GB250 外装レストア タンク&カウル ノーマル自家塗装③塗装&カウル再生編 バイク弄り

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いつもご覧くださってありがとうございます。

GB250クラブマン、外装レストア記録の第三弾です。
→第一弾『準備&下地編』はこちら
→第二弾『デカール再現編』はこちら

前回は、レストア作業の「キモ」である、ラインストライプやウィングマークの再現についてご覧いただきました。今回は最終回です。黒の本塗装と最後の仕上げクリア塗装です。そして途中寄り道して追加した、リアカウルとサイドカバーのレストアもご紹介いたします。

ではどうぞ。

黒の本塗り(2016年7月下旬~8月初旬)

本塗装自体は割りとスムーズにうまくいった!

さて、話を元に戻しましょう。これから行う黒の本塗装。現在のタンクの状況は…下地の平滑化が完了し、プラサフが噴かれている状況、尚且つ、ウィングマークとラインストライプも塗装が完了し、それぞれにマスキングがされている状態です。イメージ的にはこんな感じになってるはずです↓写真

黒スプレーはMonotaroの株主優待で貰ったオリジナルラッカー『男前モノタローラッカースプレー』369円(税別)/300ml ×3本。安いですねえw しかしMonotaroラインナップの中では高級品です。これより更に安いスタンダード品(229円)もありますのでチャレンジしたい方は是非。

さて、これまでの試行錯誤紆余曲折に比べれば、本塗装自体はそれ程難しくありません。なんせ「塗るだけ」です。そしてプラサフで何回かスプレー経験しているので、なんとなく勘所も分かっています。ただし、プラサフと違って容易に修正できませんので(一発勝負、という程ではありませんが…)、用意周到に行きたいところです。

尚、前述の「事前準備」項目(→『準備&下地編』をご参照ください)でご紹介した諸先輩方のサイト(リンク参照)が参考になりますので、トライされる方は是非ご一読を。注意すべきポイントは、

  • 周辺の埃取り、必要に応じて水撒きを。
  • しっかりとマスキング、脱脂すること。
  • 事前にスプレーを暖めること。
  • 角度、距離、スプレー缶移動速度、を適切に。近過ぎず遠過ぎず。
  • 適度なインターバルをおいて重ね塗り。
  • 最後は垂れる寸前まで。

プラサフの時と同じく、トイレットペーパー用のダンボール大でベランダの端に『仮設ブース』を設営、同じくミニダンボール箱をタンク下に設置して360度クルクルと回せるようにしました。これで満遍なく吹きつけができます。

既に猛暑の兆しの7月下旬です。風の少ない日の夕方、陽が落ち始めて「ブース」が日陰になった時間帯に敢行。薄く下塗り→軽く乾燥→二度塗り→軽く乾燥→本塗り(垂れる寸前) で計約40分くらいで一気に仕上げました。最後の「垂れる寸前」が難しく、実際少し「垂れちゃった」所も微妙にありましたが・・・なんとか完了。出来上がりはこちら。

GB250 初期型タンク ラッカー塗装後

初めての素人作業としてはまあまあじゃないかと。ラッカーは念のため三本用意しましたが、結果、二本で足りました。一本余っちゃった。よ~く見ると、ちょっと砂というか埃を噛んじゃったかなあ。まあでもそこそこな出来栄え。クリアの艶はないですが、「垂れる寸前」が上手くいったところはソコソコの艶が出ています。

GB250 タンク ラッカー塗装後

そして…マスキングを剥がした時に少しばかりの感動。ウィングマークとラインストライプが栄えてます。オイ、本物みたいやないか!ここまで作業しながらも、実際の完成品のイメージ、即ちちゃんとこういう出来栄えになる実感がなかったので感慨もひとしおです。遠目に見たら最早完成品ですね~(自画自賛)。

ウィングマークをよくご覧戴くとわかりますが、所々剥がれちゃってるでしょ。マスキング剥がした際に欠落した箇所が分かると思います。にっくき100均ゴールドスプレーですw このあとペイントマーカーで修正いたしました。一応綺麗にはなったけど…耐久性は、?マークですね(^^;)

あとはクリアを塗れば完成だ!

