春は自家製ビール仕込みの季節!!手作りクラフトビールキットの準備 保温ケースで温度管理も楽々

フリー素材 クラフトビール
スポンサーリンク

【※当サイトはページ内に広告の掲載を含みます。記事内のリンクからアフィリエイト報酬を得ることがあります。】

 

毎度ご覧くださりありがとうございます。

そろそろビールの季節です。
え?まだ冬も真っ最中の二月やろ!!、と?

仰せの通りでございます。でもね、自家製ビールはそろそろ仕込みの時期なのです。まあ実際には少しフライング気味ですけどね(^_^;)A

ということで春が待ちきれませんので、少し機材の確認・準備などに着手いたしました。
結構細かな備品が入用になりますので、これからチャレンジしたい方は参考にしてくださいませ。

ではどうぞ。

スポンサーリンク

春は自家製ビール仕込みの季節

寒いですね~。本日は首都圏でも雪が降っていますw
そんな時にビールでもねーだろ!!というのはごもっともですが。ホントは夕方から税務署行くつもりだったんですけどね、雪で延期です。なのでちょっと時間が余っちゃったのでw
まあ、他にやらねばならんことは山盛りではあるのですが。

ご存知の方には今更ですが、エール酵母の自家製ビールの発酵温度はだいたい18~26℃が適温といわれております。つまり、四月中旬から下旬あたりからが仕込み開始時期というのが一般的な常識です。逆に七月後半になり日中の気温が30℃を超えるようになるとシーズン終了です。

ですが、昨年、新兵器(というほどでもないけど)の『冷暖2way保温マシーン(笑)』を導入したところ…なんと!三月上旬の仕込みに成功いたしました。夏も7-9月まで問題なくOK。ということで今年はさらに前倒しにトライでございます。待ちきれんもんでねw

まだモルトエキスetc.は発注してないんですが、はやる気持ちを抑えつつ、まずは機材のチェックでございます。基本的なビールキットは通販でセット購入できるのですが、その他にあった方が便利な細かな備品もいくつか必要だったりします。

つーことで、これから始めよっかな?と考えていらっしゃる方のお役に立つよう、なるべく分かりやすくご紹介して参りますね。メモのご用意はいいかな?

では行ってみましょう!!

スポンサーリンク

機材確認

まずはこちらの発泡スチロールBOX。どどーん。

ビールキット保管箱

結構でかいです。70×30×40cmくらい。オフシーズンの間、この中に機材を全部入れて保管しておりました。蓋を開けてみましょう。

保管箱オープン

久しぶりのご開帳であります。ワクワクするなw
バケツみたいなやつが通販で売ってるキットです。中にいろいろ備品を詰め込んであります。左側には消毒用アルコールとかスティックシュガーとかいろいろありますね。

バケツを取り出します。

手作りビールキットバケツ

そこそこデカいです。満タンにすると23Lくらいは作れるらしいです。無理すると溢れ出す恐れ(もったいない!!)があるので、いつもだいたい一回20Lくらいで仕込んでますけどね。

では、このバケツの中にしまってある備品を出して一つ一つ見てゆきましょう!

通販購入の自家製ビール手作り醸造キットセット品

自家製ビール通販キット

まずはこちらですね。通販で購入したキットのデフォルトセットです。元々こういうのって東急ハンズが始めたらしいんですけどね、やっぱりね、ハンズ、無駄に高いんですわw エビスやプレミアムモルツ買って来て飲んだ方が早い。今では通販専門店の方が安いし品揃えも圧倒的です。通販おすすめです(詳細は後述)。

キットの中身ですが、

  • 密封蓋付バケツ(タッパーみたいに蓋がしまります)
  • 温度計シール(既に側面に貼ってある黒いやつ)
  • 蛇口(蓋の上に乗っけてあるやつ。実際は温度計の下の辺りにある穴に装着します。)
  • ウォーターキャッチャー(同じく蓋の上。ちょっと見難いですが透明のやつです。ビール酵母が『呼吸』する際に、雑菌が入らないように外気を遮断します)

写真にはありませんが、この他に取り説が同梱されています。簡単なレシピ(作り方)も同梱されてます。

だいたいこのキットに、原料のモルトエキス缶1本をセットして、合計4500-5000円程度で販売されております。モルトエキス缶1本を普通に買うと2000円前後ですので、キットそのものの価格は2500-3000円弱といったところでしょうか。

