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以前に『お花見アウトドア宴会メニュー』の記事でも少しだけ触れました、チーズフォンデュの話。「ノーマル」のチーズフォンデュも良いですが、カマンベールを丸々一個、そのまま鍋代わりに使う新技が巷で流行の兆しを見せておりますw
ということで、aveで見つけた激安カマンベールを使い、改めて実験してみました。味は絶品!! ですが…(^^;) 詳しくはご覧戴いてからのお楽しみ♪
ではどうぞ。
チーズフォンデュとは
ご存じない方も少ないとは思いますが一応能書きを。
スイスなどアルプス山岳地帯周辺の郷土料理で、古くなったチーズに白ワインや牛乳などを加え鍋で煮込み、具材を付けて食べる料理であります。
トロトロに溶けたチーズ鍋に、串やフォークに刺した具材をドボン!!と沈め、絡めたチーズごと食べるという、左の写真のようなお料理ですね。具材はフランスパンやソーセージ、ブロッコリーなどが定番です。
お店で戴くというよりも素朴な家庭料理です。最近はスーパーで「それ用」のチーズミックスセット(フォンデュの「素」)が市販されていますので、ご家庭でも手軽に味わえるようになりました。たまにご自宅で楽しむという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
レシピ不要、アウトドアでこそ手軽で簡単チーズフォンデュ
まあ要するに鍋料理、…と言えなくもない訳ですが、鍋と言えばやはり我が国伝統、冬場のあったか料理。正直言って、チーズフォンデュよりも、水炊きやしゃぶしゃぶ、牡蠣鍋だの鮟鱇鍋だの…の方が豪華で美味しいですよね(^^;) チーズフォンデュは味に変化がないし、具材も少ないし、どうしても質素な感じになります。たまに食べる分にはいいけどサ。
ですがこれ、逆に言うと質素で簡易な分、アウトドアで手軽に宴会気分をエンジョイできる丁度良い料理なのでありますよ。
作り方も簡単、レシピという程の手間は一切なし。下ごしらえも具を茹でる程度。
大掛かりなBBQセットなど不要、道具も最低限、シングルガスバーナー、串、チーズミックスと具材、できれば白ワイン少々、そして鍋(100均土鍋がおすすめ)さえあればOK。具材は下茹でしてタッパーに入れて持っていけば嵩張りません。フランスパンの代わりに食パンをトーストしてサイコロ切りしてもGood!!
昔よくスキー場でやりました。この程度の荷物なら余裕で背負えます。
ゲレンデの隅っこで鍋囲んでね、赤ワイン飲みながら串でつっつくと。身体も暖まるし、晴れてると青空と白銀のゲレンデ、赤ワインにブロッコリーの緑、色鮮やかでまるでツェルマット辺りの高級リゾートにいるような錯覚に陥ったものですw
これはまさに外でやるための料理、アウトドアでこそ楽しみが倍増する料理なのでございます。
カマンベールチーズを使った応用編
で、冒頭申し上げた通り、現在、このチーズフォンデュ界に新たな波が訪れております(大袈裟かw)。
なんと!! 安っぽいプロセスチーズのミックスではなく、ナチュラルチーズのカマンベールをまるごと一個使うというアラワザが流行っているようなのですね。そういや先日、欧州からの輸入ナチュラルチーズの関税(現在30%らしい)が下がるよ~ん、なんてニュースが報道されてましたね。チーズ好きの方には朗報であります。
でね、カマンベールのあの形状、真ん丸いアレをそのまま、鍋の代わりにしちゃうという。そうすると、
- 見た目が楽しい
- 味が抜群に美味い
- 実は安いかも?
- チーズそのものが鍋代わり!!鍋も食べれちゃう?
- ゴミが少ない、洗い物がない、荷物も少ない
と、こんな事情になっているようであります。
下の方はね、荷物がどうとかね、家でやる人には全く関係ないけどね(笑)。まあなんとなく良さそうでしょ。
というか実はですね、昨年夏の恒例キャンプBBQで一回やっているのです。
情報を仕入れてきた仲間が用意してくれて、ひっそりとバーベキュー網の端っこに仕込んでおいてくれたらしいんですけどね、私が酔っ払って寝ぼけてたもんであんまり覚えてないのです(^^;) 最近こういうのが多いんだなw
でまあ今回、一度自分でシッカリ検証してみるかということになった次第であります。
どっちかっていうと、大勢のキャンプよりも、ソロキャン向きじゃないかと思うんですよね。機材少なく材料少なく、手間も少なくがコンセプト、ソロツーでコーヒー沸かすのと同じ感覚で出来るんじゃないかと。
そんな期待感一杯のワクワクチーズフォンデュさんが本日のネタでございます。
では行ってみよう!!