クリア仕上げ…の前に少し回り道してカウルのレストア(2016年8月初旬)

エナメルクリアかウレタンクリアか

サンデーペイント エナメルスプレー クリア 420ml実はここに至る迄の間、暇を見ちゃ情報収集しつつコツコツと資材を集めてた訳ですが、仕上げのクリアに関してもいろいろ検討した挙句、既にエナメルクリアを用意いたしておりました。あちこち調べてコメリが最安、420ml820円でした。

ネット情報だと、タンク自家塗装の仕上げは、ほぼウレタンクリア一拓、というかエナメルクリアの情報は皆無と言って良いくらい少ないです。最大の理由はやはり耐ガソリン性。ですが、ウレタンクリアには難点がいくつかあるようです。

  • 二液混合なので、余った分は再利用できない。その場で使い切り。
  • しかも日をおいて重ね塗りできないので、一発勝負、失敗は許されない
  • 同じ理由で、もし作業途中で塗料が足りなかくなったらアウト!なので、少し多めに用意した方が吉。
  • でも値段がアホみたいに高い。

まあ、こういった理由があっても、それでもウレタン一拓ってことは、それだけの利便性があってのことなんでしょうけどね。でも、ウレタン塗料なんぞの便利なモノがなかった昔は、仕上げのクリアはエナメルでやってたらしいです。一ヶ月(?)とか長期乾燥させれば、ある程度ガソリンに耐えられるとの情報も…。

何よりエナメルは安いし、再利用も可能。あとから修正もできるし・・・。多少クリアが黄ばむらしいけど、下地が黒だから(白地だと薄汚くなるようです)大丈夫かな、なんて思ってました。素人的にはエナメルの方が扱いやすそうに思いますよね。

実際、黒の本塗装が終わるまで、仕上げはエナメルで行くつもりでおりました。ウレタンはアタマの隅にもなかったのです。ですが、この期に及んで少し迷いました。こういうのは虫の知らせです。人間の予知能力のなせる業です。無視してはいけません。

なぜ迷ったかというと…、やはりマスキングを剥がした時の本物みたいやないか!というプチ感動が大きかったのです。何しろここに至るまで、エライ苦労して苦労して苦労して遠回りしてますので。ここまで来て、万が一この完成品が水の泡になったら…そんなことは許されませんw

ウレタンクリア高価です。2000~3000円/300mlですか。でも…、
その位安いモンだろと。最後くらい奢るかと。ここで失敗は許されないのです。もはや不要なリスクを犯す段階ではないのであります!

仕上がりも断然綺麗らしいし、ガソリンこぼしても安心だし…、とか自分を言い聞かせ、用意していたエナメルクリアはお蔵入り。ソフト99、ホルツ、アサヒペン、ISAMU等を検討の結果、素人でも扱いやすそうなソフト99のウレタンクリアを購入しました。ヨドバシ.comで2000円くらいだったかな。

しかしながら前述の通り、重ね塗り出来ない&足りなくなったらアウト!ってことで…念には念を、ということでもう1本追加。結局、最初のエナメルクリア1本800円の予算から、ウレタンクリア2本の4000円、予算五倍にw 軽い軽い。まあヤフーポイントとかのバラマキのおかげで大分助かりましたけどね。最早超親バカの心境、苦労してここまで育て、失敗する訳には行きません。入試前日の受験生のように腫れ物に触れるように、石橋を叩いて渡ります。アホやw

(後日談)

実は完成後、最初の給油の時です。セルフのガソリンスタンドですが、なんと…ノズルから前のお客さんの残りが噴出!最近たまにあるんですよね…セルフ化してから10年くらいのスタンドだと機材老朽化してんじゃないかと思うんだけど。ですがウレタンのおかげで無事でした…(汗)。

そして端っこの方、ちょっと欠けちゃった部分、プラサフ地が出てたので、タミヤのペイントマーカー(エナメル黒)でタッチアップしてた場所があったのですが…、一瞬で溶けてましたw 大袈裟ですけどこの時少し運命的なものを感じましたね。あのままエナメルクリアにしてたら今頃…苦労して書き上げたウィングマークや黒の塗装が「溶けたアイスクリーム」みたいになってただろうことは想像に難くありませんw やっぱりウレタンにしてよかった!

