バイク用カッパ(レインウェア)お尻の縫い目の水漏れ修理♪剥がれたシールテープをアイロンで圧着補修

アイロン台 アイロン あて布 シームテープ カッパ
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いつもご覧下さりありがとうございます。

久しぶりにバイクネタです。
カッパ(レインウェア)の修理…、というほど大袈裟な作業でもありませんが、微妙に滲み出してくるお尻の縫い目部分のシール補修をやってみました。梅雨の季節にはまだちょっと早いですが、いよいよ本格的なツーリングシーズン♪、少し早めに直しておこうかと。

ポカポカと暖かな5月は、一年で一番バイクが気持ち良い季節ですからね~。

ではどうぞ。

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ツーリングの必須アイテム、レインウェア

人気のレインウエア、コンパクトな「ゴールドウィン Gベクター2」

バイク乗りなら一個は持っていたいレインウェア。
出先での天候急変時に安心なだけでなく、よく出来た雨具だと、快適に湿度を逃し風を通し、簡易的な防寒具としても活躍してくれます。

で、私が普段使いで愛用しているバイク用のカッパ(レインウェア)はと言うと…。
以前にこちらの記事(⇒『冬の防寒!!グローブよりもハンドルカバーが最強!!』)でもチラッと触れましたが、こちらのゴールドウィン、Gベクター2であります。

ま、偉そうに言う程のコトでもなく(^^;)、皆さんご存知、amazonなどのランキングでも常に上位のベストセラー定番品であります。既に持っているよ~ん♪、という方も多いでしょう。

Gベクターのおすすめポイントアレコレ

大きなお世話ですが、せっかくなのでGベクター2のお気に入りな点も少々触れておきましょう。

何と言っても折畳んだ時の圧倒的な軽量コンパクトさ。付属の巾着袋に入れると丁度トイレットペーパー二個分位でしょうか、ザックに放り込んでもほとんど気になりません。

ゴールドウィンGベクター2 レインウエア 折り畳んだ状態 コンパクト

イザと言う時用、そして積載量に限りがあるバイクユースとしては大きなアドバンテージであります。

それでいて肝心の防水効果も抜群です。
大雨の中、東海道をを6-7時間走行したことがありますが、水漏れは皆無。なおかつ、通気口とインナーメッシュのおかげで適度な通気性をキープし蒸れずに快適、カッパの内側は春ウララな快適空間でした。

防風や保温効果もまあまあで、10月初旬の富士山周辺でも長袖Tシャツの上にコレを着ただけで、暑すぎず寒すぎず、快適なツーリングだった記憶があります(当日の気温にもよりますが)。

デザインも派手さはありませんが、いかにもなバイク用品っぽいツートンではなく、単色の黒があったのでこちらをチョイス。ヤマハ(ワイズギア)のサイバーテックスも良いんですけど、単色って案外無いのよね…。ま、デザインは好みもあるからアレですけど、割とかっこいいのではないかと思います(^^;)

ちょっとお高いのが珠にキズですが、十分、それだけの価値がある高機能なレインウエアだと思います。
私のは既に7-8年経ってますが、大きな傷みもなくまだまだ全然余裕。長く使うと思えば十分元が取れるし、そういう意味でも定期的に手入れ(=本稿の趣旨)だけはしてあげたいところです。

これから一着ご購入を検討中の方は、候補としてチェックする価値は高いかと。

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お尻の縫い目だけは、定期的なメンテが必要

…かように、このカッパに関しての不満は一切無いのですが。
唯一、気になるのがお尻の縫い目部分のシール。使っているうちに少しずつ劣化し、気がつくと微妙にお尻が濡れてたりして。

具体的に見てゆきましょう。

こちらが、Gベクター2の下半身、「ズボン」の方ですね。

レインウエア スボン

お尻の部分を裏っ返してみましょう。

レインウエアお尻縫い目

↑上の写真が丁度股間のあたりです。
アウター(外側)は黒い生地(ナイロンっぽい素材)、インナー(内側)は白い生地(塩ビっぽい素材=こっちが防水機能?)の二重構造になってますね。で、いくつかのパーツ(?)を二重のまま縫い合わせて立体成型になっとる訳です。

んで、「縫い目がある」ということは、必然的に針穴が開いてる=水を通す訳です。
その対策として…ちょっと見難いですが、縫製の縫い目を覆うようにシールテープが圧着されているのが分かるでしょうか?

