スキー・スノボのおすすめゲレンデ?富良野・安比・蔵王・野沢・志賀…広くてすいてる雪質良いスキー場?10選他計36勝手にランキング♪最高のパウダースノーを求めて

ぴあスキーマップ1993
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いつもご覧くださりありがとうございます。

早いもので今年もあとひと月、すっかり寒い今日この頃ですねぇ。
実は夏頃からちょっと気になってたライダーハウスがあって、今年の紅葉狩りは桧原湖に行こうと決めてたのです。ですが、モタモタしているうちに磐梯山有料3ラインも冬期閉鎖、結局紅葉を愛でる間もなく冬が来そうですw

そう、好きな方にはいよいよお待ちかねのスキーシーズンがやってきます。
オープンを待ちきれずに毎日積雪情報を眺めている方も多いのでは?

まあ、すっかりジジイの私はもう暫く雪山なんぞ行ってませんけどね。
これでも若い頃、特に暇な学生時代は毎年述べ20日位は滑りに行っていたものです。

そして…その頃愛用していた懐かしの「ぴあスキーマップ」が…押入れから出てきましたw

ということで捨てちゃう前にちょっと思い出に耽ってみただけの自己満足投稿でございます。
ネタ記事ですが当時をご存知のオッサン・オバハンの方にはお楽しみ頂けるかも(^^;)

ではどうぞ。

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ン十年前のぴあマップが出てきた

例の押入れ整理で書類文書や書籍等をジャンジャン処分(詳しくはこちらをご参照『ScanSnapで文書電子化&自炊が爆速に!!』)しているのですが、古本のダンボールの中からこんなモンが出てきました。

なつかしのぴあマップ、そのテーマ特集本、スキー場マップであります。

まだ20世紀だった私の若かりし頃、日本にスキーブームというモノがあったのですね。金曜夜にもなると、新宿西口や神宮絵画館前のバス乗り場には、スキー板を肩に掛けキャスターバッグをゴロゴロ引きずった若者がウジャウジャ集ってくるという光景が。

スキーはお金の掛かる遊びですし、当時のゲレンデは混雑が酷い上、リフト待ちもディズニーランド顔負けの長蛇の列。ですが学生は試験が終われば2-3月は毎日が日曜日、スキー場も道路も比較的空いてる平日は行きたい放題です。会社入ったらスキーなんざ二度と出来ねーってんで、「今のうちだから」と毎週のように出掛けたものです。

…その後数年であっという間にブームは去り、今や土日ですら閑散としているらしいですけどね。まあそれが本来の正常な姿のでしょうが。焦らんでもよかった(^^;)

それにしても…
二十年以上前の本にしてはキレイです。表紙はともかく、中身はほぼ劣化してない感じ。バブル期だけに、紙も良い素材を使ってたりするのかしらね。

しかしよく見ると時代を感じさせる小ネタが散りばめられています。
裏表紙の広告なんてコレですわ。今は無き、日産テラノw まあ当時もそれ程売れてなかったせいか、あんまり見掛けませんでしたけどね。スキー板積んで走ってるのはパジェロとRVRばかりだったっけかな。

で、捨てる前にパラパラめくってみたら・・・

開いてみると…ホラね。全然痛んでないです。褪色も無く、まさに当時のまま。
普通に今でも売ってるスキーガイドのようです。違うのは、URLや携帯番号がないこと、高速道路が大分変わったこと位かな?

これを片手に、叔父さんに貰ったルーフキャリアにスキー板積んで、アッチやコッチのスキー場にせっせと出かけたものです。懐かしい…。この本に乗っていない小さいゲレンデも含めて、行ったスキー場は50箇所は下回らないと思います。我ながら暇だったなw

 

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懐かしい好きなスキー場を並べてみた

ということで、勝手にランキングでございます。

最初にお断りしておきますが、おすすめスキー場ランキングじゃありません。私の好きなスキー場ランキングです。ただの懐古趣味のネタ記事ですw

スキー場ランキングの体裁をとっておりますが、スキー場ガイドではありません。

どちらかというとオッサン・オバサンが昔取った杵柄っつーかね、懐かしい青春の思い出に浸っていただくのが趣旨ですのでご理解を。

ですが…
まあ設備etc.やアクセス道路等が新しくなったとしても、山の形や気象条件が大きく変わっちゃうことはないからね。昔人気のあったスキー場は今でもそれなりにイイところであるはずです。「今年はどこに行こっかな~?」と検討中の方は多少なりとも参考にしていただければ嬉しいです。