どうせならカウルも

で、ウレタンクリア二本あると、タンク塗装には十分足りるのですが、なんせ「使い切り」ですので、余っちゃった分が勿体無い。他に何かついでに塗るモンないか?といろいろ考えてた時に…リアカウルとサイドカバーも全部塗り直しちゃうか!と思い立ったのであります。

Monotaroの黒ラッカーも余ってるし、マスキングテープもカッティングシートも、パテもプラサフetc.もぜーんぶ余ってます。資材は全部揃ってますからね~。そして、タンクに塗ったばかりの黒ラッカーが完全に乾くまで、最低一週間から10日くらい開けたかったし(失敗は許されませんw)。暫くやることないので丁度いいかな~と。

これが新たな試練の始まりでありました。

うちの元々のカウルの状況

リアカウルはいい写真がなかったのでサイドカバーだけですみません。

GB250 サイドカバー

前述の「我が家のGBの変遷」で触れた通り、ジャンク一式としてヤフオクで入手したモノです。基本的に花咲かGワックスで磨いただけ。

  • リアカウル…艶はまあまあ有ります。クリアが生きてる証拠。ステッカー類ですが、ラインは結構剥がれてます。HONDAロゴはそろそろ限界寸前でボロボロ。
  • サイドカバー…艶は微妙、というかクリア層はほぼ剥げてますね。孔雀?のようなGBエンブレムは、入手時点で全剥げでした。なのでペイントマーカーで手書きしたシロモノです。マスキングテープしこしこ貼って家内制手工業。我ながら暇だったよな。遠目で見ても少し厳しい感じです。インチキ臭さ満点。

作業手順

さて、どの程度本気モードでやるか、と少々思案しました。上からクリア吹くだけという方法もアリですが…、折角なので、ここまで苦労して蓄積したノウハウを全部注いだるわ!との心意気で、下地作りからやることに決定。資材も全部あるしね。

まずは表面を全部削り、次にパテ埋め、続いてプラサフ。タンクの時と同じ手順ですが、二度目なので大分スムーズ。腕も上がってます。表面下地は難なく、ツルツル平滑化完成。この先の手順ですが…、

  1. サイドカバー
    1. 先に黒を塗る
    2. カッティングシートで孔雀?のようなGBマークを切り出す
    3. 黒が乾燥後、切り出したカッティングシートを貼り付け、スプレーもしくはペイントマーカーで金色を塗る
  2. リアカウル
    1. タンクと同じく、プラサフ後は先にラインストライプを作成
    2. その後ラインをマスキングして黒を本塗り
    3. 最後にHONDAをロゴのカッティンググシートを切り出して貼り付け、スプレーかペイントマーカーで金色を塗る

マスキング等の作業の詳細はタンクの時とほぼ同じなので省略いたします。カッティングシートの部分だけ少し触れておきますね。

カッティングシートのデザイン起しと切り出し

サイドカバー

サイドカバーですが、現物をスキャンしても良いしデジカメでも良いでしょう。タンクほどデカくないし、湾曲もしてないので楽だと思います。ですがたまたま今回はヤフオク出品の再生品ステッカーを発見。画像を拝借いたしました。歪み修正等の作業が要らずに楽でした(著作権の関係で掲載はできませんが)。

カットは少し大変です。デザインが細かいので。ですがここまで来ていればデザインナイフにもだいぶ慣れています。多少原画とズレちゃっても、結果的に仕上がりはバッチリでした。余り神経質にならなくても良いと思います。

サイドカバーロゴのカッティングコツ

上の”CLUBMAN”が少し工夫が必要です。縦に細い線が入ってるんですよね。これは、カッティングシートの段階では無視しましょう。後でマスキングテープを0.5mm程度の細さに切って、塗装直前に上から貼ればOKです。

