いつもご覧くださってありがとうございます。 更新が遅くなってすみません。
先週オイル交換の記事でチラッと触れましたが、週末鈴鹿F1に行って参りました。
ようやく帰ってきましたが、寄る年波でヘロヘロです。
少しずつアップしていきますので、のんびりおつきあいくださいませ。
(2017.9.23追記)
鈴鹿F1現地観戦の基本情報をまとめた記事をアップしました。特に初心者の少なからずお役に立つかと思います。是非ご参考に。
⇒『鈴鹿F1ライブ観戦のおすすめ♪初心者向けチケット(席)選びのポイントと持ち物他準備情報』
金曜フリー走行(FP)はお得感満載
最初にお断りですが、レース内容のレポートではありません。
レース結果等は公式記録や主要メディアで既にご存知かと思いますので一切触れてません。
現地観戦すると実際どんな雰囲気なん?という空気感をお届けしようと思います。
サーキット内のバーチャル散歩ツアーみたいな感じですので、来年行ってみたい!と考えている鈴鹿未経験の方には参考にしていただければ幸いです。
歴戦の鈴鹿詣での方々には、「それ違うんちゃう?」みたいな突っ込みもあろうかと思いますが、生温かかく見守って下さいませ(^_^;)A
(ふざけた絵ですみません。笑ってやってください。)
赤い線が歩いたルートです。西コース方面は行きませんでした。
南コース駐車場にバイクをとめて、時計回りにぐるっと一周してますので写真を見ながら、この辺の様子かな?とご確認ください。
さて、なぜ金曜か。金曜はいろいろよいことがあるのです。
- (ここ数年ですが)V席以外すべて自由席!で、いろんな席から見られる。
- 土日に比べて走行時間が長い。
- 朝から夕方まで楽しめる。(土曜は昼から、日曜はフリー走行無し)
- なにしろすいてるので何するにもラクラク・・・移動もラクラク、買物もラクラク、昼寝もラクラク、スタンドでのんびり珈琲入れてみたりして
こんなによいことばかりなのですが、勤勉な日本人、なかなか有休が取れず(三連休前だしね)、私の友人も泣く泣く断念してます。まあみんなが来ないから空いてるんだけどね。
では参りましょう。
バイクでサーキット駐車場へ
木曜23:00出発、いつものガソリンスタンド。
一週間前にどこかで見た景色と瓜二つ。デジャヴュかw
先週の伊豆ツーリングに比べると、リアにGOLDWINのサイドバッグを装着、タンデムシート上の荷物も相当増えてます。3泊分の着替えもあるしね。
この後、下道で鈴鹿まで約7時間の旅です。
ここ数年で国道バイパスが格段に良くなり、快適に走れます。
せっかくなので下道ルート情報もレポートしようかと思ったのですが、なんせ夜中走行なもんで、写真撮ってもただの真っ暗・・・つーことで、そちらは帰路をベースに別途ご紹介しますね。
詳しくはこちら→『高速使わず一般道バイパスで鈴鹿に行く方法 東京→名古屋 下道ルート』
ということで次の写真は既に三重県は津市。ザ・ビッグで買出しであります。
津市某所在住のポン友H宅に荷物を預け、サーキットへ出陣であります。
既にソフトクーラーにはビールとかビールとかビールとか。
まあ7時間後にはまた運転しないといけないんで、実際は駆けつけ2本位であとはお茶ですけどね。
「ビッグ~ビッグ~ザ・ビッグ~、安くてビックリ(!)ね~」の歌が耳に残ってしまいます。
二年前に来た時はその安さに衝撃を受けたのですが、今回来たら値段は普通でしたね。ただの品揃えの悪いイオンになってましたw いかんな。
サーキットに着きました。バイク駐車場の入口です。
デグナー東ゲートの手前、ちょうど一般道とサーキットコースが立体交差するところ。
この奥の南コース(カートやジムカーナ用)の一部が二輪駐車場になってます。
国際レーシングコース然とした華やかな正門の二輪駐車場もありますが、私はこっちがお気に入り。 理由は、
- コースまで近いので歩かないで済む。特に我々のグループの定席(J席)まですぐ
- 正門よりこっちの方がガラガラ。
- 早く行けば、屋根付きゲットできる(この季節、雨が多い)
- ピットに駐められて、なんか嬉しい
と、なかなかナイスな場所なのです。
誘導係のおじさんに会釈して進入します。しばらく進むとこんな感じで南コースが見えてきます。
車が駐まってるところは南コースサーキット上です。金曜朝9:30ですがそこそこ来ていますね。
ここは車中泊のツワモノの間でも争奪戦の人気エリアらしいです。
が、来ている人に聞いてみると、最近は余裕らしく発売開始後一週間でも取れたとおっしゃってました。(こんなところにも昨今のF1不人気の影がw)
二輪の駐車場代1000円(三日分)を払うと中へ入れます。
バイクは予約(前売り)無しで当日早い者勝ちです。経験上、満車になることはありませんが。
FP1開始30分前ですがまだガラガラ。思惑通り、ピットの屋根付ガレージへ入れられました。
こんな感じで駐められます。
なんかいいでしょ、ピット感があって。後ろから見るとこんな感じ。
向こう側に駐まってる車はこの屋根脇の場所をゲットするのが至上命題だそうです。
バイクが帰った後、夜はここで宴会するんでしょうねw
西ストレートゲート入場~ヘアピンへ向かいます
荷物を持って西ストレートゲートからin。入口でパンフレットを貰います。
例年、金曜は一部(V席)を除いて自由席なのですが、今年はどうでしょうか?
