アルミ鏡面仕上げでヤフオク中古バイクパーツ部品をレストア再生♪蘇る?GB250ホンダ純正メーターバイザー

GB250ホンダ純正オプションメーターバイザー 鏡面磨きの使用前と使用後
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いつもご覧くださり、ありがとうございます。

ちょっとイロイロ忙しくて更新をサボっておりました(汗)
一回サボり始めるとあかんね~。もうええわ、のダラケモードからなかなか脱出できない意志薄弱な管理人でございます。

さて、先日のメーターバイザー修復で試行錯誤した記事の続編です。
急遽、ヤフオクでゲットすることができたメーターバイザー、手元に届きましたので、装着する前にピカピカに磨き上げてみました。中古パーツを入手したあとはすぐ装着しちゃう方も多いかと思いますが、一回丁寧に仕上げると気分も上々、愛着が沸くこと間違いなし。

ま、自己満足ですけどね。
趣味ですから、好きなだけやったらええんです。

ということで、レストアや整備と言うにはかな~り軽い作業ですが、一応残しておきますね。アルミの鏡面加工を見たことがない方はちょっとは興味を持っていただけるかも?

ではどうぞ。

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アルミフレームが破断したバイザーとヤフオクで運命的(?)に出会った中古パーツ

まずは少々前回までのおさらいです。
こちら、いつの間にか走行中の振動による経年劣化(?)で真っ二つに割れてしまったメーターバイザーさん。

表向き

GBに乗ってる方ならご存知の方も多いかと思いますが、35年モノの貴重なホンダ純正オプション品です。パッと見、掌サイズと言っても過言ではないですが、ちゃんと流体力学に則って設計されとるのでしょう(と思いたい)、高速走行ではハッキリと風防効果が分かります。

これをなんとか再生できまいか?と悪あがきをしたのが前回の記事でございました。詳しいコトのいきさつはこちらをどうぞ。
『メーターバイザー修復でアルミ溶接・ロウ付け~接着剤まで試行錯誤した話』

あれこれ対処法を検討したり、実際にトライしたりしてみましたが、結局のところどれも帯に短し…というか、アルミの加工が想像以上に難しいことが判明。溶接やロウ付けの他、エポキシパテや金属用の接着剤など、どれも決定打にならず。ズバリ満額回答の解決策が見つからないまま、ダラダラと時間だけが経過してゆきました。

で、半ば諦めて問題を先送りしかけていたある日、突然やって来たヤフオクでの一瞬の出会い、そして即落札。数日後、我が家へやってきたのがこちら。

中古パーツ メーターバイザー

このバイザー自体が年に5-6回しか出回らない貴重品ですが、そこそこの値段だった割にはナカナカの美品。ハッキリ言って上物です、ラッキー♪ 我が家へようこそ!!

ではこいつを装着する前に、ちょっと気になる細部のあっちこっち、隅々までキレイきれいに磨き上げて差し上げましょう。特段珍しい作業でもありませんけどね、磨きは中古部品レストアの基本ですので、シコシコ楽しみたいと思います(^^;)

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お湯と洗剤でよく洗って状態を確認

まずは洗います。見た感じ結構キレイですけどね、一応、埃がついてないこともないので。それに保管状況含めて、今までどういう扱いされとったかも分からんし、気分一新的な意味で一回お湯でキレイにウォッシング。ま、儀式みたいなモンです。

お風呂でお湯洗い

お風呂でジャブジャブ。洗車の記事でも触れましたが、食器用の中性洗剤が効果抜群です。スポンジでゴシゴシ気の済むまで念入りに。

聞いた話ですがレストアマニアになると、エンジンやキャブなどの機能性部品は、まず「鍋で『煮る』」ところから始める方もいるとか。まあ、汚れや油を落とすって意味で理に適ってはいるんでしょうけどね。台所がエライ臭いになるよねw

こんな感じ、大分キレイサッパリになりました。

このまま装着しても全然問題なし、十分綺麗ではあります。
が、ここは几帳面なA型の腕の見せどころ。アルミのフレームが経年の酸化でくすんでるのと(言われないと分からない人も多いでしょう)、樹脂バイザーの一部が少しデコボコしてる(何かの汚れがこびりついてる?)のが多少気になるところ。ちょっと手を加えて一段上の美品に仕上げて差し上げましょう。