リアカウルHONDAロゴ

リアカウル GB250 シングル

色々思案しましたが、今回はこちら、押入れに眠ってたシングルカウルをデジカメで撮影。少しサイズ違うかもしれませんけど、まあ大勢に影響ないでしょう。

カット作業はタンクの時とほぼ同じなので楽々です。位置だけはシッカリ確認しておきます。

黒ラッカー本塗装後に事件は起こった

一度経験済みの似たような作業ですのでサクサク進みます。リアカウルのストライプも難なく完了。黒の本塗りも手順よく出来ました。「垂れる寸前」も大分上手くなったようで仕上がりも上々、ここまで順調です。「おお、調子ええわ♪」てな感じ、ルンルン気分(死後やな)で進めます。

一日乾燥した後、サイドのGBマークとリアのHONDAロゴを作成します。
それぞれ切り出したカッティングシートを、なるべくオリジナルと同じ位置になるように貼り付けます。その後必要に応じて新聞紙等でマスキングをし、三枚まとめてベランダ端の「簡易塗装ブース」へ。面倒なので三枚まとめて塗装してしまいます。

ペイントマーカーを使うか迷いましたが、カウルのデカールは、ウィングマークと異なり重ね塗りもないので、今回は100均のゴールドスプレーを選択。サクッと一回塗りで完了です。10分程度放置して室内へ。思えばこの時、やや強めの直射日光が当たってた気はしたのですが…10分程度だし大して気にしてなかったんですよね…。ですが…

翌日、仕上がりを楽しみにワクワクしながらマスキングとカッティングシートを剥がすと…、剥がれません…糊がベットリ残ってしまいます。ドンだけ丁寧にやってもダメ。ドライヤー当ててもダメ。

レモンオイル更に、この残った糊自体も全然剥がれないの。パーツクリーナーやベンジンで拭き取ろうとしたのですがビクともせず。丸めたガムテープでポンポン叩いてもダメ。オイルが効くかもってんで、CRCやギターのレモンオイルなんかもトライしたのですが、多少効果アリ?な気配もあったのですが焼け石に水な感じ。最後は恐る恐るシンナーもやってみたけどダメ。…他にもありとあらゆる手段でやってみましたが、三日後、結局最後諦めました。Give Up!

100均カッティングシートの粘着力がハンパ無いのは勿論ですが、ソレに加えて8月の灼熱直射日光の影響が想像以上でした。たかが10分程度でこうなるとは…。また、ラッカー黒の本塗装自体の乾燥も足りなかったのでしょう。甘く見てました。痛いしっぺ返し喰らいました。少し調子に乗って舐めてましたわ。塗装って奥が深いなと。

でもね、あとから思えば…、ここで痛い目に逢ったおかげで、結果的にタンクのクリア仕上げで失敗しないで済んだかな、という気はします。そもそも灼熱の8月に塗装すること自体が無謀なのです。気温・湿度に細心の注意を払わねばならない、ということをこの時痛感いたしました。

もう一度やり直し

悔しいけど最初からやり直し。再度ペーパーで削ってパテ盛り、プラサフもやり直し。元々ラッカー黒が余ってるからって始めたカウルの塗装だったのに、今度は黒スプレーも足りなくなっちゃったのでもう1本追加購入ですw アホや。せっかくなので、気になってた最近話題の「シリコン変性ラッカー」(ウレタンよりも耐候性が高く、価格は安いと評判の新塗料だそうです)を買ってみましたw そしてメンドクサいカッティングシートの切り出しも、もう一回全てやり直し。もう泣きそうです。

同じ失敗は二度とできません。細かいことですが工程を見直します。

  • ラッカー黒の塗装は比較的涼しい曇りの日を選び、夕方に、直射日光が当たらないように日照角度に細心の注意を払って実施。
  • 黒塗り後は乾燥に十分な期間を。次のGBマークやHONDAロゴの上塗りまで一週間程度空けた。
  • カッティングシートを貼る時は粘着面を必要最小限に。外側の無駄な余白スペースは出来るだけ予め切り捨てておく。
  • 7.5mmの100均マスキングテープは使わない。剥がれにくい上に糊が溶け易いので。
  • 金色のスプレーはリアカウルのラインストライプだけに。
  • サイドカバーのGBマークとリアカウルのHONDAロゴはペイントマーカーで。多少色合いは変わってしまうが、作業はエアコンの効いた室内でできる。