aveで入手した謎ブランドの激安カマンベールチーズ
こちらが本日の具材でございます。
北海道雪印でも明治でもない、見たこともない謎のブランドw 例によってaveさん御用達100gで130円位でした。安っ。
開けてみるとこんな感じ。
まあ普通かな?若干包装が簡易な感じもしますが気のせいでしょうかね?サイズが小さいのでは??と疑いたくなりますが、雪印とかと同じ100gであります。
余談だけど、日本人ほどカマンベールが好きな民族も少ないんじゃないでしょうかね。ヨーロッパ行ってもカマンベールってあんまり見ないもんね。個人的にはパルミジャーノとかゴルゴンゾーラとか、スーパーで売ってる安くてバカでかいゴーダのカタマリとかね、そっちの方が好きであります。そっちも一杯安く輸入して下さい、お願いします(^^;)
アルミホイルで受け皿を成型
では参りましょう。まずはアルミホイルを用意。バーナーで穴が開かないように、細かく切って底の部分は四重にしてみました。
直接火に掛けますので、そのままだと溶けちゃう?or焦げちゃいます。ホントはフライパンなどにアルミホイルを一枚敷く、とかが良いんでしょうケドね。今回は出先での簡易調理を前提にした実験ですので、敢えてアルミホイルのみで受け皿の代わりに。
外側を折り込んでいって、お皿っぽくしました。100均で売ってるような、最初から成型してある小さいアルミ皿を使うのも手です。
チーズの表面の「皮」を切り取る
包丁でまるーく一周、表面に切り込みを入れていきます。
加熱後、チーズが沸騰(?)した時に溢れないよう、端っこを微妙に残しておくのがポイントです。
表面を捲ると…
下準備は完了です。そのまま『食べられる』フォンデュ鍋の出来上がり。ちなみに捲った表面の薄皮はビール片手にサクッと食ってしまいましたw ウマー
ちなみに案外知られてないカマンベールの美味しい食べ方。
リンゴの薄切りを載せて一緒に食べると、…アラ不思議!! 絶妙のハーモニー。まるで高級なオードブルみたいな雰囲気になりますよ~。一度お試しアレ。
シングルバーナーの火にかける
当ブログにたまに出てくる謎の中華製激安シングルバーナー。
よろしければこちらのネタ記事もどうぞ♪
⇒『つめかえ君もどきアダプターでCB缶⇒OD缶実験してみた』
着火しました。「五徳(三個しかないけどw)」にカマンベールチーズを載せます…
安定感はそんなに問題ないようです。でも、できれば先に小さな丸網を一枚敷いた方が良いかも?
問題はコチラです。
四枚重ねにしたとは言え、所詮アルミホイル。直火で穴が開いたりしないか心配ですが…
なんとか大丈夫なようですね。
ただし、念の為、火力を小さめにしてみました。そのせいか、結果的にチーズが沸騰(?)してグツグツ言い始めるまでに結構な時間が掛かってしまいました。これは一考の余地アリです。
調味料を投入
煙が立っているのがお分かりでしょうか。モノスゴイ良い香り、というか「ウマソーな『ニオイ』!!」がします。
ではチーズが温まるまでの間、多少調理っぽいことを、というか味付けだけですけどね。まずは塩コショウです。特に胡椒は必須。
プラックペッパーの粗挽きを入れると味が「美味しい~イイイイイイイイイ」になります。いやマジで。わざわざペッパーミルで挽かなくても十分ですので、粗挽き黒胡椒を用意しましょう。
おまけでクレイジーソルトも少々掛けてみました。
これは…無くてもいいかも。
クレイジーソルトってホンの少しふるだけで、グリルでもシチューでもビックリするほど風味が出るモンなんですけどね~。このカマンベールに関しては大して「クレイジー」でもなかったですw むしろ黒胡椒たっぷりの方ががズバリ「クレイジー」。
この他にホントは白ワインを投入したいところなんですが、本日は在庫切れでございました。残念。料理用もなかったわ(T_T)
では少々待機。グツグツ言い始めるまでしばらく待ちます。
煮立って来たのでいよいよ実食
10分ほど待つと、表面から徐々に溶け始め、やがてグツグツとマグマのように沸騰してきました。うーん、火力を抑えたのが時間が掛かる原因であります。
では味見に参りましょう♪
本日の具材、なぜか野菜サラダの残りでありますw
ホントはね、チーズフォンデュといえば、ソーセージやブロッコリー、フランスパンetc.なんでしょうけどね、諸般の事情で上記の残り物です。手間掛けてる暇もないし、まあ実験なんでお許しを(^^;)