上の写真だと見にくいのでアップにすると…

シームテープが剥がれている

こうなってます。縫い目に沿って、上からシールテープで防水する仕組みとなっとる訳ですね。テントの縫い目と基本的に同じ構造です。
で、写真の通り、ビローンと剥がれかかっとる…。こんな状態になると、針穴がジャブジャブ水を通しちゃうのはご理解いただけるかと。

別の写真ももう一枚。

縫い目のシームテープが剥がれている

もう完全に浮いちゃってますね。

シームテープが剥がれかかっている

こちらは完全に剥がれてないけど、左右両サイドの端っこが少し浮きかかってますね。上の写真みたいに完全に剥離するのも時間の問題でしょう。

ということで、こうなっちゃうと、縫い目の部分から微量ですが染み込んでくる訳ですね。残念ながら、どんなカッパでも、大概は経年劣化でこのようになってしまいます。

まあでもこれは、構造上やむを得ないんですよね~。
お尻以外の部分、つまり袖の部分とか背中とか裾とか、そういう箇所の縫い目のシールはほとん剥がれません。しかしながら、お尻・股間はモロ体重がかかる部位である上、ライディングの際に擦れる場所でもあり、やや厳しい環境なのでしょう。そして雨水は重力に従って下に落ちて行き、サドルの部分で一旦水溜りとなるので、どうしてもお尻の下が一時的に水没する感じになる訳ですね。

お尻の箇所に縫い目のない一枚成形のカッパズボンだと滲みてこないのでしょうが、バイク用のレインウェアではあまり見かけないようです。形状的に動き難くなるとか、きっと何か理由があるのでしょうね。 

構造上の問題ですので、たとえ他の高価なレインウエアを買っても基本的には同じです。
なので、一定の年数使って漏れてきたからって、イチイチ買い換えるのは勿体無いです。結局また同じ結果になるだけ。そもそもお尻以外の部分は全然傷んで無い訳ですし。

つーことで、この部分は消耗品、というか定期メンテ必須箇所だと思って手入れをしてあげれば済むことです。自分で直すと構造もよく分かるし勉強になりますしね!

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アイロンを使ってシールの修理

アイロンはいろいろ使えて便利

ということで具体的な作業に参りましょう。修復にはアイロンを使います。

アイロン 

私的事情により、我が家にはなぜかアイロンが三台もあるので(汗)、こちらは洗濯以外の、雑用および実験君専用機のアイロンさん。実はアイロンは洗濯以外にもいろいろ使えて便利だったりして。

こんな風に背番号を剥がしたり…

アイロン レアル・マドリー ゲームシャツ

スキー板にワックスをかけたり…

アイロン スキー板 ワックス

古いお札もこんなにピンピンに!!

古い100円札

…オフザケはこの辺までにして、本題に戻りましょう(^^;)
(良い子は真似しないように。お金で遊んではいけませんよ!!)

ということで、今回はシールテープ(シームレステープ)の修復で活躍してもらいましょう。

用意するもの

その他準備した道具一式はこちら。

アイロン台 アイロン あて布 シームテープ カッパ

アイロンそのものの他に、アイロン台が必要ですね。
左から二番目にあるのは、補修用のシールテープ(シームレステープ)です。詳細は後述。
右から二番目、「あて布」を一枚用意します。直アテだと温度が高すぎて白い塩ビ(?)素材が溶けちゃいますので。

あて布

よく分かんないけど、なんかTシャツの切れっ端みたいなヤツです。まあなんでもいいので一枚用意しましょう。

実際の作業

それでは参りましょう。
まずはアイロンの電源を入れて、温度調整は中に。スチームじゃない方ですね。

アイロン 温度は中で

アイロンが温まったら、該当のシールテープの上にあて布を通してアイロンをかけるだけ。

アイロンをあてる

「長さは20秒程度」という人もいますが、やり過ぎると防水の白い生地(塩ビ?)が溶けちゃいますので気をつけましょう。失敗しても誰も責任をとってくれませんので(汗)、ちょっとやっては様子を見て、てな感じで最初は手探りで。何度かやって勘所を掴みましょうね!!