入口のお兄さんに確認します・・が、よく分からないw
派遣社員の案内係より、近くを歩いてるお客さんに聞いた方が確実なのは、毎年恒例の景色ですw
ゲートから場内に入り、急坂を登って、西ストレート真下を通過するトンネル歩道を抜けます。
するとこんなウラ寂れた砂利道へ。まるでジャングルじゃな。
右の方に見えるガードレールは、デグナーの立ち上がりから立体交差を抜けヘアピンへ向かう道です。(写真奥がヘアピン方向)
我々のグループが確保している指定席、J席のゲートです。予選と決勝はここで観戦です。
ですが本日金曜は原則自由席なので他の席へ行きます。
あのメキシコの太陽の神殿(ピラミッド)を髣髴とさせる階段がキツイのよね…荷物持っていると。
道が分かれています。
右に進むと一度下がってから再度登らされるという罰ゲーム、『心臓破りの急坂』を経て130R方面へ出られます。クーラーボックス抱えて歩くと死ねます。
本日は左方向へ、ヘアピン立ち上がりの真下のトンネル歩道を抜けます。
トンネルを抜けました。後ろを振り返るとJ席が見えます。手前は二輪レースで使われるシケイン。
コース脇に沿って、ヘアピンに向かって歩いてゆきます。
この辺は、①ヘアピンの立ち上がり、②西ストレート、③デグナー~立体交差からの立ち上がり、と三箇所が見渡せる鈴鹿ならではのポイントです。(一周で三回楽しめる)
本田宗一郎さんがそういう意図で設計したとは思えませんが、なかなかカスタマーオリエンテッドなレイアウトです。
ヘアピンに到着しました。I席です。ここで暫く観戦します。
ちょっと顔が多いのでモザイクだらけですw
ヘアピンはかつてザウバーで活躍した小林可夢偉くんが得意としていたオーバーテークポイントですね。普通は追い抜く場所じゃないのですが。
2010年(だったかな?)のオーバーテークショーはスタンドが一体となって大いに盛り上がりました。現地観戦ならではの醍醐味です。
視線を右に向けるとこんな感じ。左から右に立ち上がっていく感じですね。
ここはこの時間でもめっちゃ人が多いです。人気のエリアですね。
昔、自由席だった頃によく場所取りしてここで見ていました。
2002年の佐藤琢磨くん初入賞の時はいい思い出です。琢磨くんドライブのジョーダンEJ12の走行に合わせて、サーキット全周が一体となってウェーブで併走(?)して追いかける、というトンデモナイ雰囲気でした。
当時最強のシューマッハや外国のプレスも感銘を受けていましたね。
あの頃は観客数も多かったなあ。
FP1 ヘアピン~130R~最終コーナー
FP-1(フリープラクティス-1)が始まりました。レッドブルかな?