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アルミフレームを研磨材で鏡面仕上げ

まずは定番のピカールで

ではまずはアルミのフレームをシコシコ磨いてゆきます。
用意しましたこちら、ピカールのラビングコンパウンド。いつものピカール、使い切っちゃったので、カインズで200円くらいで買ってきました。

何か良く分かんないんですけどね、いつものピカール売ってなかったのね。もしかしたらノーマル品より高性能なのかも…との根拠のない期待感が膨らみますw

はみ出しても良い様に、マスキングテープで丁寧に縁をガード。まあここまでやる必要もありませんケドね。タンクレストアの時に買ったマスキングテープが大量に余っておるのであります(^^;)

マスキングテープ

アルミ部分をピカールさんでシコシコ磨いてゆきます。
普通は適量のコンパウンドをウエス(ボロ布)にとって母材を磨きます。ですが、今回は新技を使ってみました。画像では分かりにくいですが、サランラップをクシャクシャっと丸めたカタマリで擦ってみました。

台所掃除のクレンザー磨きで、家事えもんがラップをおすすめしてたのを応用、というか真似ただけ。ウエスだと布の繊維の隙間にコンパウンドが吸着されちゃいますが、ラップだと吸い込まないので全量が磨きに使われ、こちらの方が効率的。実際、ピカピカになるまでの作業時間も短い気がします。力も要らないし。ボロボロになることも全くなし。これ、いいかも。お・す・す・め

こんな感じで全体的に抜け漏れのないよう、丁寧にシコシコ擦っていきます。力は不要。ある程度擦ったら、綺麗な布でふき取って仕上がりを確認します。で、満足するまで何回でもシコシコ。

仕上げに目の細かいマザーズ・マグ&アルミポリッシュ

で、まあ最後までピカールさんでも良いんですけどね、仕上げにこちらも用意してみました。10年くらい前に買ったマザーズのマグ&アルミポリッシュ。

かなり有名な定番品なのでご存知の方も多いでしょう。
こちらの方が番手、というか「目」が細かいので最後の仕上げに打ってつけです。ピカールに比べるとお値段が高いので、わざわざ買いに行くなら不要ですけどね、まあ既に家にあるモンなので。

番手、という意味で言うと、ピカールはどうなん?とお思いになるのもごもっとも。ですが、ピカールさんは研磨中にアルミナ(研磨剤)が徐々に細かく小さくなってゆくのだそうです。つまり最初は粗⇒最後は細、まで一本で出来るという、まるで深夜の通販番組の商品のような高機能(ホントかよw)です。まあ、実際使ってみて、まんざらでもないですけどね。

一応貼っておきますので興味の有る方は調べてみて下さい。

 

マザーズでの仕上げもサランラップでシコシコ磨きます。

マザーズで仕上げ磨き

両サイド、ヘッドライトステーとの接点も丁寧に磨きます。

最後にコンパウンドのカスをウエス(ボロ布)で拭き取ると…

こちらが出来上がり。
ほーら奥さん、見てください、この鏡のような輝き!!(通販チャンネル風に)

これぞ鏡面仕上げの醍醐味。多分、30年以上前の新品工場出荷状態でもここまでは光って無かったハズw

隠れてた線傷が…ちゃんとやるなら耐水ペーパーから始めましょう

ただねぇ…ちょっと気になることが。

写真では見難いんですけど、ピカピカになったことでハッキリクッキリと現れた線傷が2本。

うーん、分かりにくいですね…。結構目立つ太い線なのですが。
ま、こういうのはショーガナイっちゃしょうがない。今回はピカールさんとマザーズで処理しましたが、本来、研磨剤はそれ自体が仕上げ用ですので、下地を平らにしたり、今回のような深い傷を馴らすのは無理なのでありますね。

こういう場合、というか、本気で鏡面仕上げを『カガミ』にするためには、やはり手間をかけて耐水ペーパーで下地からやらないといけません。320番あたりの粗い番手から始めて、一回曇ってしまうのには目をつぶって平らにし、⇒640⇒1000⇒2000くらいまで頑張って、その後ピカールです。研磨剤は番手的には4000-10000番位ですから、「仕上げ用」というのが道理なのであります。そこまでやれば一点の曇りもない『ザ・鏡』が手に入ることでしょう。