モルトエキス缶っていうのはこんなやつです。糖化した麦汁の高濃度エキスを缶詰にしたものです。

ちょっと違うけど、ハインツの缶詰のデミグラスソースみたいなもんかな?こういうモノがあるおかげで、お家でも楽チンでビールが作れるのです。ありがたや。

ちなみにモルトエキス缶1本でちょうどこのバケツ1回分、約20Lのビールが仕込めますので、計算するとだいたい100円/1L、つまり、350ml缶1本相当で35円くらいってことですね。ケチ臭いけどw 発泡酒や第三のビールが安いところで80-90円/350mlくらいですから、それよりはだいぶ安いです。そして当然ですが、大豆とかトウモロコシではなく、『麦芽』原料ですしね。

ただし!要注意!!普段飲んでる一番絞りやモルツと同じ度数のビールは作れません。そう、なんとなーく、アレ、法律的に大丈夫なの?違法じゃないの?と薄々感ずいていたアナタ、鋭いですね。
アルコール度数1%以上のビールを造ると…

酒税法違反です。

脱税です。(つーかそもそも納税できないけど)

密造酒となります。

(T∀T;)アワワ

良い子は1%未満で我慢しましょうね。間違っても、「家で作るとビールなのに発泡酒より安くてサイコーだぜ、ゲヘヘ」などと辺り構わず喚き散らすことのないようにね。

実際の作業詳細は後日、仕込み時にお伝えいたしますね♪

鍋とお玉

パスタ鍋とお玉

こちらは昔何かでいただいたパスタ鍋。多分4-5Lくらいかな?

こんなデカい鍋で料理するとお湯(ガス代)がもったいないので、ほぼ出番のなかった可哀想な子です。ビール作りの仕事を貰ってようやく陽の目を見ることができました。まあ実際に大量のお湯でパスタ茹でたら美味しいんでしょうけどね。

仕込みの最初の工程、モルトエキス缶を開け、お湯で溶かす時に使います。最低3L、できれば4Lの鍋をひとつ用意しましょう。大きい方が作業が楽です。お玉は仕込み時だけでなく、発酵途中にもかき混ぜたり味見に使ったりといろいろ有用です。

どちらもこれ専用じゃなくて良いので、都度、台所にあるやつを消毒して使いましょう。

消毒用アルコール

消毒用アルコール

アルコールです。とても大事です。これがなくては始まりません。ですが、キットには入って無いので自分で用意しましょう。

とーとつですが、手作り自家製ビールのコツは何か?

温度管理とかね、いろいろありますけど、一番大事なのは、『消毒』です。

逆に言うと、消毒さえシッカリ念入りにやっておけば、素人でもそうそう失敗はしません。雑菌は発酵の天敵です。ビールが触れるもの、鍋、お玉、缶きり、手、ボトルetc.その他全部!!を徹底的に除菌です。

大事なことなのでもう一回言いますね。消毒。シッカリやりましょう。

写真左側はamazonかヨドバシで買ったケンエー(健栄製薬)の消毒用エタノール。普通のやつは高いのでIP(イソプロパノール含有)の方です。500mlで370円くらいで買えるはず。通常は多分これが最安だと思われます。

もしご近所に業務スーパーがある方は右のヤツがオススメ。『ハッカ油スプレー自作』でも少しご紹介いたしました。1Lで450円くらい。しかもIPとかじゃなくエタノール71%で、さらにはスプレー付ボトル。サイトウ商事という会社らしいです。この値段でよく出せるよなぁww 酒税回避どうやってんだろ?

安くて大量にあった方が遠慮なくジャンジャン使えますので、できれば右のヤツが安心です。何はともあれ一本用意しましょう。

お砂糖

スティックシュガー

お砂糖も必須ですが、キットに入っておりません。用意しましょう。

上の写真はコーヒーや紅茶用のスティックシュガーですが、この他に普通の白砂糖(スプーン印とかのやつ)が必要です、というかそちらがメイン。仕込みの際、アルコール度数を調整するのに使います。たくさん入れると度数が上がります。だから入れちゃダメですよ♪ 詳細は後日。ライフやクリエイトSDなど、特売の日に買いましょうね。

スティックシュガーはですね、無くても良い(普通の砂糖でも良い)のですが、あった方が便利なのです。こちらは二次発酵の際に炭酸を発生させる為の『プライミング・シュガー』として使用します。瓶に一本一本少量(3-5gとか)の砂糖を入れるので、いちいち計量」してると埒が明かないのです。少し割高だけど作業効率考えると10倍以上便利なのでオススメします。