スキー場に限らずグルメとか旅行とか、こういうランキングって案外、行ったことの無い人がバックれて書いてる風(?)なモノもチラホラ見掛けます(失礼)が、以下は全て実際に行ってます!! かなり(それもハンパなく)情報が古いけどね…(^^;) 

ゲレンデ探しに利用する方は、まあ、こういったことを念頭にご活用下さい。
「さあ明日行くで!!」という方の参考にはならない…とまでは言わないけど、最新情報は必ずご自分でチェックして下さい。各スキー場ホームページへのリンクも貼っておきましたので。

尚、全部挙げてるとキリが無いので、ランキング形式はお気に入りの10位までといたしました。それ以外のスキー場に関して、細かな能書きは最後にまとめてあります。そちらも是非ご参考に。

あと、一番下に地図を貼っておきました。
ここでご紹介したスキー場を一応全て、プロットしておきましたので、必要な方はお役立て下さいませ。

では行ってみよう。

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またいつか行きたい!!お気に入りスキー場ベスト10

では参りましょう。アレやコレ、多分抜けもれも結構あるとは思いますが、この本に載っているスキー場で行った記憶があるトコロを挙げていくと…40以上はありましたw

取り敢えず、10位まで勝手に順位付けしたので個別にご紹介いたします。それ以外のスキー場は最後に番外で、エリア別にまとめてあります。そちらもご参考にどうぞ。

それでは…まずは10位から参りましょう。
最初の方は、首都圏から日帰りエリアにあるいくつかのスキー場です。

第10位 苗場スキー場(新潟県)

苗場スキー場公式サイト

↓当時モノぴあマップ記載データ
リフト数(うちゴンドラ)

38基(1基)※他41人乗り大型ロープウエー

標高差 889m
最長滑走距離 4000m
コース数 14本
リフト券料金 共通一日券4500円
アクセス 関越自動車道 月夜野ICより31km

言わずと知れた苗場です。バブル期スキーブーム世代にとっては、スキーやらない人でも知らない人はいないゲレンデ。苗場プリンスホテルでのユーミン(松任谷由実さん)の例のコンサート(「SURF & SNOW in Naeba」)も今年で何と38回目らしいですわ。既に『歴史』だよねw

そんな人気のスキー場、今は知らんけど、当時は何しろ『オノボリ(?)さん』で激混みでございました。ゲレンデそのものの混雑、長蛇のリフト待ちだけでもウンザリですが、現地に行くまでの道中渋滞も酷かった。

なので、私が一番スキーにハマっていた学生時代はパス。行った事がありません。後年、社会人になってから「そういやアソコ行ってねぇなあ」、と、青春の忘れ物を取りに戻る感覚で何気なく行ってみました。すると…

おお、結構ええやないか!! と。少し見直しました。

  • 適度な広さは、志賀や安比のようなメジャー級スキー場程ではないけど、すぐ飽きちゃうほど狭くもない。
  • 雪質が期待以上だった。越後湯沢のベショベショの雪を想像していたので、予想外のパウダースノー。
  • 何やかんやでやっぱり関越方面のスキー場は近い。練馬から高速を二時間乗れば関越トンネルの向こう側まで行けるのは偉大。

…いろいろあるけど、ポイントはソコソコの近さとソコソコ良質の雪ですね。

ご存知の通り、高速&新幹線で交通の便が極上な為、越後湯沢は首都圏からの「日帰りスキー銀座」であります。しかし大概どこも雪質が重くてベショベショ。日本海で水分を吸収した雲が、山に当たって新潟側でまずは「重い雪」を降らす為です。なので湯沢の雪はシャーベット状のベタベタが多いのです。

なので苗場も大して期待してなかったのです。

しかし高速(塩沢石打IC)降りてすぐの越後湯沢エリアと違って、三国峠方面に向かってソコソコ上る(標高が上がる)せいでしょうか、苗場まで来ると思った以上に粉雪になるのですね。東京から高速二時間のあのエリアでこれなら十分満足できます。

難点は、…良質な粉雪の裏返しだけど、高速降りてからが長いこと。

距離的には関越トンネル手前の月夜野ICで降りて峠越えが近いですが、遠回りでもトンネル通過後の湯沢ICから戻ってくる方が楽です。R17は狭いし畝ってるし長いし、何しろ吹雪くと視界が無くなって、夜なんか走ってると生きた心地がしませんw やったことある人は分かるよね?

