いつもご覧下さりありがとうございます。
DIY…と呼ぶのもおこがましい、プチ修理、写真ばっかしのライトネタです(^^;)
ま、イマドキ、傘なんざ買ったって安いからね。
随分前から100円で三つ折りの折り畳み傘が買える時代(品質はアレだけど)。
わざわざ直す人もあまりいないでしょうが…。
案外簡単だったので、作業過程で気づいたことなども多少残しておきます。
必要に迫られている方はご参考に。
ではどうぞ。
突風で骨が曲がった安物の傘
事件が起きたのは、とある春の嵐の朝。
ゴミを捨てに軒先に出掛けたほんの一瞬 ピューッという突風に煽られたかと思ったら…
ステンレス(?)の棒の部分(正確には「骨」というそうです)、真ん中辺りで二箇所、折れた…というか、曲がっちゃいました。
アップするとこんな感じ。
100均のビニール傘でもないんですけどね、台風でもないのに案外弱いよね。差した角度が悪かったのでしょう。
更にアップすると…
ちょうど関節の先の辺りでしょうか、ごく微妙に、10-15度位ですかね、曲がってます。関節の外側は支えが無いから強度が落ちるのでしょうかね。
まあでも、こういうことはよくあることです。
このままでも使えないことは無いし(多少みっともないけどw)、サッサと捨てて書い直したって安いもんです。普通は修理なんかしないよね(^^;)
傘修理用の安いDIYキットがあった
そしてこの傘、高価なブランド物…と言う訳でもなく。
1000円位?中国製の安物らしいんだけど、デザインと軽さ、尺などが丁度良いらしいんですよね。ま、そもそも高級品なら直すにしてもプロに頼みますけどねw
オカンいわく、使い易くて気に入ってるので、ダイソーとか売ってる傘の修理キットで直してよ…とのリクエストであります。
品質や強度的にダイソーはさすがになぁ…と、100均はとりあえず保留・後回し。
他の選択肢をリサーチしてみると…
一応、即席修理をやってくれるお店はあります。
クリーニング屋さんなんかでカサ修理の看板を出してるケースもありますが、ポピュラーなのは、ショッピングモールとか駅ナカでよく見掛けるアノ靴修理屋さんです。面倒くさい方はそっちの方がオススメ。早くて楽です。
⇒『MISTER MINT(ミスターミニット)』
ただまあ、手間賃は掛かりますんで、安物傘だとアシが出ちゃうよな…
というドケチ節約志向のあなたは、是非ご自身で(ま、話のタネにもなるしね)。
ということで調べてみたらありました。こちらの商品。
修理箇所にもよりますが、今回、我が家の傘修理で購入したパーツは上記の『三ッ爪・大』で180円ほど。 この程度の価格差ならダイソーより全然いいよねw
発注前に修理箇所とサイズの確認。
ということで、上記の和気産業さんの『傘職人』を取り急ぎ調達することにいたしました。
ですが、通販購入する前にいくつか確認事項がありますのでお間違えのないように。
修理箇所によって必要なパーツが異なる
傘の修理箇所ってのは大雑把に言って四箇所に分類できるそうです。
修理箇所 | どこ? | 補修パーツ |
親骨 | うちの傘が壊れたトコロ。いわゆる骨 | 補強爪(三ッ爪・四ッ爪など) |
関節 | 2本の骨が接続してる部分。可動部。 | 関節爪(親骨用・受骨用) |
つゆ先 | 放射状の骨の先っちょ | 交換用つゆ先 |
布 | 上にかぶせてある布 | 補修シート等 |
詳しくは和気産業さんの公式ページをご一読あれ
⇒『傘(かさ)修理用品|自分で直せる補修グッズ』
違うモノ注文したら直せませんので(笑)、間違えないよう、発注前によくご確認を。
ただまあ、一番多いのは、というかほとんどは強風で「おちょこ」になっちゃうパターンだと思うんですよね。つまり事象としては骨(親骨)が折れるとか曲がるとか。今回のウチのパターンです。
逆に関節が壊れるとか布が破けるとか相当です(^^;)
そうなったら素直にアキラメが肝心のような…。
親骨補修パーツは種類が多い
で、この和気産業さんの親骨補修用の爪パーツ、種類が多くて若干分かり難いんですよね。『爪の数』と『サイズ』による四種類があります。整理すると、
三ッ爪・大 | 四ッ爪・大 |
三ッ爪・小 | 四ッ爪・小 |
…と、こうなっとる訳ですね。
実際にはこの他に『色』の要素、つまり、「シルバー(メッキ地?)」か「黒の塗装」か、二種類ずつあるので、計8種類ということになりますね。間違えないように。
爪の数は骨が曲がった場所による?