スティックシュガーの量ですが、これはお好みによります。炭酸が強めが好きな方は多めに、弱めが好きな方は少なめに。ちなみに入れすぎると爆発します(怖)。上のヤツは業務スーパーで買ったたくさん入って安いヤツ、一本6gのスティックです。私はこれを一本800mlほどのペットボトルに使っています。気持ち炭酸強めな感じになりますが、あくまで主観的なものです。なのでご自分の好みに合わせるのがベターです。

 まあとりあえずは家の在庫で試してみて、ある程度勘所が分かったら、業務スーパーなどで安いやつを大量買いしたら良いでしょう。

その他こまごまとした備品

備品

なくてもいいんですが、あった方が便利な備品たち。たまたま余ってるので「ソレ」専用に保管してますが、台所にあるものを都度、消毒して使用すればよいでしょう。

  • 右上のカップ大(300円ショップの野菜水切り)は2Lくらい入るので水を足す時に重宝してます。まあ普通にヤカンでも代用可能。
  • 右下の漏斗。アルコール消毒の際に必須です。アレコレ消毒した後に、最後にアルコールを回収するときに使います。また、ボトル詰めの際は当然ボトルを全部消毒するのですが、ひとつのボトルでアルコールをシェイク!シェイク!した後、次のボトルへ…と移します。なのでその際にも漏斗が必須。あまり小さいと使いにくいので注意しましょう。子供用のお茶碗くらいの大きさがあると使いやすいです。
  • 左下、タッパ類。キャップやボトル口の消毒、ボトル内部に残った消毒アルコール回収に使ってます。詳細は後日。
  • 左上、洗面器。飲んだボトルを再利用する際、ブリーチするのに使ってます。

洗面器の中の備品の詳細は以下。

備品

左から順番に

  • 掃除用のブラシ。ウォーターキャッチャーの穴(パイプ?)を洗うのに使っています。100均です。
  • キッチンバサミ。砂糖の袋開け、酵母(ドライイースト)の袋開けにハサミが要ります。
  • 缶きり。モルトエキス缶を開ける際に。
  • 温度計。100均です。昔メダカの水槽で使ってたヤツ。無くても良いですが、余ってたので後述の温室管理用に使用。
  • 中華レンゲ。別にコレでなくても良いのですが。砂糖をすくうのに便利なので。

こちらも今あるものを台所から集めてくれば良いでしょう。実際の作業の際は、全て、徹底的に除菌消毒することをお忘れなく。

ちゃんとメモできましたか?
ここまで揃えれば準備はバッチリ。さあアナタもレッツ・エンジョイ・自家製ビール!(昭和のノリで)

スポンサーリンク

『冷暖2way保温マシーン(笑)』

おまけです。はい、さっき冒頭で言ってた新兵器(笑)の話。こちらです。

発泡スチロール

要するに、この保管箱そのもの、『ガワ』の発泡スチロールBOXです。(笑)とか言ってますけど性能は抜群!!

使い方

  1. 一次発酵の場合は仕込んだバケツをこのボックスの中へ設置します。二次発酵の場合は、中にボトル(ビール)を25本以上(一回仕込み分全部)並べます。
  2. 次に、ヤカンにお湯を沸かします。2Lの沸騰したお湯ができます。
  3. それを麦茶用の容器に入れます。だいたい一本1Lなので2本できます。
  4. 3を保温材として最後にこの箱に入れます。蓋をすれば一晩あったか。
  5. 前述のメダカ水槽用の100均温度計を中に放り込んでおき、たまにチェックしたりして。

未だ寒い三月の中旬でも、例えば夕方5:30に4を入れると、翌朝9:00に確認しても中の温度は20度前後です。発酵にバッチリな適温です。

夏は保温材の代わりに保冷材を入れればOK。トマトジュースのペットボトルを冷凍庫で凍らせて、常時2本くらい入れておけば、中の空気は蓼科や霧が峰高原のように快適な避暑地そのもの。

灯台下暗し、運命的な出会い

当初、先人の知恵を拝借しようとアレコレネットを彷徨ったところ、『コールマンとかの大き目のクーラーボックスに水を張って、熱帯魚用のサーモスタット付ヒーターを導入する』、という情報をゲット。しかし、少し大掛かりすぎるよね…。夏は冷やせないし。

で、いろいろ試行錯誤した結果、こちらで十分機能しました。
しかも費用はタダ。入手先は近所のライフです。嫌な顔ひとつせずに分けていただきましたw  ライフさん、いつもありがとー!!