昔は人気があったので、何でも高い(宿泊、食事etc.)スキー場だったけど、今はどうなんでしょうね…。

第9位 かぐら・みつまた・田代スキー場(新潟県)

かぐらスキー場公式サイト

↓当時モノ ぴあマップ記載データ
リフト数(うちゴンドラ)

27基(1基)※ほか大型ロープウエー2基(61人乗り・101人乗り)

標高差 1225m
最長滑走距離 6000m
コース数 20本
リフト券料金 共通一日券4500円
アクセス 関越自動車道湯沢ICより14km (or月夜野ICより55km)

苗場の近所です。なので基本条件は苗場とほぼ同じです。
違いは苗場よりもやや湯沢IC方面に近いこと、そしてスキー場の雰囲気。苗場と違って「お洒落」ではなくローカルな感じで施設も古びてます。なので、メリットは、

  • 苗場よりも高速降りてからのアクセスが楽
  • お洒落じゃない分空いてるw

苗場と同じ理由で、ここも雪質がGood。この近場の日帰り圏でこのパウダースノーは貴重です。エントリー口は苗場よりも下になりますが、山頂の標高はこちらの方が高いようです。そのせいか、個人的には苗場よりもこちらの方が若干良質の粉雪だった記憶があります。

ということで順位的にもひとつ上といたしました。

三つのスキー場が連結している(リフト券は一枚で共通)形状ですので全体の広さ的にも十分満足できます。ですが、接続している箇所が頂上ですので、夕方のリフト営業終了時刻に間違った方の山を降りてしまうとエライことになります。自分が停めた駐車場まで、遅~いバスで揺られて移動する羽目になります。たまにやらかす人がいますのでご注意を。

第8位 尾瀬岩鞍スキー場(群馬県)

尾瀬岩鞍スキー場公式サイト

↓当時モノ ぴあマップ記載データ
リフト数(うちゴンドラ)

16基(1基)

標高差 700m
最長滑走距離 3200m
コース数 18本
リフト券料金 共通一日券4500円
アクセス 関越自動車道 沼田ICより36km

案外知らない人が多いスキー場です。
「夏が来~れば思い出す~♪」(古いねw)のあの尾瀬ですね。東京から日帰りで十分行けるエリアの関越道方面です。ですが、「日帰りスキー場銀座」の越後湯沢まで行かずに、関越トンネル手前の沼田インターで降りてしまいます。そこから下道を一時間弱程度。高速下りてからが多少長いですが、それだけの価値があります。

恐らく、私の知る限り…というか、個人的には、首都圏からの日帰り圏内では文句無くナンバーワン!!のお気に入りスキー場でありました。何しろ雪質がサイコーも最高。

苗場のところで少し触れましたが…
雲は西から東へ移動します。日本海側からの湿った雪雲が上越国境の三国山脈を越える際、水分の多い重たい雪を新潟側に降らせます。つまり越後湯沢エリアのスキー場が全般的にベショベショの重い雪質の所以であります。で、その残り、つまり水分の少ない「乾いた」雪雲が三国山脈を越え、群馬側で雪を降らす時には乾燥したパウダースノーとなる、という理屈のようです。

かようなしくみになっとりますので、このエリアのスキー場であればどこも雪質は最高。
よりアクセスの良い(高速下りて16km)の川場スキー場も行ったことがありますが、雪質は同様に最高のパウダースノーでした。ですが、ちょっと狭い。やはりこのエリアで最大級の広さを持つスキー場ということで尾瀬岩鞍を挙げさせていただきました。

蔵王や野沢温泉などのメジャー級程ではないけど、適度な広さは日帰りで飽きずに滑れる丁度良いサイズかと思います。逆に泊まりだと少し飽きちゃうかも…(^^;)

こんな至れり尽くせりなスキー場ですが難点がありました。
アクセスというかスキー場までの道が行き止まりの構造なんですよね。夏は奥日光まで開通している国道も、スキーシーズンは冬季閉鎖。秩父のパワースポット、三峯神社のように、スキー場がドン詰まりの構造になってるので、ホラ、何て言うか、小田急の新宿駅みたいに、代々木の辺りで停止信号が出てホームが空くのを待ってなきゃいけないみたいな仕様ね(ローカルな例ですみませんw)。

先が詰まってしまうと渋滞が酷く進まない、駐車場も満車で入れない、という最悪の事態となります。ということで早めの出発が結構大事。常連さんは早く到着して現地で仮眠するそうです。

まあでも日帰りエリアとしては、苗場やかぐらよりはアクセスが楽でしょう。
苗場まで行くとなると、よく吹雪く狭いR17をトボトボと低速で走るのは結構時間が掛かるので。

