だったかも…(^^;)

パテ盛りと磨きの繰り返し

続いてパテ盛りです。生まれてはじめての作業で若干ワクワクです。一応スーパーカー世代ですので、幼少期にプラモデルは結構な数、こさえたのですが、マニアックなゾーンに到達する前に卒業しちゃったもんで。失敗しても削ればやり直せるとのことで、やや緊張がほぐれます。

材料と道具一式です。多少割高ですが、余ってもしょうがないのでソフト99にしました。

ソフト99 厚付けパテ、薄付けパテ かまぼこの板、ヘラ、ペーパー

いろいろ調べたらヤフーショッピングのとある店舗が激安でした。送料もったいないのでプラサフなどまとめて発注。
当て木(大)は蒲鉾の板、(小)は消しゴムですw あと厚付けの主剤と硬化剤をまぜまぜする用の台に小さいダンボールをたくさん用意しました。作業前(塗装時も)の脱脂用シリコンオフはパーツクリーナーで代用です。そう、何もかも代用だらけです。本業じゃないもんでね。

今回のパテ盛りの主たる目的は、

  1. トップの凹み(深さ8mm位、φ10cm程度)を埋めること
  2. モルタル付着やタッチアップの痕を平らにすること
  3. デカール(ウィングマークとラインストライプ)の縁際の段差をなくすこと

シリコン ヘラまずは1.です。ぱっと見、そこそこの凹み(写真が全く残っておらずスミマセン)でしたが、幸いなことにギリギリ叩き(板金)なし、パテのみで何とかなりそう。ソフト99の厚づけパテを盛ってゆきます。

←100均の台所用シリコンヘラ(朽ちかけてるやつです)も使ってみました。結構いい感じ。
取説に「やや多目に」とありますが、初めてなので勘所が分かりませんw 足りないとダメだし、多すぎると削るの大変だし。そして厚づけは二液混合ですので手早く作業しないといけません。10分くらいで硬化が始まってしまいます。焦るw でもちゃんと丁寧に盛らないと、「巣(気泡)」になって後が大変です。

この辺は写真がなくてすみません。醤油ちゅるちゅるのように再現ヤラセ写真を撮る訳にもいかんもんでw
なので言い訳にソフト99TVを貼ってごまかしますw ご参考まで。

(2分30秒くらいからパテが出てきます)

これで、盛る→乾燥→削る→また盛り直す→乾燥→削る…を3、4回繰り返したかな。だいたい平らになりました。平らにはなるのですが、厚付けだと細かな「巣(気泡)」が表面に残ります。軽石の表面みたいに。それを埋めるために薄付けパテで仕上げます。
薄い方は一液で多少扱いやすいです。柔らかいので削りすぎに注意。ちゃんと当て木してないといつのまにか露天掘りみたいにへこんじゃいます。これも盛る→乾燥→削る…を三回くらい。割と満足いく仕上がり。初めての素人作業にしてはまあまあではないかと(^_^;)A

ちなみにペーパーでの削りは水研ぎでやってしまいました。湿気が残って塗装に良くないとか、賛否両論あるようですが、素人には水研ぎのほうが扱いやすいので。だいたい320番→600番→1000番くらいまで。
巣が発見しやすいように、厚付けパテは黄色、薄付けパテは白にしたので、仕上がると、チーカマみたいな表面になりましたw

2.のまだら部分、3.のデカール段差は、厚付けパテを使わずに、最初から薄付けパテで盛っていきます。そんなこんなで薄付けは消費量が多くて一本使い切る寸前まで行ってしまいました。作業は同じく、盛っては削り、の繰り返し、三回位やって何とかまあまあになりました。「塗装は下地が7割」といいますからね~。頑張りました。

おまけに最後の仕上げです。タンク下のスカート状になってる部分、何故か結構塗装が欠けてるんですよね。これもせっかくなので全部埋めて平ら~にすることにしました。
カケ部分は段差が大きいので、少し面倒ですが、厚付けパテ→薄付けパテ→ペーパーで仕上げです。
この辺は自己満足ですが、時間だけはたっぷりありますんでね。でもなかなか進まんな~w

プラサフ

 primer-surfacerプラサフも生まれて初めてです。どんな感じかな?