そしてこれはまさに運命的ではありますが、サイズが大き過ぎず小さ過ぎず、まさにピッタリ。 一次発酵時や保管時にはバケツがちょうどピッタリ入るサイズ。二次発酵時には、20L分のボトル約25本程度と「保温材」を入れてちょうど良いサイズ。素晴らしい…(自己満足w) まさにこのビールキットの為に生まれてきたような発泡スチロールボックスです!(ブロッコリー用ですけどねw)

注意点

注意点は、あくまで保温機能程度しかないということ。一度大きく温度が下がって(上がって)しまうとリカバリーするのは困難です。 なので仕込み時に適切な温度管理が必要です。冬なら徐々に温度が下がっていくことを前提に、発酵上限ギリギリの28-30℃で仕込んで保温、夏は逆に上がってことを前提に、下限の20-22℃あたりで仕込むとか。

その他

細かい点ですが、一箇所だけ加工をしております。写真の通り、蓋に丸い穴が一箇所。

一次発酵時にバケツの天井のウォーターキャッチャーが出っ張って引っ掛かっちゃうんですよね。でサークルカッター(詳しくはこちら→『タンクキャップパッキン自作』)で丸く切り出してしまいました。潜水艦の潜望鏡が海面から覗くように、ウォーターキャッチャーの天辺が少々、可愛らしく外へ出ている感じになります。結果、排気が外へ出るし、万一吹いても直ぐ分かるし。二次発酵時には中(の温度計)を覗けるし、といい事尽くめでございました。

これで温度管理が格段に楽になり、それほど季節を気にせずに仕込みができるようになりました! 簡単ですので、是非お試しアレ!

スポンサーリンク

まとめ

少し冗長になってしまいましたが、必要機材について一通りご紹介させていただきました。無くてもよいもの、不要なものもありますが、ご自身で判断していただければと思います。

次回、近いうちに、モルトエキス発注・実際の仕込み作業が済みましたら、またご紹介したいと思います。また、ご覧いただければ幸いです。楽しみにお待ち下さいませ。
(2/16発注編公開しました!! ⇒『おすすめモルトエキスキット缶あれこれ』)

作業自体は結構楽しいですし、話のタネにもなりますので、興味ある方は是非。
くれぐれも飲みすぎにはご注意を!

スポンサーリンク

おまけ

空ボトル

今か今かと出番を待っているボトル君たち…(多すぎたろ!!)

スポンサーリンク

おまけ2<ビールキットについて>

上の方で紹介しました我が家のキットについて一応貼っておきます。ビールキットは安いものから高いものまで何種類かあるのですが、まずはこちらの一番安価なものがオススメかと思います。蓋(開口部)が大きいので洗うのが楽です。

こちら名古屋の方の「ブリューランド」という会社で購入しました。モルト缶も一通り扱っております。対応はとても早く丁寧ですのでオススメいたします。

ブリューランドさんは自社HPの他、amazonや楽天、ヤフーショッピングにも出店しており、微妙に価格が違うようですのでよく確認しましょう。以前は自社HPとヤフーショッピング店が同価格で最安だったようです。その場合はポイントが付くヤフーがオススメです。尚、amazon店舗は品数が少ないようです。

15000円以上購入で送料無料ですので、キット購入時は他にモルト缶5本一緒に買っても良いかもしれません。私はだいたい一年に(昨年は3月~8月)7本くらい使用しています。缶だけ7本だと微妙に15000円行かないのですが、キットが5000円位なので、たくさん飲む方なら最初は一緒でもいいかも。

モルトエキス缶については後日、勝手にオススメ銘柄記事を作成しようと思っておりますので、よろしければそちらもご参考に。

以上、おまけ2でした♪

 

本日も最後までお付き合い下さりありがとうございました。

こちらもどうぞ
『手作りビール予備知識編』(2017.2.21New!!)
『モルトエキス缶(原料)発注編』
『一次発酵仕込み編』(2017.2.26New!!) オススメ
『ボトル詰め&二次発酵編』(2017.3.2New!!)
『捨てちゃう澱(おり)=ビール酵母の再利用!!整腸サプリの代用、肥料、ピザ生地など』
『イオンPBバーリアルがキリン製で旨くなった?ビール系酒税改定の影響は?』

コメント