10-20秒程度 様子を見てあてる

縫い目がT字になっているところは特に丁寧に。端の方からチョットずつ、様子を見ながら進めましょう。

何度かアイロンをかけて上手く行くとこんな感じになります。

くっついた

さっきまで浮いていたシールテープがちゃんと元通り圧着されました。

T字箇所は丁寧に

こちらも同じく。新品のようになりました。

治った

T字になっているところは長年の繰り返し重ね修復で、だいぶヨれちゃってますね。丁寧にチョットずつ進めます。

治った

だいぶ元通りに直ってきました。シールが縫い目をしっかりカバーしています。

治った

完全に剥がれていないものの端が浮きかかっていた箇所。ここも予防という意味で、丁寧にアイロン圧着しておきます。これで剥がれにくくなる筈。

奥の方まで結構剥がれかかっとる…(汗)

肝心のお尻の周辺はだいたい圧着完了。ほぼ完璧に修復できたのですが…
せっかくなので剥がれかかってる箇所をアチコチ探しては丁寧に直してると、次から次へと浮いてる箇所が出てきて、ドンドン奥の奥へ…

袖の部分も剥がれかかっている

足の裾の方に向かって洞窟を探索するように進みますw
裾はほとんど水漏れすることもないので全く気にしておりませんでしたが、意外とシールが劣化してるのですね。

ということで、面倒くさいので一旦、全部裏返してみることにしました。

スボンを裏返し全部チェック

裾の方が結構剥がれかかってました。この辺は放置しといても大して問題ないのでしょうが…

裾の端の部分が浮いてる

丁寧に直しておきます。我ながら几帳面なA型であります(^^;)

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穴開きをシームレステープで修復

一箇所小さな穴が開いていた

だいたい直ったのですが、一箇所穴開きを発見してしまいました。

小さな穴が(破け)空いている

何か引っ掛けたのかな?外側(黒のナイロン地)は無傷だったんですけどね~。
まあ放置しといても問題なさそうですが、せっかくなのでここも直しておきましょう。ここは「元の」シールテープがありませんので、こちら(↓)を使います。

キャプテンスタッグ シームレステープ

キャプテンスタッグのシームレステープです。
本来はテントの修復用品ですが、雨合羽(レインウェア)用のシールテープとして使えます。テント用途だと結構な量を消費するのでしょうが、バイクカッパ(レインウエア)の修理だと全然減りませんw 多分、私が死ぬまでもつと思う(^^;)

穴のサイズ大に、1cm程度をハサミでカットします。

シームレステープで塞ぐ

穴の上に置いて…

シームレステープを乗せる

さっきと同じようにアテ布を通してアイロンをかけます。

アイロンで加熱

直ったかな?

治った

穴が塞がりました!!

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まとめ

大した内容でもなくすみません(^^;)
まあでも、たま~にアイロンかけてあげるだけで、愛着のあるレインウェアも長持ちしてくれること間違いなし。来月にはバイク乗りにはイヤ~な梅雨がやってきます。チョット時間のある時にでも、ひと手間、チェックしてあげましょう。

尚、本文中では、元々のシールテープにそのままアイロンをかけただけでしたが…
剥がれたシールテープが既に破けたり千切れてしまっているなど傷みが激しい場合、もしくはテープにゴミやホコリを拾って汚れている場合など、要するにそのままだとキレイに圧着できそうもないケースもあります。そういう場合はシームレステープを適宜切り出して補修すればOKです。

で、このキャプテンスタッグのシームレステープ、実はソコソコいいお値段なんですよね(1500円位する!!)。

 なので、ポチる時に微妙に二の足を踏みたくなります(笑)。ですが、押入れに放置しといて劣化することもなさそうですし、テントの修復にも使えるので一個あっても良いのではないでしょうかね。
まあ、カッパを買い替える(1万円前後)ことを考えればリーズナブルなのではないかと。

最終的にはご自身のご判断でどうぞ。
また作業自体も自己責任で。カッパの保証期間中はやっちゃダメですよw

 

本日も最後までお付き合いくださりありがとうございました。

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