こちらはフェラーリ。
鈴鹿は観客席とコースの距離が近くてナイスです。まさにアリーナ席。
基本的にヘアピンはサーキットの中で一番速度が低いところなのですが、その分シャッターチャンスなんでしょうね。バズーカのようなレンズを構えたカメラマンが多数います。
そして一番低速でありながら、実は一番サウンドが楽しめる場所でもあります。
理由は、フルブレーキングでほぼ静止に近い状態から、一気にエンジン全開で立ち上がるためです。
西ストレート後半~130R手前などの高速セクションよりも音が良かったりします。(←こちらはスロットルを戻してしまう為)
テレビ観戦者は知らない、でも現地観戦者はみんな知ってる常識、F1あるあるの一つであります。
10:45頃、90分のセッションの半分過ぎたところで走りが止まりました。各チーム、インスタレーションが終了しセットアップ作業をしているようですので移動することにします。
ヘアピンの外側に沿って歩き、130Rへ向かいます。高いクレーンがいっぱいです。倒れないのでしょうかw
この辺は気の毒なくらいガラガラですね。ヘアピンとは対照的に不人気席です。
130Rの土手沿いに歩いてくると最終コーナーが見えてきます。
ここも常設スタンドなのにガラガラですw 設備投資した分回収できるのでしょうか。 悲しいなあ。
最終コーナー方面に目を向けると、鈴鹿名物の観覧車が視界に入ってきます。
この辺は完全に砂利の土手ですね。
この先のシケインは、カテゴリーに拘らず、鈴鹿の数少ないオーバーテークポイントです。特に二輪では派手な追い抜きが見られます。
まだ体力があった若い頃、八耐観戦の時はシケインに陣取って、サザエなんかを焼きながら抜きつ抜かれつを楽しんでました。
さらに真っ直ぐ進むとQ2席のスタンドが見えてきます。
この辺へ来ると加藤大治郎さんを思い出します。ご冥福を。
シケインの先、Q1席へやって来ました。ここもすいてますねえ。
ここは私の昼寝ポイントです。端っこで普通にベンチに仰向けになって寝てます。
徹夜で運転してくると、どこかで寝とかないと死にます。
指定で買ったら高いんだろうなここ。
最終コーナー方面を向くとこんな感じ。
結構お高いエリアなのですが…、なんつーかビミョーな席なんですよね~。
最終コーナーもシケインも、どちらもイマイチよく見えないという中途半端さがQ1の特徴でありますw
午前スケジュール終了!! お昼休み
フリー走行一回目(FP1)が終わったので移動します。
この辺りの通路は出店も充実していますね。昔は焼きそばとかたこ焼とかイカ焼きとか、和風縁日丸出しのベタでしたが、最近はシュラスコとかケバブとか華やかです。
さらに歩いてゆくとV席です。ここは残念ながら入れません(T_T)
一番高い席です。ですけど・・・・まあスタートとゴール以外見所のない席です。
レース好きの人は普通、シケインとかヘアピンに行きますよねぇ。
ひっ、僻みじゃないからねっ。(^_^;)A
V席の裏にある、何年か前に出来たレーシングシアターです。
誘導のおじさんが「今日はタダだよ~タダ!チケット見せればタダ!見なきゃ損だよ~」
・・・そこまで「タダ」を連呼しなくてもw 相当人気ないのかな~?
タダに釣られて初めて入ってみました。
シアター自体は他愛も無いキャプテンEO(古いね)みたいなのの劣化版でした。
が、今回特別展示とかで、懐かしのマクラーレン・ホンダMP4/5?がありましたのでパチリ。
MP4/5って27番だったっけ?
実は今回、土日にMP4/5のデモランがありましたが・・・多分、半分位しか回してないと思うのですが・・・
今のF1より10倍くらい(気持ちね)音がいい!!
できれば全開で聞きたかったけど。
テレビで見てる人は分からないでしょうね・・・
レーシングシアターをあとにし、少し進むと正門前のGPスクエアです。
鈴鹿サーキットの「顔」ですね。
やっぱり人が多いです…が、前はこんなもんじゃかなったな。普通に歩けるし。
出店というか各メーカーやスポンサーなどの出展ブースも減っているようです。寂しいなあ。
FP2 1コーナー~S字~逆バンク
さらに1コーナー方面へ進むとA席です。ここも高いんだろうな。
ここは入れますので覗いてみました。
進行方向に目を向けるとこんな感じ。
比較的人は多いですが、はっきりいってツマラン席です。
ひたすら首を左右に動かすだけの『テニス観戦モード』エリアです。
ちなみに私の昼寝ポイントpart2です。
さらに1コーナー外周に沿って歩いてゆきます。
B席の裏側です。10年位前、日本GPの開催を富士スピードウェイ(●ヨタ)に強奪された後、FIAの圧力提案で作らされたスタンドですw
スタンド下は日陰になってるので、暑い日は涼むのに重宝されてます。
B席一階からの眺めです。
1コーナーの入り口と出口が良く見えます。
ですが、コースとの距離があるのと、この場所では真正面から向かってくる感じなので、コーナーへの突っ込みとブレーキング・・・etc.といったスピード感はあまりないですね。
B席スタンド内をS字方面に少し移動しました。
この辺まで来ると、少し遠くなりますが、角度的に1コーナーへの突っ込みが良く見えます。
あんなスピードで突っ込んでよく曲がれるなと思いますね。(どうみてもコースアウトする軌道w)
フェラーリがやってきました。
大分曇ってきました。雨降らないとよいのですが。
ちょっと脱線しますが雨と言えば…
かつて、中島悟さんや小林可夢偉くんなどは雨のレースで好成績を残すことも多々ありました。トップチームのシートを得られにくい日本人ドライバーにとって、マシンの性能差が縮まる雨天はある意味でチャンスでもあるのですね。
で、海外のGPをTVで見てると、「雨降れ~」と思ったりするのですが…自分が現地でライブ観戦している立場だと、
死んでも降るな(怒) と思うのです。だってねえ・・・
350km/hオーバーの非日常を体感しに見に来てるのです。
雨が降ったらただのシビックレースです。金返せ。そんな風に思うのは私だけ?
