GB250カウンターシャフトのスプライン摩耗が延命限界!!フィキシングプレート交換も遂にエンジン腰下オーバーホール(OH)は不可避?

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いつもご覧下さりありがとうございます。

久しぶりのGB整備ネタです。
かなりのマイナー小ネタですが、当然、忙しくて手抜きしてる訳じゃない…ハズはありません。
まさに貧乏暇なし、時間が全然無いのよね~。あーしんど。

ですが話の中身は実は結構深刻で、今後のクラブマンちゃんの行く末を左右しかねない緊急事態でございます。お宅のGBも、もしかしたら…。転ばぬ先の杖、早めにチェックしておきましょうね(TдT)

ではどうぞ。

実は数年前から抱えてた時限爆弾、カウンターシャフトのスプライン摩耗

スプライン?何やソレ?という方もおいででしょうか。
まあGoogle他の検索でこの記事に辿り着いたア・ナ・タには釈迦に説法でしょうが。

実は結構厄介で、一度その罠にハマると最終的にはエンジンをバラさないと根治できないという、GBでは割とよくある(らしい)症例なのであります。

ウチの子の場合、多分、前の持ち主の頃から症状は出てたんだろうけど、気付いたのが数年前。
で、多少なりとも進行を抑えられるかも?とのことで、実は、定期的にフィキシングプレート(後述)を早め早めに交換することで、悪あがきしてきた経緯がございました。

具体的には3000kmごとに実施してるオイル交換時に同時チェックしてたのですが、ちょっと忙しくて前回、前々回(下記リンク参照)とオイル交換時の確認を忘れちゃったのよね。

今回、さてオイル交換すっかな、となって、「そういや、やってねーな…」と、ふと思い出したのであります。…んで、イマサラながら記録を遡ってみると、2016年1月のプレート交換から既に二年半も経過(距離は9500㌔)しとる!!

かなり…ヤバイかも??? な予感がハンパありません(^^;)
人間の危機察知能力(いわゆる『勘』)は割と良く出来てて、結構イイ線で「虫の知らせ」があるんですよね…。メンドクサイのは勘弁して欲しい…のですが。

それでは具体的な作業へ参りましょう。ドキドキ。

GBのオイル交換についてはこちらの記事をどうぞ
『鈴鹿F1遠征前に…オイル交換・プラグ交換と一通りの点検整備』
『オイル交換オイルフィルターエレメント交換作業』

スプロケカバーを外し、フィキシングプレートの摩耗を確認

例によってオイル交換の最中です。
ボタボタ垂れてるオイルが抜け切るまで、待ち時間での作業であります。

ドライブスプロケカバーを外す

フロントスプロケカバーの8ミリボルトを二箇所外します。
それにしても…スプロケカバーの白サビがヒドズ…鏡面加工した後放置するとこうなります(涙)。

カバーを外すとドライブスプロケットさんがこんにちは。

ドライブ(フロント)スプロケ

キッタナ~( ;゚;ж;゚;)゙

フロントスプロケットを留めている10ミリボルトを外します。

10ミリボルトを外す

どんな状態でしょうか…ドキドキ

2本の10ミリボルトを外しました。フィキシングプレートをラジペンでつまみ出しますが…

フィキシングプレートを摘んで外す

何となく、大分傷んでいるような。
イヤ~な予感がします。

外したフィキシングプレート 摩耗で刃が立っている

刃…では本来無いんだけど、かなり削れて刃が立ってますね(^^;)

拡大してみると…

フィキシングプレートの刃が立っている

ちょっと分かり難い写真ですみません。

裏側も。

フィキシングプレートの刃が立っている

溝の部分が、トータルで元々の厚みの半分から1/3程度に摩耗しちゃってる感じですね。
この二年半、距離が全然伸びていない(9500km程度)にも拘らず、ここまで削れてしまっているというのは過去無かったハイペースな感じであります。

明らかに摩耗が「加速」している印象ですね…。キビシー。

カウンターシャフト本体のスプラインの摩耗度合い

それでは本体の方、すなわちカウンターシャフトを観察してみましょう。

カウンターシャフトのスプライン摩耗が進んでいそう

うーむ、かなり削れているような…スプロケとの噛み合わせが「スカスカ」ですね(TдT)

ややキツイですが、ドライブスプロケを手前に丁寧に引き出すと外れます…。

スプロケを外す

本来はチェーンを緩めないと外れない仕様なのかもしれませんけどね、この状態でそのまま外せるのは摩耗と関係があるのかもしれませぬ。

それでは…じゃじゃーん!! 御開帳であります。

カウンターシャフトスプラインのアップ画像

うわ…

ギャアァァァァ━━━━━━(゚Д゚|||)━━━━━━!!!!!!

スゲー減ってる………うあ゙ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゙ぁあぁ゙ああぁぁうあ゙ぁあ゙ぁぁ

何のことやら分からん、という方はこちらの正常なカウンターシャフトの写真をどうぞ。

予備エンジンのカウンターシャフト

保管している予備エンジンのカウンターシャフト。摩耗とは無縁、全然減っていません。

別角度からもう一枚。

予備エンジンのカウンターシャフト 摩耗してない

ちょっとピンボケで申し訳ないけど、溝の凸部分の山が全く削れてないのがお分かりでしょうか。上の写真と全然違うでしょ。

写真の通り、GBのカウンターシャフトはスプラインの溝が6個あるんですけどね、よく観察してみると、実は結構個体差があって、半分近く残っている溝もあれば、一番酷い箇所だとほんの2mm程度、まさに「首の皮一枚」しか残ってないという…((((;゚Д゚))))オソロシス…

