いつもご覧くださってありがとうございます。
さて、前回『②実践編』では、自宅でお手軽にエスプレッソを楽しむ具体的な方法をご紹介いたしました。ここまで来れば準備はOK、さあ、あとは入れるだけ!
今回最終回の『③応用編』では、実際にマキネッタを使ってエスプレッソを入れる際のちょっとしたコツや、泡々ミルクでカプチーノを作る方法、さらにはメンテナンスや消耗品などについてもご紹介いたします。
→第一部「思い出編」はこちら
→第二部「実践編」はこちら
前回同様ですが通しのタイトルテーマは、
『毎日自宅で安くてそこそこ美味しいエスプレッソを飲みたいっ!』
ではどうぞ。
前回同様ですが、念のための目次です。オレンジ文字が当ページです。
————————自宅でエスプレッソ①「思い出編」————————
1.エスプレッソの思い出
———-自宅でエスプレッソ②「実践編」~豆の調達と挽き方まで———
2.「自宅でエスプレッソ」に立ちはだかる壁
3.コストを下げる方法
3-1.マキネッタを購入しよう
3-2.豆をどこで買うか
3-3.極細挽きに挽く方法
————————-自宅でエスプレッソ③「応用編」————————-
4. マキネッタでエスプレッソを入れてみよう!
4-1.ちょっとしたコツ
4-2.泡々ミルクでカプチーノ
4-3.メンテナンスと消耗品
それじゃ行ってみましょう。
4.マキネッタでエスプレッソコーヒーを入れてみよう!
さて、ここまでくれば、あとは実際に入れるのみです。
マキネッタ(直火式エスプレッソメーカー)の取説どおりに、水入れて、粉を詰めて、タンピングして、しっかり締めて…ガス台にかければ出来上がり。特に難しいこともありません。その作業を説明してもしょうがありませんので…。
通常の取説には書いていないちょっとしたコツ、我が家で実際に入れている方法をご紹介しようかと思います。
他に、ミルクスチーマーが無くてもなんとかなる泡々ミルクの作り方や、最後となりますが、消耗品・メンテナンスについても多少触れたいと思います。
4-1.マキネッタを使うちょっとしたコツ
4-1-1.先にお湯を沸かす。
取説には水を入れろと書いてありますね。多分なんらかの理由があるのかもしれません。そっちの方がおいしいとか。
我が家では「水」ではなく「お湯」を入れます。若干、亜流ですが、多分今まで累計3000回以上やって、今のところコレが一番よいと思っているやり方です。強力にオススメする訳ではありませんが、多少なりとも参考にしていただければ幸いです。
先にヤカンでもレンジでもいいのでお湯を沸かします。お湯を注ぐと…、
アルミは熱伝導性が高いですので、あっという間にチンチンに熱くなります。なので、締める時にヤケドしないように、下に台布巾など敷いておきましょう。アウトドアでは左手だけ軍手しておくとよいですね。
お湯を使うと何が違うか。
マキネッタをガス台にかけてから、エスプレッソが出来上がるまでの時間が短縮されます。主たる利点は、二つあります。
- 圧力が高くなる:すぐに沸騰するのでイッキに圧力が上がります。チンタラ蒸気が抜けませんのでロスがありません。なので理屈上、若干ですが高圧になるはず…です(^^;)。デロンギ等の10気圧マシンに対して非力なマキネッタの力をカバーして抽出!!
- パッキンが長持ちする:火(ガス台)にかけておく時間が短いので、パッキンが高温のアルミに接してる時間も短くて済みます。長時間加熱するとゴムの成分がベッタリと溶けて癒着することでパッキンの寿命が早まります。
さらにはよくある空焚きの危険…まああんまりないけど年寄りはね、ホラ、よくやるでしょ(^_^;)A
一分くらいで出来ちゃいますので、ずーっとガス台の前に張り付いてなくてよいのは楽です。
4-1-2.ペーパーフィルターを使う。
マキネッタで丸型ろ紙の使用については賛否両論のようです。
微粉をカットしてくれるという人がいる半面、風味を損なうと言う人も。
ここでの話は前提として、1-1.のお湯で入れる場合を想定しています。前述の通り、若干高圧になるため、フィルターがないと吹く可能性が大です。基本的にお湯で入れる場合はペーパーフィルターが必須とお考えください。
これですね。丸いやつ。これがあれば吹きこぼれて粉まみれになることはありません。
で、こういうフィルター、カルディーとか東急ハンズで買うと高いでしょ。そんなの要りません。
コレで十分。どこの家庭にもあるリードクッキングペーパー。
キッチンばさみで切って使いましょう。一枚で16個取れます。
4-1-3.よく締める
案外盲点ですが重要です。
シッカリ締めないと、継ぎ目からドンドン蒸気が抜けてしまいます。
私がコンチクショー、コンチクショーと締めるので、洗う時にオカンが、コンチクショー、コンチクショーと言いながら外してます。
こんなのできました。ミルクたっぷりカフェラテ!(ラッテマキアート?)