走行を眺めながらスタンドをS字方面へ移動します。エリアをまたいでC席下段からの眺めです。
コースが微妙に遠いC席です。値段もそれなり高いのですが。
本日はタダで入れる訳ですが…やっぱりガラガラですw お客さんは正直ですな。
そのままC席エリア内を歩いて逆バンク方面へ向かいます。しかしガラガラだね。
S字までくると少しは人がいます。
S字の立ち上がりから逆バンクへ向かうところ。
スピード感はあるんだけど、遠いんだよなあ。
F1初日スケジュール終了♪撤収します
FP-2も終わりました。まだサポートレースをやってますが、駐車場へ戻ります。
逆バンクの土手の上は広場と露店があり、休憩ポイントになっています。
広場の奥、天城峠のような鬱蒼とした坂を下りてゆくと逆バンクゲートです。
ゲートを出てすぐ、道路を跨いで反対側は、今朝バイクで入場した入り口です。
トボトボと歩いて戻ります。バイクだと速いけど歩くと長いw
まとめ、というか感想
ここまで全体的に見てきて、金曜ということ差し引いてもやっぱり人が少ないですね。
後日聞いた話では、日曜決勝の観客は7万人くらいだったようです。実際は5万程度かも。
20万人入ったけど消防法の関係で16万人で発表した(ホントかどうか知りませんが有名な話)、なんて頃に比べると隔世の感があります。
レース自体のルールが複雑化してしまい、単純に分かり難いということもあるでしょうが、それはTV視聴率も含めた全体の話。
ライブ観戦という観点でいうと、チケットの値段が上がったこともあります。が、・・・なんといっても
やっぱり音がショボイ。
レースカーが全開で集団走行しているのより、デモランで半開のMP4/5の方がナイスサウンドでした、とか、サポートレースのポルシェの方がいい音、とかもうね。冗談にもほどがあるよね。やっぱり3.5LV10ですよ。
音って結構大事なんですよ。
花火大会だって、花火だけ見てるわけじゃないでしょ。火薬の匂いや人ごみの息遣い、そしてあの音。祭りってのは五感で楽しむモンなんです。
ドイツやイタリアでも観客が減っている理由がなんとなく分かりました。
なんか否定的な締めになっちゃいましたね(^_^;)A
でもね、やっぱり現地観戦は楽しいですよ。祭りの空気っていうんでしょうかね。ワクワクします。
まだ行った事ないけど、鈴鹿へ行ってみたい!という方の参考になれば幸いです(強引なまとめ)。
番外編
後ろ向いてする人おるんやろか。
すでにベットリくっついてます。ちゃんと的にあてようね~。後の人のこと考えてね。
本日も最後までご覧くださりありがとうございます。
こちらもどうぞ♪
⇒『鈴鹿F1ライブ観戦のおすすめ♪初心者向けチケット(席)選びのポイントと持ち物他準備情報』
⇒『「世界一危険な」マン島TTレースの動画が凄すぎる件』
⇒『名車ズラリ!!一般公道封鎖の浅間ヒルクライム観戦してみた』
⇒『富士総合火力演習応募受付開始!!倍率低い当選し易い券種は…?』
⇒『アクセス場所取り駐車場持ち物…火力演習を楽しく快適に見る方法♪予行日程も』
⇒『レッドブルエアレース入場無料の浦安駐機場&滑走路で観戦してみた』 オススメ
⇒『高速使わず一般道バイパスで鈴鹿へ行く方法 東京-静岡名古屋下道ツーリングルート』 オススメ
⇒『富士スピードウェイモーターファンフェスタで場内散策してみた 富士山周辺満喫ツーリング』
⇒『サーキットの狼の価格暴騰!!スーパーカーの思い出と古本セルフクリーニング』
コメント