結果的にタンク一個で入念にやって二本でした。ただし底面は塗装しない予定ですので、当然プラサフもやってません。 念のため3本発注しましたが、底も塗装するとすれば2本だとやや足りないかも知れません。

定番の灰色の他に、たまたま同値だったのでなんとな~くホワイトも選んでみました。本塗りが明るい色の場合は白が良いそうです。今回は黒なので意味無いですけどね(^_^;)
ホムセンなどでは白は若干お高いようですね。

あと、塗装ブースの代用、ベランダの端っこにダンボールで囲いを設置しました。一番大きなダンボール、トイレットペーパー納品用のやつですね。カインズホームやクリエイトで貰えます。噴きつけする時だけ出して、終わったら室内保管です。
余談ですがこの巨大ダンボール、花見などのアウトドアイベントの敷物にも重宝します。お尻痛くならずに超快適です。レジャーシートだけ敷いてる人結構いるけど、あれツライでしょ。私は見てるだけでケツが痛くなります。

こちらも作業の写真が残っておりませんので、SOFT99TVでごまかします。ごにょごにょ(汗)

(53秒あたりからプラサフです。)

プラサフは結構雑にやっても修正は容易ですので楽です。ペーパーで削ればいいので。本塗りに備えて、ここで少し缶スプレーの練習ですね。対象物との距離や移動スピード、範囲など、勘所を押さえておきましょう。あとで役立ちます。

また、小さめのダンボール箱を寄せ集めたりして、「台」を作っておくと塗装が楽です。その上にタンクを乗せて、「台」をクルクル回せば、狭いベランダの端っこでも全角度から満遍なく噴き付けできます。

パーツクリーナー 大阪魂最初に全体的にシリコンオフで脱脂です。が、シリコンオフありませんのでパーツクリーナーで代用します。安くてジャンジャン使えるモノタロー印の「大阪魂」。ふざけた名前ですねw
まあ台所かお風呂場で中性洗剤で洗っちゃう方が早いかもですが。

各種サイトで予習した通り、40度程度のお湯で暖めて、距離は20cm程度で、リズミカルに…とブツブツ確認しながら(笑)噴き付けました。最初は全体的に薄く。10分程度乾燥させて、二回目はもう少し乗せる感じ。また10分程度あけて三回目は割りとしっかりと(垂れる寸前のイメージ)。計2本。

初めてにしては結構うまくいきました。少しやり過ぎても、本塗りと違ってあまり垂れません。ここで限界知っとくと後々に効いてきます。

ただし!作業してる中腰から立ち上がった時とか、10分の乾燥中に風がひゅーっと吹くと、埃が吸着します。まあプラサフなので、ペーパーで削れば致命傷にはならないのですが、事前にベランダ、よく水で埃を流しておけばよかったかと。本塗り時への反省点です。

ペーパー

念のため一日乾燥させて、ペーパーで水研ぎしました。
ですが、実は前述の埃に関して、産毛状に微妙に付いちゃってたので、部分的に少し粗めに(240番あたりから400番まで)削って、必要に応じて薄付けパテ盛り→削り。のち、軽~くですがプラサフをもう1回やり直し。

再度一日程度置き、今度は綺麗になりましたので、600番あたりから1000番→1500番だったかな、手で触って滑らかになったらOKとしました。

下は参考写真。既にこの後の工程、デカール再現に着手してる時に撮影したものです。

primer-surfacer2

ちょっと時系列が前後しちゃいますけど、これしか写真が残ってなかったので。プラサフのイメージはお分かりになるかと思います。トップの給油口左くらいに凹みがあったのですがほとんど目立たないでしょ。全体的な平滑化もまあまあではないかと。

これで下地は完成です。塗装は下地が8割とも9割ともいいますので、これでほぼ完成…といいたいところですが…

 (つづく)

→続きはこちら。第二弾『デカール再現編』
→第三弾『塗装&カウル再生編』はこちら

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