 

と、ここまで10位~7位まで日帰りゾーンのお気に入りスキー場でした。
この後はいよいよメジャー級巨大スキーエリアの登場です。

第7位 八方尾根スキー場(長野県)

白馬八方尾根スキー場公式サイト

↓当時モノ ぴあマップ記載データ
リフト数(うちゴンドラ)

35基(1基)

標高差 1026m
最長滑走距離 3900m
コース数 13本
リフト券料金 共通一日券4500円
アクセス 長野自動車道 豊科ICより59km
(※現在の安曇野ICです)

白馬エリアの中では最大級、単一のスキー場としては国内でも有数の広大なスキーエリアでもあります。1998年の長野オリンピックではダウンヒルやスーパーGSの会場でしたので耳にしたことがある方も多いでしょう。歴史あるスキー場の為、設備は比較的古いです。白馬方面なので雪質もほど良く、そして晴れていると絶景が拝めます。

スキーブーム当時は相当混んでましたが、何しろ広いので収容力がありました。学生が行く平日ならリフト待ちもそれほど長くなかった記憶があります。二泊三日でゆっくり楽しめる巨大スキーリゾートです。

しかしここは難易度がやや高め。急斜面やコブ斜面が多いです。のんびりリゾート、という気分だと、初心者にはちょっとキツイかも。なので、蔵王や志賀よりもやや辛めの評価。逆に上級者には120%満足できるかもしれません。

昔は高速(長野道)が豊科で終点でしたので、白馬方面はアクセスが悪く、相当気合を入れないと行く気にならない場所でした。ですが長野道が全面開通し、その後長野五輪で高瀬川沿いに快走路が整備されたおかげで大分楽になりましたね。ほぼノーストレスで行けるイメージでしょうか。

余談ですが、近年出資者となった日本駐車場開発の株主優待でリフト券がお安く(1000円引き?)なるようです。よく行く方はチェックしてみるといいかも(決算月は7月です『7月の株主優待』)。ちなみにヤフオクにも出ていますw

第6位 蔵王(山形県)

蔵王温泉スキー場公式サイト

↓当時モノ ぴあマップ記載データ
リフト数(うちゴンドラ) 42基(1基) ※他にロープウェー(56人乗り×2基、101人乗り×1基)
標高差 850m
最長滑走距離 8000m
コース数 25本
リフト券料金 共通一日券4200円
アクセス 山形自動車道 山形蔵王ICより17km

読み方は「ざおう」です。スキーをする人なら一度は行っておきたい、巨大スキーリゾートの老舗。創業は大正時代だとか。うちのオカンが若い頃に滑ったことがあるってんだからねw 古びた温泉があるのもマル。

蔵王の特徴は…
何しろ広い。単純な面積だったら確か日本一の広さだったはず。
しかしながら全般的に設備が古く、リフトが遅い、接続が悪い、飯が不味い…等々、いろいろ不満気になる点も多々あります。ですが、それもまた老舗の『味』。すき焼きの今半みたいなモンです。

デッカいスキー場の割には、初心者でも楽しめるユルーいコースが結構あったりします(山の上の方でも)。天気の良い日にのんびりと、雄大な景色を堪能しながら、繋ぎの連絡路を使って山全体を探索する感じで『散歩』するのも楽しいでしょう。

ただし、ちょっと油断すると初心者には脱出不可能なヤバイエリア、「カベ」シリーズが何箇所か隠れてますのでご注意を。特に有名な『横倉のカベ』は斜度38度のコブ斜面です。38度ってあーた、板穿いて前傾したら感覚的には90度以上、真っ逆さまのバンジージャンプレベル。そこそこのベテランでも迷い込んで泣きが入るという、蔵王ならではの光景。

もう一つ、蔵王と言えば世界的にも有名なのが樹氷です。
個人的にはサントリーの樹氷の方が馴染み深かったりするのです(^^;)が、一般的に樹氷のイメージというと、雪の結晶っぽいモノを想像する方が多いようです。こんな(⇒)感じのやつ。可憐で美しいですよね。

ですが実際は…
なんつーかね、ボウリングのピンというかマトリョーシカというかね。
ボテッとした中年酒太りしたオバハン体型(失礼)のようなオブジェがそこここに。言われるとまあ多少不思議な光景に見えないこともないけど…、うーん、そんなに物珍しくもないかと(^^;)

まあ独断と偏見に基づく個人的な意見ですのでお許しを。
案外行ってビックリって方が多いです。見たい方は、というか、せっかく蔵王に行くなら一度は見ておきましょう。頑張って山頂部の樹氷原まで行きましょうね。