まずはパプリカで行ってみましょう。
チーズがいい感じで溶け出してますね~。後から見ても美味そうだw
味は絶品であります。
チーズの旨みと黒胡椒のスパイスがミックスしてパンチのある、それでいて濃厚な味わい。こ・れ・は、美・味・い!!。あのね、カマンベールがね、加熱することで遥かに美味くなるんですね~。知らなかったな~、こりゃーいいね♪
そして…率直に言って、パプリカの味とか最早どうでもいい感じではあります(^^;)
続いてキュウリ(笑)。キュウリのフォンデュもなかなか見ませんねw
トマトも行ってみました。こちらはキュウリよりは相性が良さそうです。ピッツァなんかと同じコンビネーションですからね。
基本的にチーズが絶品ですので何を付けても美味しいです。
というか、具材は関係ないかも(汗)。溶けたチーズをそのまま肴にしてビール飲んだ方が美味かったりしてね(^^;)
ペロッと完食
ということであっという間にこの有様。
完食、売り切れであります。
こうなっちゃうと100gだと物足りないですね~。キャンプ場とかで3-4人で囲んだら全然足りませんw これの五倍位のサイズのカマンベールって売ってないかな~?
さて…、この「カマンベールチーズ」フォンデュの利点の一つが、『容器が不要、イコール皿洗いも不要』ということでございました。つーことで、フォンデュ鍋代わりの『チーズ側壁』を食っちまいましょうw
いい感じで火が通って、香ばしい焼きチーズっぽい味わいです。完全にオコゲになってる訳ではなく、カマンベールらしいクリーミーな舌触りと相まって、これも絶品、一通りフォンデュを食した後ののデザート感覚で楽しめます。まだまだビールが進みますわ~。
というかね、これ…こんなこと言うと身も蓋もないけど、この料理、チーズフォンデュというより、『焼きチーズ』なのかもしれませんねw グラタンの焼きチーズみたいにね、アレ、香ばしくて美味いもんね~。
さて、側面は美味しく戴けたのですが…
気になっていた底の部分、だいぶ焦げちゃってますねぇ。
特に火が当たる中央付近は完全に炭化しているようです。これは食べられません。少しもったいないな~。
やっぱり直火だと難しいのかもしれません。
アルミホイルにチーズを載せる際に、オリーブオイルを塗っておくか…、もしくは下にスキレットやフライパンを挟むなど、金属の調理器具を一枚通した方が良いかもしれませんね。毎回やるたんびに焦がしてたら勿体無いもんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
味は文句なく絶品。
そのまま食べても美味なカマンベールチーズが、加熱することでこんなにもグレードアップするのか!!というのが新たな発見でございました。そして『普通の』チーズフォンデュよりも濃厚で大人の味わい、こちらを覚えてしまったら、もはや「ノーマル」の方には戻れないかもしれません(^^;)
手間要らずで、材料・機材も最低限で済みます(=荷物が少ない)ので、 ライダーさんにはツーリングのお供にもオススメです。いつもの棒ラーメンとは一味違う、幸せいっぱい贅沢なソロキャン気分を味わえますよ~。機会があれば是非是非お試しくださいませ。お気に入りのメニューに追加されること請け合い♪
ただね…反省点が一つ。
煙がスゴイです(笑)。昔、キッチンでハツを網焼きした時以来の大量のモクモクでありました。煙感知器が作動しないで良かったわw ただし、煙の量というよりも、ニオイが結構するのね。悪い匂いじゃないんだけど、タンパク質の焦げた匂い、結構残ります。翌日一日換気扇回しっぱなしでした(^^;)
今回に関しては趣旨がアウトドアチーズフォンデュの予行実験でしたので、バーナーを使って強行しましたが…。やはり家(室内)でやる時は別の方法が良いでしょう(笑)。電子レンジでチン、が一番簡単です。冷めたら温め直せば大丈夫です。しかも焦げずに済みますヨ。
もしくはホットプレートでもいいかな。
クリスマスなどのホームパーティーにもピッタリですよ~♪
本日も最後までお付き合いくださりありがとうございました。
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