という訳で、出来たのがこちら。

GB250 黒 カウル ラッカー塗装後

ペイントマーカー主体にしたので色合いが異なってしまいましたが、そう言われて「よ~く見ないと」分からないレベルです。現在上からクリアコートした状態で、50cmも離れれば全く気づかない程度です。結果的にコレでよかったかと思います。

大分遠回り、苦労しました。メンタル的なダメージも大でしたが、何とかリカバリーいたしました。そして、次の工程、最後の最後、仕上げのクリア塗装に備え、天候・湿度・気温etc.に気を配ることの重要性を嫌という程叩き込まれました。

タンクの仕上げでこのような失敗は絶対に許されません。だからこそ、ここでの遠回りが結果的には良かったのかも知れません。そして結果論ですが、タンクの黒ラッカー塗装から既に三週間以上が経過し、十分な乾燥期間が取れたことも確かでした。全てが勉強ですね~。

最後の仕上げ、クリアのトップコート(2016年8月下旬)

このまま決行するか、涼しくなるまで延期するか

何やかんやで8月ももうすぐ終わりです。相変わらずの灼熱地獄ですが。温暖化ハンパないですね~。本来であれば、そもそもこの季節に塗装をすること自体が間違いなんですよね。塗装のベストシーズンは秋~冬だそうです。当初予定では6月下旬位には終わってるかな、と思ってたもんでね(^^;) 

安全策でもう少し後ろ倒しする、つまり涼しくなる9月下旬~10月初旬まで作業凍結するのも手ではあるのですが…。一方、ツーリングベストシーズンの9月には、できれば完成した黒の外装でお出掛けしたい。矛盾する欲望とのせめぎ合いでありますw 
後ろ倒しして完成が10月初旬になると、完全乾燥・定着に二週間かかるとして、ツーリングで使えるのは10月下旬?です。もう寒くなり始める頃w 思いっきり走れるのは来年春以降になっちゃいます。半年間も指咥えてガマンせーっちゅーのはあんまりであります(´;ω;`)

なんとか8月にやる方法はないものか、可能性を模索して参ります。

情報収集と決行日の模索

あちこちネットを彷徨い、学習した結果の結論。8月の塗装がかなり無謀だということはイヤという程分かりましたw まあ塗装やる人にとっては常識のようですが(汗)。そんな中で、ある程度定量的なデータを提供して下さっているこちらのサイトを参考にさせて頂きました。とても助かります。
→『塗料と温度、湿度の関係』

サイト内の「溶剤型トップコートクリアー」のマトリックスを拝見すると、「AA(最適)」となっているのは湿度30~50%、気温20~25度。そもそも湿度の時点で8月は無理ゲーですねw 「A」まで落としても湿度70%、「B(可能)」まで妥協すると90%でもなんとかなるようですが、気温は30度までに抑えないといけません。

日中一番気温が下がるのは明け方ですが、その時間帯は一番湿度が高くなる時間帯でもあります。この相反する2因子のバランスをどうとるのか…困りますね~(10月迄延ばせば全く困らないんですけどw)

ところで普段、寒暖計は見ることはあっても湿度計なんぞありません。さてどうすべえか?と思案しておりましたら便利なサイトがございました。
→『日本気象協会』

お住まいの郵便番号を入力し、『一時間天気』を選択すると…この先三日分の「温度」「湿度」予報がバッチリ分かります。湿度計持ってたとしても、結局、自分で予報するのは不可能ですから、このサイトさえ見れれば十分です。ついでに風速も掲載されてるので、風の弱い日時も一目瞭然です。

上記2サイトの情報と睨めっこし、最適な時間帯を探します…が、ほとんどないんですよね~。それが真夏の現実ですw 「B(可能)」と「△(厳しい)」の境目に「かする」様な時間帯はないものか…とチャンスを待ちました。仕事の予定とダブってもNGですので厳しいですw ですが…8月下旬某日(土曜)朝の4時~8時に微かにチャンスあり!ここで早起きして決行いたしました!

