いつもご覧くださってありがとうございます。
整備日記というのもおこがましい、ちょっとした小ネタです。
死ぬほど(笑)超簡単作業ですが、侮るなかれ。実は意外と効果があったりして。
話のタネにもなりますので、気になってる方は一度お試しあれ。
ではどうぞ。
【参考記事】↓こちらも超簡単手抜きなんちゃってメンテ作業。暇つぶしのネタにどーぞ(2017年1月公開記事)
燃費の悪化はパッキンのせいかも?
GBのような古~いバイクだと、タンクキャップのゴムパッキンは大抵劣化して硬化しています。
すると気密性が低下して、
- ガソリンが少しずつ蒸発したり⇒もったいない!燃費が悪化
- 湿気がタンク内へ入ったり⇒エンジンに良くないし、タンクが錆びる原因なる
と いいことがありません。
しかし、ゴムパッキンを交換したいっ!って思ってパーツリストを見ても、部品設定がありません。
GBのタンクキャップはゴムパッキン部分だけを交換出来ない仕様です。
キャップのカタマリごと交換するしかありません…(T_T)
そんなのモターイナイ、部品取りしてニコイチにしたるわ、とジャンク品のタンクキャップを全部ばらした事があります。ですが、あちこち、圧入箇所やカシメがある構造となっており、一回分解したら組み直せない使い捨ての構造でした。
結局あのゴムの部分だけを取り出すことはできませんでした。
(外そうとするとビリビリに破けてしまいます)
交換できないとなると、要はヘタったゴムの性能をカバーしてやればよい、ということで、切り抜いたゴムパッキンで上から補強してあげます。
必要なもの
用意したもの。
耐油ゴムシート、サークルカッター、カッティングマット、定規・ノギス、鉛筆かペン、これだけです。
サークルカッターはOLFA製300円くらい(amazonで購入)
しかし購入後に、ダイソーでも売ってるのを発見(T_T)
まあでも、精度とか全然違うと思うので、失敗したくない人はOLFAオススメします(;´Д`)
耐油ゴムシート。メーカー不明、NBR-11と書いてあります。
ユニディのゴムマットのコーナーで発見。200円くらいでした。サイズは10cm四方で厚さが1mm。
できれば耐油だけでなく、「耐ガソリン」と明記してあるものがよいです。
耐ガソリン性が弱いと徐々に劣化します。
以前、実は3mmもほぼ同価格だったので「厚い方がいいんじゃね?」と奢ってみたら・・・
厚すぎてキャップが閉まりませんでしたOrz
このページ上の「用意したもの」写真の左上方、キーボートの横にあるのがその時の残骸であります。今回、サイズ測るのが面倒なので「型紙」として引っ張り出してきましたw
サイズを測って鉛筆で下書き
実際にキャップのサイズを計測したら、だいたいのセンターを決めて鉛筆でマークしましょう。
簡単です。小学生でもできます。
でもよ~く計ってみてください・・・
慌てるコジ●はもらいが少ないです。ハイ私です。
クラブマンのタンクキャップだと、100×100のシートでちょうど二個とれます。
資源は大事にしましょうw
実際に切ってみる
算数の時間に習ったコンパスの要領で切っていきます。ちょっと緊張します。
注意!必ず外側の円から先に切り出しましょう!
先に内側の円を切っちゃうと・・・わかりますねw
できました。キャップに嵌めみます。サイズもOKです。
横から見るとこんな感じ。
これだけです。
記事にするほどの大げさなものでもありませんが(汗)
実際の効果は?
私が最初にこれをやったときは、やや悪化し始めた燃費が一気に改善しました。
(リッター27kmくらいに悪化→使用後に33-35kmに戻った。)
ただ、やっぱり元々のちゃんとした素材ではないので、2年くらいでヘタって来ました。
なので、今回は1mm厚をひとつ追加して現在二枚重ね穿き状態であります。
燃費の悪化原因は当然キャップだけではありません。
ですがGBの場合、年数が経っていますので、キャップがヘタっている固体が多いのも事実です。
手間隙かからないお気軽修理ですので興味のある方は是非。
おまけ:メンドクセ、と思ったら、タンクキャップ丸ごと交換も…実は経済的かも?
タンクキャップの「パッキン」だけをパーツで取ることはできないんですけどね。
丸ごとアッシー(ユニット?)なら、まだ部品が出るみたいなのね。他車種との共通パーツのせいか知らんけど(VRX400とかナイトホークが共有?)。
残念ながら、値段が7000円前後と微妙にお高い。なので躊躇する方も少なく無いと思うんだけど…
ただし、もし仮にこれで直る症状であるなら…という前提ですけどね。
長年に渡って揮発したガソリン代を考えれば、さっさと替えちまった方がお得…というケースもあるんじゃないかしらねー。
強いて難点を挙げるなら、タンクキャップだけ鍵が別になっちゃうことかな。
メインキーとタンクとヘルメットホルダー、三個共通キーで維持できてる人(管理人もその一人ですが)は「う~ん」と躊躇う気持ちは十分理解できます(^^;)
いずれにせよ部品が出るうちが華、廃盤になる前に一個キープしといた方がいいんじゃね?という気も少なからず思う今日このごろ。
ま、一考の価値はあるかと。
強くオススメする訳じゃないけど、これは余談ということで。
ということで、毎度お約束ですが、実作業に関しては自己責任でね。
本日も最後までご覧くださりありがとうございました。
こちらもどうぞ♪
⇒『カウンターシャフトスプライン摩耗の恐怖!!フィキシングプレート交換での延命も限界?』
⇒『ポスカでホワイトレター♪タイヤ文字の白塗りやってみた』
⇒『タンク&カウルをレストア!!GB250クラブマン初期型純正仕様に』 オススメ
⇒『ペイントマーカーで簡単スミイレ キースイッチが新品みたいに』
⇒『オイル交換&プラグ交換と一通りの点検整備』 オススメ
⇒『破損したアルミを溶接?ロウ付け?接着剤?ホンダ純正オプションメーターバイザー修理』
⇒『ホンダ純正部品の買い方いろいろ』
⇒『日数4日費用520円!!振動破損ナンバープレート 番号そのままで再発行してみた』
GB250クラブマン整備関連記事のカテゴリーはこちらです♪
⇒『【自宅の庭でバイク弄り】メンテナンス整備・修理・レストア』 オススメ
コメント
参考になります。
不器用な私ですので(ここは健さん風で読んでください)
ゴムシートを有効カットしたときにお余りを1枚ほしいです。
自分もフューエルキャップからのガソリン漏れが気になっおり、気づけばタンクの表面が水滴だらけになります
この記事を参考にパッキン追加をしてみたいと思います
記事にしてくださりとても助かりました
ありがとうございます