で、山頂部へ行く方法ですが…
こちらも蔵王名物の『巨大ロープウェー(なんと乗員100人超!!)』がございます。その昔、私が行った時は朝も早よから(確か6時前だったかな?)整理券貰うために並ばされたモノです。で、ようやく手に入れたプラチナチケットで乗車、あっという間に山頂へ連れて行ってくれたのですが…次の日、リフトを乗り継げば普通に山頂まで行けることが判明した時は少しガッカリしたなw

当時はスキーブームでしたからね~。
平日でも結構混んでました。ゲレンデが混雑しているだけでなく、リフト待ちもソコソコ時間が掛かった記憶があります。今はどうなってるんでしょうかねぇ。

尚、『蔵王』と言えば一般的には山形蔵王のことを指しますが、ややこしいことに宮城蔵王というスキー場もございます。あまりいないとは思うけど、間違えないようにね。

第5位 野沢温泉(長野県)

野沢温泉スキー場公式サイト

↓当時モノ ぴあマップ記載データ
リフト数(うちゴンドラ) 32基(2基)
標高差 1090m
最長滑走距離 5500m
コース数 19本
リフト券料金 共通一日券4300円
アクセス 関越自動車道 塩沢石打ICより55km

こちらも蔵王と同じく老舗の巨大スキーリゾート。
一つ一つのコースは比較的小さめですが、迷路のように繋がって全体では巨大なテーマパークのようになっています。雪質は信越としてはスタンダード(悪くは無い)。日本近代スキー発祥の地ということで、設備も古めですが、それが却って古き良き情緒風情を醸し出しています。

そして野沢の魅力は何と言っても野沢菜、じゃなかった、日本屈指の温泉街の雰囲気が最高です(もちろん野沢菜も美味しいですよ!!)。スキーせずに温泉だけを目的にしても行く価値有り。八方や蔵王同様、二泊三日くらいでノンビリ楽しみたいスキー場です。ちなみに温泉街は結構な傾斜地なのですが、雪の積もった坂道を、カブにチェーン巻いてドリフトさせながら配達する郵便屋さんにエライ感動した記憶がありますw

当時はここも混んでたなぁ。そして下道をシコシコ走らないといけないので、運転がシンどかったです。後年、長野道が全面開通した後行ってみたら、「あっ」という間に到着しちゃってビックリ仰天した記憶があります。

余談ですが、かつてのノルディック複合団体の金メダリスト、河野選手が野沢温泉クラブ所属でしたね。

 

7位から5位まで、スキーヤーなら一度は行っておきたいメジャー級スキーリゾートをご紹介いたしました。ここからは正真正銘、マジでホント(?)のお気に入りスキー場の登場です。死ぬ前に一箇所だけ行けるとしたなら…このうちのドコにしようか??ウーン、悩む~、という甲乙つけ難い四箇所。果たして…。

ではどうぞ。

第4位 ニセコ国際(ひらふ・東山・アンヌプリ) (北海道)

ニセコユナイテッド公式サイト

↓当時モノ ぴあマップ記載データ 後回し
リフト数(うちゴンドラ) 42基(1基) ※他にロープウェー(56人乗り×2基、101人乗り×1基)
標高差 850m
最長滑走距離 8000m
コース数 25本
リフト券料金 共通一日券4200円
アクセス 飛行機

憧れの「北海道スキー」を生まれて初めて体験したゲレンデというかスキー場です。

それまで経験したことのないようなパウダースノー。信じられない位上質の粉雪、そんな強烈な記憶が残っています。(上の方でご紹介した尾瀬岩鞍より遥かに上)。そして全体的にコースが広い。やはり北の大地、土地がイッパイありますからね、コース設計に余裕があるのでしょう。そして結構人気があったとはいえ、やはり信越などのスキー場に比べると大分人が少ない感じがしました。

と言うことで、何しろ滑っていて気持ちがいい!!