三ッ爪より四ッ爪の方が頑丈なような気がしますよね。四つの方が値段も少しだけ高いし。
ですが、実際に現物を見ると分かるけど、三つでも十分な強度があります。
むしろ、四ッ爪だと『間』が狭くなってしまうところがポイント。
何もない、親骨の真ん中ら辺の場合は四ッ爪で良いと思いますが、今回のウチのパターンのように、関節のすぐソバで折れ曲がっている場合は要注意です。
ご覧のように、関節を跨いで補強パーツをセットしないといけません。
四ッ爪だと内側の爪が関節に引っかかって上手く固定できない(爪を折り曲げられない)可能性が大。
ということで三ッ爪をチョイスしました。
大と小は、実際に傘の骨の太さをチェック
続いてサイズです。大と小って何や?ということですが、これは『太さ』ですね。
公式ぺーじには、『小で直径3mm』『大で直径5mm』のパイプが入った、とあります。ということで実際に親骨を測ってみます。
この傘、細っちいな、という印象でしたが、意外なことに骨の太さは3.5mm以上ありました。
ということで、おそらく『小』では被せられないはずです。幼児用の小さな傘でも案外骨は太かったりする場合もあるようですので、必ず事前に計測した方が良いでしょう。
つーことでサイズは『大』をチョイス。
…かような経緯で、前述の『三ッ爪・大・シルバー』を発注。
尚、単品で購入する場合は、送料込みで買えるヨドバシ・ドット・コムが一番安いと思います。
また、黒い親骨の場合でも、マジックで塗れば全然問題ないので、お安いシルバーで十分かと。ご節約くだされ。
数日後、届いた補修部品
ヨドバシは安いのですが、在庫が無い様で取り寄せに数日掛かりました。お急ぎの方はAmazonなど他を探したほうが良いかもしれません。ホームセンターなどの実店舗に相談しても良いかも。
んで、到着したのがこちら。
今回、修理箇所は二箇所だけですが、パーツは4個入りでした。もう1回か2回、使えますw
裏側も。
うーむ、こんな軽くて小さいものを送料込み180円程度で買ってしまって良いのだろうか…。配達してくれる日本郵便さんへの若干の罪悪感w
ということで、早速修理作業へ参りましょう。
修理の実作業
作業、と言っても大したことないんですけどね(^^;)
間違えなくパーツ購入さえ出来ていれば、補修工程のほぼ7割方完了していると言っても過言ではありません。
ですが、いきなり問題が。
取説他によると、「まずはじめに、『かさ布』を外す」とあるのですが…
100均のビニール傘なんかだと、キャップがカポッとハマってるだでなので、引っ張れば外れるんですけどね、こういう「ちゃんとした傘」は糸で頑丈に固定してあるのですね。
布を外す理由は、補修パーツをプライヤーでカシメる時に邪魔にならない、つまり「作業しやすい」ってだけなので、今回は外さずそのままGoです。一回外して、修理後にまた結き直すのメンドクサイからね。
「いや丁寧に作業したんじゃ~!!」というコダワリのある方は外しましょう。
ということで作業続行。
まずは、曲がった親骨を力技で平(たいら)に戻してゆきます。
折れて破断しないように注意しながら、ゆっくり戻します。結構力が要るかも。
ある程度元のようなラインになったら、すかさず補修パーツをハメます。
当初想定通り、関節部分が結構邪魔なので、『四ッ爪』だと狭過ぎだった可能性大です。そして、太さも結構ギリギリだったりして。『小』だと入らなかったですね。
あとはプライヤーでツメを折り曲げ、固定するだけ。
電工ペンチはパワーはあるけど、ちょっとデカイので作業しにくいです。この他にラジオペンチも使用しました。
布を外さなかったので、少々窮屈でしたが、作業出来ないことはありませんでした。ま、仕上がりがちょっと微妙になっちゃったのは否めないけど(^^;)
出来上がりがこちら。
うん、ちょっと雑だな(笑)。
ま、外からは見えない箇所ですからね(^^;)
修理後の出来栄え
同じように二箇所を作業し、出来上がったのがこちら。
ちょっと分かり難いかもしれませんが。
比較のために、修理前の写真(上の方で載せたものと同じ)もどうぞ。下(↓)が修理前。
明らかに「カックン」と折れ曲がっていたのが、スムーズなラインになっています。
新品時に比べると多少歪んでいるような気がしますが、まあ実用上は問題ないでしょう。
傘の外側から見ると…
うーん、言われないと分からないけど、微妙にRがキツくなってるかな(^^;)
折り畳んだ状態だと…
2本の骨だけ「カックン」と角張っていたのでが、ほとんど目立たなくなりました。
肝心の補強箇所ですが、小さな補修部品にしては強度も十分あるようです。
三箇所のツメをラジペンで折り曲げただけですが、シッカリ固定されており、動く気配は微塵もありません。
使用上は問題無さそうです。これでまだ暫くは使えますね。
まとめ
ということで、相変わらずの手抜き投稿でございました。
まあ、あんまり需要もないかとは思いますが、話のネタ的にも一度くらいはいいかも。
冒頭にも申し上げましたが、結局のところ、カサそのものが安いですからね。
損得だけで考えるとアホらしいですが…。
何でもかんでも買い替えりゃええわ、とは行かないこともございます。
- 長年使ってお気に入りの傘
- 簡単には手に入らないレア物の傘
- 大事な人との思い出が一杯詰まったカサ
…その他、ちょっと大きめのサイズの傘とかね、イザ買おうと思うと、案外無かったりするもんです。
そういう時は自分でチャチャッと修理してみるのも一つの選択肢。
必要な際はご参考にどうぞ。
本日も最後までお付き合いくださりありがとうございました。
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