いつもご覧くださりありがとうございます。
早いもので間もなく今年も終わりです。
12月に入ったら必須の恒例ルーチン…そう、忘れずに損益計算しとかんといけません。含み損(含み益)を上手に相殺して賢く節税したいものです。
ですが…いざ年間譲渡損益・配当金の最新データを確認しようと思っても、ハテサテどの画面のどのメニューをクリックすればよかったんだっけか?と右往左往。
証券会社によっていちいち操作が異なるので訳ワカメなのよね。
ま、証券会社のコールセンターは親切丁寧に教えてくれますけどね。
でも去年せっかく覚えたのに、一年経つとすっかり忘れてちゃってるんだよね~(^^;)A
つーことで、毎年のことなので備忘録として作ってみました。
よろしければお役立てください。
ではどうぞ。
事前準備:繰越損失がある場合は前年の確定申告書類を用意
各証券会社のサイトへアクセスする前の大事な準備。
2月の確定申告の用紙を引っ張り出して来ましょうね。三年分の繰越損失額を確認しとかんとね。
え?儲かってばっかりで損なんか出とらんわって?
ソレはソレは羨ましいことでw
皆さんご存知でしょうが一応おさらい。こちらですね。
儲かりすぎて損失繰越してない方は今年分の節税だけ考えておけばよいので単純です。
が、繰越の有る方、特に一番古い三年前の繰越損失がまだ残っている方は、モッタイないので消されちゃう前に上手く益出しして節税したいですね。
参考までに、こちらもおさらい。
1月初旬に送られてくる特定口座の年間取引報告書です。
証券会社によって若干フォーマットが異なってるのがイラっとしますが、まあ最終的には差し引きがプラスかマイナスか、金額はいくらか、が分かればOKですね。
カブコムのPDF版があったので参考までに貼っておきますね。
確定申告の際には赤枠の①譲渡損益②配当金、それぞれの金額が必要となります。
んで、「年間取引報告書」に記載されているのは12月末日(受渡日)で締めた最終的な数字ですが、この数字の、日々更新されている現在進行中の最新データを証券会社のサイトから読み出すこと、これが当記事の主たる目的です。
現時点でいくらプラス(マイナス)なのか?を確認すれば、最終日までにいくら調整すればよいのか(プラスかマイナスか)がハッキリします。それに合わせて益出しもしくは損出しを粛々と進めるのみ。
当ブログをご贔屓頂いている優待マニアの皆様の場合だと、おそらく多いパターンは…
たーっくさん配当金貰って、その分たーっくさん信用配当金を払ってる(=譲渡損失)、っていう感じでしょうかね(^^;)
では本題の、各社別の操作方法へ参りましょう。
証券会社別年間損益データ確認画面
岡三オンライン証券
私のメイン口座。一般信用使えないので最近は肩身が狭いですが。
手数料最安の座はGMOクリック証券に譲ってしまいましたが、GMOってなんとなくね、ほらね、アレだしね、ごにょごにょ。
ここを使って無い方はゴメンナサイ。読み飛ばしてください。
まずは譲渡損益。
- メニュー上「資産状況」→メニュー左「過去のお取引」→「譲渡益税履歴」
- 受渡日を「2020年1月1日~2020年12月31日」と入力し「照会」を押す
- 「照会」の下に最新の損益合計金額が出てきます。
続いて配当金。譲渡損益と同じ画面です。
- メニュー上「資産状況」→メニュー左「過去のお取引」→「配当金履歴」
- 受渡日を「2020年1月1日~2020年12月31日」と入力し「照会」を押す
- 「照会」の下に最新の配当金合計金額と徴収済みの税金金額が出てきます。
出てくる数字は、チェックした時点での『受渡日ベースの最新データ』です。
で、余談を少々すると、「12月末に締まった時点」での上記金額、これが「年間取引報告書」に記載される金額ということになります。理屈上はそういうことね。
みなさん、ご理解頂いてると思いますが、おさらいということで。
ちなみに、こちらは都度発行される電子交付の譲渡益計算書。
赤枠上が年間損益額、下が配当金です。
基本的には前述のサイト内画面、および年間取引報告書と同じ項目となります(タイムラグがあるので画面上の数字とはズレたりします)。
※公式ページ⇒ 岡三オンライン証券
SBI証券
サクサク行きましょう。
続いては、優待マニアなら必ず持ってるSBI証券口座。こちらもシンプルで分かりやすいです。
- 上メニュー「口座管理」→「取引履歴」→「譲渡益税明細」
- 受渡日を「2020年1月1日~2020年12月31日」と入力し「照会」を押す
そうするとこんな画面となります。
紫色の楕円の部分、右上が「損益金額合計」、右下が「配当金額合計」です。
先程の岡三と同じですが、理屈上「年末締め」後はここの数字が、年間取引報告書に記載される金額とイコールになります。
尚、左の数字の徴収税額について。