ちなみに二年半前、2016年の1月に、やはりオイル交換時に撮影しておいた写真がこちら。

カウンターシャフト2年半前の状態

別角度からもう一枚。

カウンターシャフト2年半前の状態アップ

まあ、山によるけど、2/3程度は残ってる感じですよね。まだなんとか延命できそうな雰囲気が漂ってますが…。

アレから僅か1万キロ弱で「首の皮一枚」まで来るとは…。厳しいねえ。

カウンターシャフトのスプラインが摩耗するしくみ

そもそも何でこんなことが起こるのか?
ネット検索すると、割とよく出てくるのが、GBの他、XR600とかアフリカツインにも多い症状だそうです。高トルクのオフ車だと、使い方によってはダスティな環境の影響があるのかな?とも思いますが、街乗り中心のクラブマンは関係ないよねぇ。

一説によると…
フィキシングプレートが摩耗して「刃が立ってくる」と、「スプロケが左右に振幅する際に『立った刃』で溝を削り出してしまうからだ」という話を以前に聞いたことがあります。

実際にフィキシングプレートをハメてみると…

フィキシングプレートがコスって摩耗が進むのか?

まあ分からんこともないですけどね。
この状態でプレートが振幅、つまり進行方向に対して左右にスライドすることでガリガリ削っちゃうと。なので、「延命」の為に、早め早めにフィキシングプレートを交換した方がええで、という説に藁をも掴む思いで縋ってきましたが…。

だけど、実際に大きく削れてる部分は、フィキシングプレートが接する部分では無いのですね。プレートの可動域はシャフトの大外の端の方だけですからね。大きく削れてる内側の大部分はスプロケとの接点ですので、「犯人」はフィキシングプレートではなくスプロケそのものでしょう。

やはり機械モノ、所詮は金属の歯車ですのでちょっとでも噛み合わせがずれると加速度的に摩耗が進行するのでしょうかね。

ただね…うーん、XRとか他機種の摩耗写真と比較して、ふと思ったんですが、GBに固有の特徴。

スプラインの溝が少ない。

6個しかないでしょ。これが大きな原因じゃないかなぁ。
設計の問題のような気がする。XR600なんかと比べると、アチラさんはやたらと小刻みな歯車になってるもんね。

とりあえず新品のフィキシングプレートに交換

ここまで症状が進行しちゃうと最早あまり意味が無いような気もしますけどね、とりあえず気休め、ではないけど、さしあたって出来ることはコレしか無いのでやっておきます。

新品のフィキシングプレート。

新品のフィキシングプレート

まあ、左右のスライドが多少は抑えられるでしょうから、100%無意味、という事はないでしょう。この部品、プレスで抜いてる為でしょうか、値段も比較的安価な50円ソコソコなので、コスト気にせずジャンジャン交換できます。気になってる方はお早めにどうぞ。
こちらの記事もご参考に『安く早く楽に?Honda純正部品の買い方いろいろ』

開封した状態。先程外した、「摩耗した」プレートと並べてみました。

フィキシングプレート 新品と比較

全然違いますね。ディズニーとかで出てくるスキッ歯の婆さんみたいだw

裏側も。

フィキシングプレート 新品と比較 裏面

スプロケをセットして、元通りに10ミリボルトで固定します。ちなみにサービスマニュアルの規定トルクは0.8-1.2kg/mです。

新品に交換して スプロケをはめ直す

ここまで来ちゃうと今更ジロー(古いねw)なんだろうけど、涙目になりながら取り敢えず新品プレートに交換してみました。

この後どうしようかな…( ;∀;)ウゥッ…

まとめ

ということで、この記事の結末的には、解決策に至ること無く臭いものにフタをしただけ、でしたが…

そのまんま風に言うと「どげんかせんといかん」(古いね)

これまで、その効果は???マークだったものの(多少は延命効果はあったと思う)、フィキシングプレートを次から次へと早期交換し、悪あがきしてここまで来ましたが…

最早待ったなし。ここまで来てしまうと延命措置は限界です。
根本的な修理に着手せねばならない段階まで来ております。

しかし…

数年前にオイル下がりの対処で腰上をリフレッシュして以来、エンジン自体は絶好調なのが悔しいところ。

摩耗したカウンターシャフトだけを交換…というのは非効率極まりないので、どうせクランクケースを開けるなら、エンジン腰下を全てオーバーホール(O/H)した方が良いのでしょう。
しかし、実はエンジン腰下だけの予備パーツも持ってたりして。そいつを移植する方が楽かも?
あるいは暫定的に、保管中の予備のエンジンに丸ごと載せ替えるのも一手(ちゃんと動くかは不明だけど)。

いずれにせよやや大掛かりな手術となります。メンドクサイ…忙しいのに。
ある程度費用と日数が掛かるのは止む無しとして、将来的に長く維持するにあたってどれが一番良い方法なのか?現在、模索中であります。

詳細については…余裕があれば後日ご紹介できるかもしれません。お楽しみに。
まあでも忙しくてね~(だいぶ息も絶え絶えなので)。
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(2018.9.14アップしました♪)
続きはこちらへ『エンジン載せ替え?事前準備編 予備エンジン腰下状態チェックと磨き塗装他』
(2018.10.3更に続編アップ♪)
『エンジン腰下スワップ本番編!!クランクケース移植作業を敢行』
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GB乗りの皆様、明日は我が身(^^;)、早期発見が重要ですぞ。
たまにはチェックしてみましょうネ。

 

本日も最後までお付き合いくださりありがとうございました。

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