トップコートクリア吹きつけ決行

朝4時頃起床。既に空は明るくなりつつあり、作業に支障はなさそうです。天気も良好、そして朝方なので涼しい。ベランダにダンボールで簡易ブースを設置し、タンクとカウルもベランダ扉の前に。ウレタンクリア2本に、40度のぬるま湯も用意して準備万端です。

あとはひたすら「一時間天気」と睨めっこしながらチャンスを待ちます。感覚的にはすぐ着手しても良さそうな気もするのですが、「湿度」がハンパないのです。ほぼ100%に近いくらい。塗装に関して、一般的に湿度が高いと柚子肌になりやすい、といわれますが、クリアの場合は更に「濁る」原因になるようなのです。そうなると致命的。最後の最後ですので慎重にガマンです。

日が昇るにつれて気温が上がってゆきます。それに伴い湿度が低下してゆきます。一時間天気予報を睨みながら8時頃がベストかな、と。それ以降は気温が30度を超えてしまいます。作業時間ですが、三回重ね塗り、かつ対象物がタンク/カウル三枚とあるので、最低一時間くらいは掛かるでしょう。9時過ぎると危険かな…などと思案しつつ、7時過ぎても湿度が余り下がってきません。もう限界、ということで8時やや前に決行

スプレー作業自体はラッカーとほぼ同じです。「重ね塗り」と最後は「垂れる寸前」。ただし、ウレタンは粘度が高いので相当厚塗りしても垂れません。初めてなので勘所がわからず結構行ってしまいましたw そして後日修正ができませんので、「塗り残し」が無いように入念にチェック&重ね塗りして仕上げていきます。結果的に結構な厚塗りになってしまいましたが、まあまあの仕上がりだったのではないかと…(^^;)A

作業完了したのが10時ちょっと前。既に陽は高くなり、ジリジリとした熱線を発し始めておりました。ギリギリセーフ!

ちなみに二本用意したウレタンクリア(ソフト99)は、1本半くらい使用して作業完了となり、150mlくらい余っちゃったので、メーターバイザーのクリア部分に吹き付けてみました。滅茶苦茶綺麗、新品みたいになってちょっとビックリ。余談ですがw

完成写真

出来上がりがこちら。

完成 GB250初期型タンク

三日ほど乾燥後の写真です。輝いております!よく見ると砂噛んでブツブツしてるところもありますけどねw まあ上出来でしょう。失敗しなくてよかった~。

サイドカバーも。

GB250 クラブマン サイドカバー 再塗装後

艶々です。そしてマークもまあまあでしょ。ペイントマーカー仕上げなので少し暗い金色なのですが、仕上がりを見るとほとんど気になりません。

最後にリアカウル。

GB250 リアカウル 再塗装後

こちらも艶々。窓の光が反射して鏡のようです。サイドカウルと同じく、HONDAロゴはペイントマーカーです。ラッカースプレー吹いたラインの方が明るい金色なのですが、パッと見は違和感ないですね。HONDAマークもちゃんとシールっぽく見えるし。

車体取り付け(2016年9月中旬)

二週間ほど室内乾燥させ、9月中旬の休日に取り付けました。タンクを外してからちょうど半年くらいですね。なんとまあ男前というかベッピンさんになったことか…(涙)

GB250クラブマン 外装レストア完成

この一週間後の投稿がこちら(→『メーターランプ配線修理』)であります。全体写真を何枚か掲載しておりますので是非ご覧くださいませ。長い長い旅路でしたが、終わり良ければ全て良し、報われた気がいたします。これからもより一層大事にしていこうと心新たにいたしました!

最後に…一応まとめ

大分冗長になってしまいました。冒頭申し上げた通り、作業中の写真がほとんど残っておらず、文章中心の分かりにくい説明になってしまいましたこと、申し訳ありません。記憶を頼りに、ポイント的なことはほぼ全て記載したつもりでございます。興味を持たれた方、少しやってみようと思われた方は参考にしていただければ幸いです。

ですが、これも冒頭に申し上げた通りですが、あくまで素人作業の記録です。非効率的だったり、好ましくない作業方法など多々含まれているはずです。もし参考になされる際は、他にも事前に幅広く専門情報を収集の上、十分ご留意・検討された上で、自己責任で行ってください。当サイトはこの記事内で行った作業を、閲覧者様に強くオススメするものでは決してありません。ありきたりではありますが、当サイト掲載記事の情報に基づき、いかなる損失や損害などの被害が発生したとしても、一切の責任を負いかねますので予めご了解ください。