立ち止まってる障害物人もいないし、広いコース幅いっぱいに高速パラレルでイッキに滑走できます。モチロン気のせいですが、二段階くらい上手くなった気がするスキー場ですw

全体のサイズは北海道としては「超巨大」という感じでもないのですが、アクセスの良さと雪質の良さはそれを補って余りある印象です。実際、後述の富良野の方が広大なイメージですが雪はニセコの方が良かったかな。最近は外人さんのリピーターが多いのも頷けます。

一点だけ気になったのが…たまたまだったのかもしれませんが、

毎日吹雪きました。それもハンパなく酷かったw

本州では体験したことの無いレベル、マジで視界ゼロ、5m先が見えないんですよね。近くを滑っている他人と声掛け合いながらソロリソロリと進むと、「あ、崖で~す。気をつけて~」なんてね。あんなの初めて、リアル遭難シミュレーションでしたわ。まあでも、だから雪が良いんでしょうね。

千歳空港からのアクセスが一般的なようですが、安かったこともあり函館観光とセットのツアー(函館空港発着)で行きました。まあでも道内移動はバス(170km位?)だったのでそれほど気にならなかったかな。

晴れていると羊蹄山も美しいですしね。
いつかもう一回いってみたいです。超オススメ。

第3位 富良野スキー場(北海道)

富良野スキー場公式サイト

↓当時モノ ぴあマップ記載データ
リフト数(うちゴンドラ) 16基(2基)
標高差 974m
最長滑走距離 4000m
コース数 20本
リフト券料金 共通一日券4500円
アクセス 飛行機一拓

倉本聰さんやラベンダー畑など、いろんな意味で有名な、かの富良野。
近所のトマムは星野リゾートになっちゃったそうですが、富良野は相変わらずプリンスが頑張っているようですね。

かねて個人的に、『こここそが日本最高峰のスキー場』と勝手に憧れておりました。
今みたいにインターネットも無い時代、さまざまなソースから直接間接伝え聞く情報によると、そのサイズ・規模、雪質、ストレートに滑れる長さ、混雑の無さ、など、既に評価は国際クラス。比肩するスキー場は日本には皆無、と勝手に想像は膨らむばかり。しかしながら、なかなかご縁というか行く機会がなく、初めて訪れたのはスキーブームも遥か昔に過ぎ去った30過ぎの会社員時代でした。

実際に行ってみての感想は… 残念ながら一位ではなく…三位くらいでしょうかね(^^;)

雪質はモチロン良いですが、思ってた程じゃないっつーかな。個人的にはニセコの方がスーパーパウダーだった印象が強いです。そしてロング滑走が堪能できるコースの気持ち良さですが…こちらもかなり良いのは確かなんですけど、やっぱり思ってた程でもないというか。個人的には安比に軍配を挙げたいところ。

やっぱり期待し過ぎてハードルが上がっちゃってたのかな。初恋の人に再会してガッカリ…みたいな、ちょっと気の毒な評価だったかもしれません。

でもまあ基本的に素晴らしいスキー場です。スキーヤーであれば人生で一度は行っておきたいトコロには間違いなし。

コスト的にもツアーが利用しやすいです。なので必然的にプリンスに宿泊になるパターンが多いかと思います。設備が整っていますので、食事などもホテル内で全部完結することも可能。ですが…せっかく北海道に行ったら美味いもの食いたいですよね。

で、私は極力外へ出るようにしたのですが…。
やはり、札幌や函館他、主要都市と違って「食」の難易度が高かったです。お寿司屋さんもあったけど…だいぶヤバイ感じでしたw まあ北海道って言っても内陸の山地だしね、そりゃそうですよね。そんな中で、「北の国から」でもよく出てきた『くまげら』(ロケスタッフの御用達だったようです)って居酒屋が美味しかった。全体的にリーズナブルですが、熊とか鹿とかのジビエ(というのかな?)が頂ける名店でございました。

いつかまた行きたいな。

第2位 志賀高原 (長野県)

志賀高原スキーエリア公式サイト

↓当時モノ ぴあマップ記載データ
リフト数(うちゴンドラ) 75基(2基) ※他にロープウェー1基
標高差 895m
最長滑走距離 5000m
コース数 74本
リフト券料金 共通一日券4500円
アクセス 関越自動車道 高崎ICより154km

スキーヤーで知らない人はいない、日本が誇る巨大スキーリゾートの老舗。
スキー界のディズニーランドみたいなところですね。雪質も良いし、なにしろ広い。一週間位居ても全部は回れないんじゃないかな~。最低でも二泊三日で行って、

  • 初日:一の瀬、高天ケ原などのセンターエリア
  • 二日目:横手山、熊の湯エリア、
  • 三日目:焼額山、奥志賀エリア

…てな感じで回る方が多いのではないでしょうか。

全体的な構成としては、小さいスキー場が集積して接続しているのが特徴です。
富良野や安比高原のような、ハイスピード・ノンストップで頂上からイッキにロング距離を滑り降りる、という感じのスキー場とは対極ですが、これはこれで楽しい。連結の狭い「通路」を辿って山から山へ移動しつつ滑るのはツアースキーをやっているようでワクワクしますね。