SBIは所得税と地方税の内訳が記載されてないのですね。ま、益出し損出しだけなら事足りますので問題はありませんが。気になさる方はCSVデータ(地方税データ有)をダウンロードして、自分でシコシコ引き算してくだされ。
ちなみにこちらはSBIの電子交付。岡三オンラインと全く同じフォーマットで助かります。
※公式ページ⇒ SBI証券
※電話サポート付きの口座開設はこちら⇒『SBI証券の開設はネクシィーズトレードへ 』
松井証券
一般信用のハシリだった松井。
ですが近年は銘柄数も少ないし手数料も高いし、全く見る影もないですね~。というかやる気が全く感じられんな(笑)。
松井の画面はこちら。
- 上メニュー「資産状況」→左メニュー「特定口座損益」
- やや上「期間指定」を「20/1から20/12」
- その右側「取扱区分」を「全部」にして、右端の「検索」ボタンを押す
紫色の楕円の部分、左が譲渡損益合計金額、右側が配当金の合計金額です。シンプルで分かりやすい。
補足です。モザイクかけて消しちゃったけど、一応下に明細が出てきます。
内訳を確認したい方はご自身で足し算引き算してみましょう。ただし、この画面ではCSVダウンロードできないのが不便ですね。何かいい方法がありそうだけど。
明細の「配当金」項目の金額を合計すると、上の「配当金等合計」金額(税引後)とイコールになるはずです。また、「配当金」以外の項目の右端「譲渡損益」を合計すると、上の「譲渡損益合計」とイコールになります。
松井は以上です。残念ながらあまり使わないよね(^^;)
※公式ページ⇒ 松井証券
auカブコム証券(カブドットコム証券)
かつては株主優待界(?)を席巻したカブコムです。
逆日歩日数が長期となる12月は特にお世話になった方も多いのでは。12月は毎晩抽選会だったもんなぁw
auとくっついてからは…「2020年以降は全く使わなかったわ」と言う方も多数おられることかと。
ちなみにカブコム、ちょっと分かりにくいです。フォーマットが他の会社と少し違うのね。
では参りましょう。
- 上メニュー「資産管理」→「年間損益管理」
以上です。紫色の楕円の部分、一番上の数字が特定口座の年間損益です。下の二つは国税と地方税。
シンプルっちゃシンプルなんですが、要するに内訳が全く分かんないんですよね。
譲渡損益がいくらで配当金がいくらなのか、年間取引報告書が来るまで分かりません。ここに出てる数字が全部の合算です。
SBIなんかだと、例えば…、
受取配当金が30万、譲渡損益がマイナス32万(うち、信用支払配当金28万含む)、で結局2万マイナスか
…みたいな計算になる訳ですが、カブコムだとそれらを全部ひっくるめて合算後の金額が上に表示されてます。この例でいうと、マイナス2万としか表示されません。
ちなみに詳細を確認できるCSVダウンロードも無いようです。節税のための損益調整が目的なので、これでも問題ありませんが、ちょっと戸惑うと思いますので一応ご注意を。
※公式ページ⇒ auカブコム証券
(2017.12.4追記)楽天証券
2017年より一般信用が使えるようになった楽天証券。
手数料もイッキに下がり、かつてのITバブル来の休眠口座を復活させた方も多いのではないでしょうか。最早、優待マニアには必携の証券口座でございます。
ということで楽天も見て行きましょう。
まずはログインしてトップ画面から。
- 左上の「口座管理」にマウスカーソルを合わせると、プルダウンメニューがビローンと出てきます。
- 右下の方にある「特定口座損益(譲渡益税)」をクリック。
すると…
一目瞭然ですが、「譲渡損益合計」+「配当金合計」=総額となっています。
で、それぞれ下に源泉徴収税額が記載されていますね。シンプルでとても分かり易いですね~。ほかの会社も見習って欲しいw
ですが一点だけ注意事項があります。この足し算の数字、若干のタイムラグがあるようなのですね。
下の「年間合計月次履歴」をクリックしてみましょう。
すると同じ項目データが出てくるのですが、よく見ると上下で数字が異なっている場合があります。こちら(「~履歴」)のデータの方が最新のようです。上の「足し算」の方はアップデートが数時間遅れるため、直近(例えば12月分の配当金)のデータが反映されずにその分差異が発生することがあります。
詳細は不明ですが、どうも配当金だけ受渡日の翌朝、足し算の欄へリセットされて反映されるようです。なぜこのような仕様になってるのか分かりませんが、まあ要するに下(「~履歴」)を見たほうが確実だよ、ということで。
※公式ページ⇒ 楽天証券
(2020.5.12追記)SMBC日興・GMOクリック・マネックス追加
一般信用売り出来る口座がいつの間にやらひとつ、またひとつと増えて参りました。