以上、これが正しいやり方では無いかもしれませんが、何かひと工夫できないかな、と思案している方、もしよろしければ一度、お試しくださいませ。
4-2.泡々ミルクでカプチーノ
4-2-1.泡立て器(ミルクフォーマー)を買いましょう
デロンギなどのエスプレッソマシンにあって、マキネッタに無いモノ、それがミルクスチーマーです。
僻みます。。・゚・(ノД`)・゚・。ウエエェェン
でもね、あれもあったらあったで掃除がメンドクサいんですよ。
コレで十分。どど~ん。
前述の『エスプレッソの思い出』で少し触れましたが、上野のスタバで10年前に買った逸品。かなり高性能ハイパワーです。でも高い。1800円でした。
もう少しリーズナブルなモノだと…ハリオやカリタなどのコーヒー専門ブランドなら安心かな?1000円くらいからあるようです。更に安いのだとMUJIやIKEAにもあるようです。
100均は…正直言ってお勧めしません。安物買いの銭失い。ウチにも一個ありますが全く何の役にも立ちません。そろそろ捨てるかな。
4-2-2.実際の使い方
実際にやってみましょう。
まずは適当な器、できれば縦長のコップがいいですね。背が低いと溢れちゃいます。
左は遠い昔にいただいた陶器製のビアグラスです。
3CUP用マキネッタ1回分で、だいたいミルク100-120ml位で十分です。あとはお好みで。
注意点ですが、低脂肪乳はダメです。泡立ちません。理屈は知りませんが。
注いだコップを電子レンジへ。
先ほどの量(120ml)だと500wのレンジで60秒ほど。ご自宅のレンジで微調整してみてください。
ある程度温まらないと、フワーっと泡立ちません。
反対にやりすぎてチンチンに加熱しちゃうと、泡立ちが悪いだけでなく、牛乳の膜が張ってしまい、泡だて器に細かいゴミが詰まって洗うのに難儀します。気をつけましょう。
程よい加減で加熱したら泡だて器でシェイク!シェイク!
適当に上下させたりして。空気を混ぜ込むのがコツです。あと電池が弱ってくると泡立ちが悪くなりますのでご注意を。我が家では専用エネループ単三2本を確保しております。
30秒~1分で、できあがりです。美味しそうでしょ。
こんな感じに上の方まで膨らみますので、丈の高いグラスなどが必要です。
カップのエスプレッソの上に泡々ミルクを注ぎ、シナモンパウダーをかければ…カプチーノの完成!
泡を残さず掬うのに、カレー用の大きいスプーンが便利です。
マシーンが無くてもカプチーノが出来ました!さあアナタもレッツトライ!
4-3.メンテナンスと消耗品
4-3-1.お掃除
マキネッタは、イタリアでは洗剤を使わずにお湯だけで洗うのが一般的だそうです。理由は香りを残すとか、油分で金属臭を消すとか、いろいろ。
しかしね、彼ら(イタリア人)は我々がお茶を飲むが如く毎日使ってるんですよね~。そしてここは高温多湿の日本国であります。週末に家で一杯だけ、なんて方は、カビ生えるから中性洗剤使ってちゃんと洗いましょうね。何事もリアルを見て対処することが大事です(偉そうでスミマセンw)。
尚、漏斗網の部分、裏側にコーヒーカスが結構溜まります。洗剤スポンジでは中まで擦れませんが、たまには下の穴から小さなブラシなど入れてみましょう。大量に粉が出てきますよ~。
4-3-2.消耗品
ビアレッティのホームページなどを見ると、パッキンの他に、網や漏斗網も交換用部品のラインナップがあるようです。が、実際に定期的な交換が必須な消耗品はパッキンだけでしょう。
だいたい東急ハンズで3CUP用が600円くらいで売ってます。高いですね~。
ウチのノーブランドマキネッタ、1000円だったんだけど…(^_^;)A
楽天、amazon、オークションなども見てみて、一番安かったのはカルディのこちら。
ビアレッティ純正品ではなくカリタが「ビアレッティ互換用」として提供してるものです。エコリカのプリンタインクみたいなモンですね。税込324円。
ネット通販も安いのはあるんですけど、こういう小さいものは送料入れると結局高くなっちゃうんですよね。まとめて何十個も買う訳にもいかんし。
感覚的には多少品質が落ちるような気がしますけど、安い分、交換頻度で十分カバーしてお釣りが来るでしょう。
カルディでも在庫は少ないようなので、事前に℡で確認しておくと安心です。無い場合は近隣の店から取ってくれたり親切に対応してくれますよ!
我が家では大体一年に一回くらいは交換してるかなあ。
それでも長持ちしてる方だと思います。『お湯沸かしてから~』のやり方が結構効いています。水からだとそんなに長持ちしません。
まとめ
以上、今回は初トライの三部作でしたが、長々とお付き合いくださりありがとうございました。
多少自己満足的な内容になってしまいましたが、ごゆるりと暖かく見守ってくださいませ。
読んでくださった皆々様のコーヒーライフの、ほんの一助にでもなれば幸いです。
最後までお付き合いくださりありがとうございます。
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