オッサン・オバハンはみんな知ってる映画「私をスキーに連れてって」の舞台でもあります。
ちょうど横手山エリアの渋峠ロッジとか撮影に使われてたはず。何か理由は忘れたけど、三上博史さんとかがナイター照明背負って渋峠から万座へ山越えする内容でしたよね(実際は「登山」無しでの山越えは不可能だと思いますが)。

最近は夏にバイクでツーリングに行く程度で、スキーシーズンの様子は全く存じておりませんが、昔はとにかく混んでるスキー場でした。
(こちらもどうぞ『GB250ツーリング♪嬬恋パノラマライン-志賀草津道路-山田温泉-ビーナスライン』

まず宿が取れない。学生身分でしたから空いてて安い平日にアタックするのですが、リーズナブルな民宿は全くダメ。そもそも民宿の値段も高かった。当時のスキー場民宿の相場は二食付きでだいたい6000-7000円でしたが、志賀は平気で1万円を超えてたかな。
しょうがないので、下界の渋温泉に宿を取り、毎日スキー板を積んで『通勤』しました。往復二時間程度のロスでしたが、結果的に温泉も楽しめるし(外湯もある渋温泉の雰囲気は最高!!お猿さんも居るし)、レンタル料金も半額程度と安かったな。

リフト券はまあ標準的な値段でしたが、他でよくある割引券などは一切出回らず、また長期(3日とか)で購入してもさほど割安にならないという。強気な商売でした。ゲレンデも混みこみで人避けて滑る感じだったし、リフト待ちも結構長かったな。土日なんかに行ったらそれこそ大変だったでしょうね。今はどうなってるのかなぁ?

アクセスも結構難儀しました。
当時、まだ高速がなかったのですね。上信越道は開通前、長野道は豊科(今の安曇野)が終点でした。なもんで、中央道を須玉で下り、清里から野辺山を越え、佐久~小諸~中野と下道を一晩かけて走りました。湯田中温泉の川を渡る頃ちょうど日の出の時間で、朝日に輝く橋を見てエライ感動、みたいな感じでした。野沢温泉同様ですが、後年長野道(上信越道)が開通した時は、余りにも直ぐ到着してしまい、「あんなに苦労したのに、実はこんなに近かったのか…」と愕然としたものです。

あれだけ行きヅライ場所だったにも拘らず、あの集客力。やはりモンスター級のスキー場であることに間違いありません。

 

さていよいよお待ちかねの第一位。
もし明日死ぬとして最後にどこで滑りたいか?と言われたら…迷わずこのスキー場に行きたいです!! ハテサテどこかな?

第1位 安比高原スキー場(岩手県)

安比高原スキー場公式サイト

↓当時モノ ぴあマップ記載データ
リフト数(うちゴンドラ) 30基(2基)
標高差 795m
最長滑走距離 5500m
コース数 24本
リフト券料金 共通一日券3600円
アクセス 東北自動車道 松尾八幡平ICより13km

お待たせしました。
極めて個人的、かつ自己満足120%なランキングではありますが、晴れて栄光の第一位!!
キタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!

わたくしの一番のお気に入りスキー場であります。最早、恋してるレベル(*^^*)w
暇だった学生時代だけでなく、社会人になってからも何度かトライしております。

他と違う安比高原の最大の特徴は、何と言っても

ハンパ無く遠いこと。(オイオイ)

とにかくアクセスが悪い…とは言わないけど(ほとんど高速ばかりだし)、ひたすら時間と金は掛かります。何しろ東京から片道600km以上、ほぼ高速で一直線とはいえ8時間以上は運転せねばなりませぬ。しかも高速代が往復約24000円、ガソリンも100L以上消費します。なかなか一緒に行ってくれる人がいないからってんで二人とかで行くと、ワリカンしても交通費だけで一人二万円近く掛かるというw 一概に比較はできませんが、ある意味北海道に行くよりもハードルが高いです。

その為必然的に…何時行ってもガラガラ!!

特に平日だとゲレンデには人影がポツリポツリ。
志賀高原あたりだと人を避けるように滑らないといけませんが、安比はコース幅が広いこともあって、ハイスピードでぶっ飛ばしても衝突する可能性はほぼ皆無。そしてリフト待ちもほぼゼロ秒。というか、ゴンドラの待ち時間が「ゼロ秒」なので、リフトなんて使わないんですけどねw

人が少ないということは、その分必然的に…何もかも安い!!