毎度調べるのも面倒ですので、しばらく放置してたこの投稿、備忘録も兼ねて更新しときます。よろしければご活用くだされ。
SMBC日興証券
優待マニアにとっては、もはや無くてはならない日興の信用口座。
値上げのauカブコム長期の顧客も一網打尽にカッパイだことでしょうし、結果的に、既に優待クロス取り市場の主役ですね~。
ログイン後、「残高の確認」のタブをクリック。
右側の帯「特定口座譲渡履歴」をクリックするとこの(↑)画面になります。当該年度の合計欄を見て、残高を確認すればOK。譲渡益税は『「徴収額」-「還付額」』の差額となりますね。
配当金もほぼ同様。右側の帯「特定口座配当等履歴」をクリックすると隣のタブに切り替わります。
譲渡益と同様に、最下段の合計欄を確認すればOK。
実はこちらの画面にも譲渡損益が記載されてるので、配当画面だけ見とけば済みそうな気がしますが、譲渡益「税」が記載されてないんですよね~。なのでやや手間ですが両方確認が必須…。ですがまぁ優待株しかイジってなければ、通常は「譲渡益がマイナス」⇒『徴収税額「ゼロ」』という方が多いでしょうけどね。
※公式ページ⇒ SMBC日興証券
GMOクリック証券
クリック証券は銘柄数も多く無く、高金利(貸株料)の短期が基本なのでメインをで使う感じでは無いのですが…、案外、取り損なったレア銘柄が地味にゲットできたりするんですよね~。最近はシステム的にも割としっかりしてるし、かつてのGMOグループのような不安さ(?)もあまり感じません。むしろマネックスやauの方が(ry
早速参りましょう。ログイン後、『マイページ』⇒『精算表』をクリック。
んで、右側のタブ『特定口座譲渡益税情報』をクリックすると…
基準年を確認して、当該年度の分を見ればOK。
配当金は隣の左側のタブ『取引履歴・CSV』です。
が、ちょっと面倒なので丁寧に見てゆきましょう。
取引区分の『配当金』と『一般・特定』にチェック(レ)を入れ、『受渡日』のラジオボタンにドット、下のプルダウンを『今年(1月1日から前日まで)』にして『検索』をクリック。
すると結果が下の検索条件欄に作成されますので、右側の『表示』をクリックすると、検索結果に合計金額(=年間配当金合計)が表示されます。
で、注意を要する点が2点。
ひとつは、この合計金額、一般的な他社と異なり、税引き後の受渡金額が表示されてるんですよね。純粋な配当金額と税金は1月の年間取引報告書が来るまでどこにも記載がありません。全保有口座の損益集計する場合はご注意を。
ま、現状確認だけならこの数字で十分ですが、どーしても「内訳を知りたいっ」という場合は手計算(税率20.315%)となります。
もうひとつは、一般口座と特定口座を分けて集計できないこと。
この点に関しては、仕様上、どーもならんようです。まぁ誤発注とかしない限り、併用してる方もあまりいないでしょうが、念の為。
クリック証券は元々手数料が安い証券会社ですが、優待マニア的にはさらに、9449GMOインターネットの権利取得(6月&12月)で年間10000円分手数料キャッシュバックです。まだ持ってない方は取り敢えず口座開設しといて損はないかと。
※公式ページ⇒ GMOクリック証券
マネックス証券
2020年2月より、一般信用売り短期を開始したマネックス。
…が実際には在庫も少ないし、いろいろと問題が(ry
ま、正直オススメしないけど、備忘録なので一応。口座持ってる方はどーぞ。
ログイン後、トップバナーの『保有残高・口座管理』をマウスオーバーするとメニューがビロ~ンと出てきます。
んで、真ん中のあたり『売却損益明細』をクリックすると…
あとは期間指定(受渡日)が間違いないか確認するだけ。
で、下方、特定口座のところ、『譲渡損益額』『配当等課税対象額』とそれぞれの『源泉徴収額』を見ればOK。特に操作不要なので簡単ですね。
まとめ
ちょっと駆け足で端折っちゃったりしたけど、参考にしていただければ幸いです。
上手く活用して賢く節税してくださいね。
確定申告についてはこちらの別記事もご参考に♪
本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
困った時に役に立つ??株主優待便利情報はこちら♪
⇒『最安証券会社が一目で分かる!!価格帯別信用手数料比較一覧表』 オススメ
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⇒『株主優待券の換金相場の調べ方♪金券ショップ買取価格とヤフオク落札データ』
⇒『CSV一括ダウンロード♪証券会社別一般信用売り在庫確認方法』
⇒『譲渡損益通算&繰越も♪マイナンバーカード不要のパスワード式でe-Tax確定申告やってみた』
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