ですが、今回はメンドクサイのでそこまでやってられません(忙しくってね~w)。

しかしながら、やる気と時間のある方は頑張ってみましょう。
きっと費やした時間と努力に見合った、満足が得られるのは間違いありません。『磨き』って、技術とか関係ないからね、やる気と根気さえあれば誰でも成果を手にできるが嬉しいところです。だけど…

鏡面仕上げって長持ちしないんですよね~。
室内保管で雨を避けてても一年くらいで曇ってきますよね。上からクリア塗装する方もいるそうですが、気泡が入ったり、見た目も黄ばんだ感じになるので正直言ってオススメしません。

まあ余程のマニア以外、良い子はホドホドにするのが良いのではないかな(^^;)

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樹脂バイザー部も花咲かGで磨く

では続いて樹脂製のスクリーン部分も磨いてゆきましょう。
こちらは花咲かGワックスを使います。『プロ仕込(笑)おすすめ洗車』でも触れましたが、ヘッドライトやミラー鏡面、ウィンカーレンズの他ヘルメットのバイザーなど、ガラス、樹脂関係は、花咲かGで一発、新品のようにピカピカになるのであります。

マスキングテープを引っぺがして、表裏両面とも、同じようにクシャクシャ・サランラップで磨いてゆきます。花咲かGのおかげで細かい線傷はだいたい消えてくれました。

こちらも一応貼っておきますね。お高いので強力におすすめはしませんが。

 

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金具類(皿ネジとステー)も姑息に錆び落とし

どーでもいいような細かい部品です。
バイザーとヘッドライトを固定するステーです。バイザーの真ん中のビスと、ヘッドライトの天井のトラスネジを繋げるものです。振動対策なんでしょうかね。ま、無くても大勢に影響はなさそうですが。

全体的にメッキもキレイなのですが、「く」の字の内角の部分が少しだけ錆びてます。なのでステンレスのワイヤーブラシで錆び落とし。こういうところにA型の几帳面さが現れますねw

今後のサビ止めに、クリアのスプレーを吹いておきます。
見た目は少し黄ばんでしまいますが、ほとんど目に付かない場所なのでOK。

バイザー側固定用のビス(真ん中)はサビ・汚れとも酷いので、ステンレスの皿ネジ(左)に交換です。ユニディー御用達、一本8円位だったかな?

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車体に取り付けて完成

仕上げに…無駄な足掻きですが(笑)、鏡面が一日でも長持ちするように、ワックスをかけておきます。ほとんどプラシーボ効果しかなさそうですけどね(^^;)

できました。

反対側も

まあ、ナカナカの仕上がりではないでしょうか(自画自賛)w

あとは車体に取り付けるのみ。

ヘッドライトステーの14ミリボルトを締めて行きます。

できた!!

 

 

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まとめ

約二ヶ月ぶりにバイザーが復活。
久しぶりのバイザーなしのGBちゃんもなかなかのイケメンで良かったんですけどね、やっぱりバイザーがあった方が何かと便利、高速走行も楽だし、ちょっとした物置きスペースにもなるし。

今度は割れないように、長持ちして欲しいものです。何しろ貴重な絶滅危惧パーツですからね…ですが。その原因と思しき部分を発見してしまいました。

ヘッドライトステーの内側に補強用に入れてあるスチールのアングル。どうもこれが悪さをしてるみたい。以前のステーが経年劣化で裂けかかっていたため、ステーを新品交換した際に補強用に設置したのです。その分ステーが「微妙に」左右に広がってるんですよね。その微妙な分がバイザーのフレームにストレスになっていたようです。

ステーが割れないようにしたら、もっと貴重なバイザが割れちゃったでござる、という笑えない話。

補強用アングルと共に現在装着している純正ノーマルのステーを外して、代わりにこちらの、やはり年代モノのホンダ純正オプションのアルミヘッドライトステー(数年前に入手済み)に交換すれば問題解決しそうではありますが…

ここのステー交換はそれこそメンドクサイのでありますw
トップブリッジもしくはフロントフォーク周りのアレコレ、たくさん脱着せんとあかんのです。考えただけで卒倒しそうw  ま、そのうち暇な時に気が向いたらやろうっと…と、得意の先送りであります(^^;)
その際はご報告しますのでお楽しみに。

アルミの鏡面加工に関しては多少ご参考にしていただけるかと思います。
たまには何も考えず、無の境地で磨きに没頭するのも悪くありませんよ(笑)

 

本日も最後までお付き合いくださりありがとうございます。

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