必要な内容は本文中に詳しく記載しましたので今更ではありますが、一応最後の締めということで簡単にまとめをさせていただきたいと思います。

期間

着想が1月頃で実際の作業開始が3月下旬、完成が9月中旬でしたので、約半年~8ヶ月もかかったことになります。もっとも実際には、試行錯誤・トライ&エラーで遠回りの連続でしたので、仮に同じ作業をもう一度やるとしたら、もう少し短縮できるかとは思います。

それでも、下地作りやカッティングシートの切り出し、塗装の乾燥など、個別の作業に最低限掛かる時間は必要ですので、三ヶ月くらいは掛かるのかなあ、と思います。真夏の塗装は最悪ですので、冬に完成するイメージから逆算して、秋口、ツーリングシーズンが終わった頃に始めるのが良いかもしれませんね。

費用

ざっくり大まかではありますが、一応集計してみましょう。最後のクリアが高かったなぁ…(^^;)

  1. タンク交換~表面処理・塗装剥離・下地作り
    1. 中性洗剤、灯油ポンプ、CRC556、サンドペーパー、シリコンヘラ、耐水ペーパー、蒲鉾板、パーツクリーナー…以上、家にあったのでタダ
    2. 厚付けパテ、薄付けパテ…各一個で計1300円くらい
    3. ソフト99プラサフ…失敗含めて4本くらい使用、計1800円くらい
  2. ラインストライプ作成と黒の本塗装
    1. 紐、ペイントマーカー金…家にあったのでタダ
    2. マスキングテープ…正味2本程度使用で200円くらい
    3. 100均マスキングテープ、デザインテープもどき…200円
    4. 100均ラッカー金…100円
    5. 本塗り用ラッカー黒…失敗含めて4本、計1900円くらい
    6. ペイントマーカー黒…200円
    7. ウレタンクリアスプレー…ソフト99、300mlを2本、計4000円
  3. デカール再生関連
    1. カッティングマット、ペイントマーカー金…家にあったのでタダ
    2. カッティングシート…100円
    3. スプレー糊…二個 計200
    4. デザインナイフ…100円
    5. マスキングテープ…正味2本程度使用で200円くらい
    6. 100均ラッカースプレー…金、茶、こげ茶で300円
    7. ペイントマーカー茶…150円

買ったけど使わなかったもの、余っちゃったものは極力外してあります。家にあったので「タダ」としたモノの中にも、必須の資材がありますので、購入する場合は予算に足してください。で、単純に足し算すると…、合計10750円です。

ウレタンクリアが高いですね~。全体の半分近くを占めてますw あと、失敗してやり直した塗装の分がなければもう少し圧縮できたと思います。

その他気づいたこと

費用だけみると大した金額ではありません。このコストで、これだけのモノが入手できるなら安いモンです…、とは思います。思いますが…例えば、もう一回やれるか?と言われるとビミョーですw 手間掛かりすぎますので。

また、仮に他の人に「お金払うのでやってよ」と言われたら…、

100万貰ってもお断りしますw。ぱっと見は綺麗ですけど、お金払うお客さんが期待するようなプロの仕上がりではありません。そして費やした時間分の労務費を考えると100万じゃ割りに合いませんw 最初の方でご紹介した愛媛の板金塗装屋さんへご相談ください。10万円~応相談だそうです。プロの方が効率的に作業しての損益分岐点がまあその辺なんでしょう。新品より高いじゃないの、と思うでしょうけど当たり前です。工場製造の新品に掛かってる手間隙とは段違いなんだから。

逆説的ですが、だからこそ、あくまで、自分のバイクだからできることです。そして作業自体は結構楽しかったりします。損得で考えるとつまらないです。ですが、経過を楽しめる方ならご一考いただいても良いのかな?と思います。

その時に当サイトが多少なりともお役に立てば幸いです。

 

長々と最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

→第一弾『準備&下地編』はこちら
→第二弾『デカール再現編』はこちら

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