当時の記憶だと、三日券のリフト料金が8100円だったハズ。つまり2700円/日です。民宿はだいたい相場が4500-5000円位でした。要するに現地で掛かるコストは志賀高原の半額くらい。なもんで、三泊とか四泊で長期(?)で出掛けると、バカ高い交通費を差し引いても結構トントンか安いくらいになっちゃうのです。

まあコストがトントン、ってだけじゃわざわざ遠くまで行く理由にはなりませんよね。ですが、安比高原スキー場のもう一つの大きな特徴は、

他に類を見ない超気持ちイイハイスピードコース

北海道の富良野やニセコも行きましたが、個人的には圧倒的にここが一番。理由は、

  • 元々の雪質の素性が良い。最高レベルのパウダースノー。
  • ゲレンデが巨大で、基本的に山頂から一番下まで一直線で5-6kmイッキに滑り降りられるレイアウト
  • コース幅がバカ広い
  • (その上ガラガラで人がいない)
  • 圧雪車で入念にコース管理してくれる。

特に最後のヤツです。他ではあまり経験がありません。
タダでさえ広いコース幅を端から端までキレイに漏れなく圧雪してくれてました。とりわけ朝一番は極上。ゴンドラで山頂まで一番乗りすると、まだ誰も滑っていないまっさら(あの圧雪車の波々した跡だけ)な『高速道路』のような斜面がお出迎えです。

頂上から一番下まで約6km、ノンストップで気持ちよく滑れます。
コース幅イッパイに パラレル…というより最早GSやハイスピードロングターンで滑降。雪面に食いついたエッジの刃の真上に体が乗っているような、レールの上を滑るというか、彫刻刀で削るというか、そんな感覚です。障害物(休憩してる人とか)も皆無なので、自分の好きなようなコース取りで自由自在。滅茶苦茶上手くなったと勘違いしてしまうゲレンデでした。(競技やってるレベルの人には物足りないかも)。

…で一番下まで降りてくると、ゴンドラがお出迎えです。
並んでる人は皆無、待ち時間ゼロ。待ってるのは客じゃなくて係のおじさんだけ。そのままゴンドラの近くまで滑っていって、直前でバチンバチンと板を外して即乗り込む感じでした。なもんで、最早リフトなんか使う暇がありません。

ゴンドラに乗ると約10分で再び山頂へ、そして以後、それの繰り返し。
これを一日15-20本位出来た記憶があります。距離にして約100km以上は滑ってた計算になりますね。三日で300kmか、スゴイよねw

このスケール感は安比ならでは。比較的近いのが富良野ですが、他では経験したことがありません。もはや日本では無い感じでしたね~。カナダでスキーするとこんな感じかな~と勝手に思ったりするのですが経験がないので分かりません(^^;)

いろんな要素があってこういうレアなスキー場が生まれたのだと思いますが、やばり遠くて不便だったから、というのは大きな要因でしょう。スキーヤーにとっては天国のようなゲレンデですが、事業の継続性というか、結果的に採算が取れるかどうかはまた別の問題。

一時代に咲いたあだ花のような存在なのでしょうか。無くならないで欲しいです。

尚、当時は安比まで行ってきたぜ!!ってのは結構な自己満足で、うさぎマークと「APPI」(↑こんなやつ)のステッカーを得意気に貼ってるクルマが結構ありましたね。私もその一人ですがw

あとかなり余談ですが…、民宿が安いってのは貧乏学生にとって嬉しいんですが、それだけでなく、あの辺(安比?岩手?)の宿ってなんかこう優しいんですよね~。
ある時、外は雪がしんしんと降り積もり静寂が支配する夜、連れとコタツで日本酒なんか飲んでたんですが、後ろのフスマが音も無くスーッと開いたりして。ウワー、出た~と思ったら、宿のご隠居のお婆ちゃんが「オニギリ握ったから食べなせ」とか差し入れてくれたりとかね。暖かな感じだったな~。

そんな思い出いっぱいの安比高原スキー場でございます。
かなり行き難いとは思いますが、最近は深夜バスと新幹線(飛行機)がセットになったツアーもあるようです。興味が湧いた方はちょっと検討してみてもいいかも?

ところで…私の知ってる安比はダイエー傘下のイメージでしたが、改めて調べてみると、実は最初に大規模開発したのはリクルートコスモスだったそうで。すると…ここも「アノ」事件の顛末なのですかね。知らなかったなw

 

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ランキング番外で印象に残っているスキー場をエリア別にご紹介

ここまでランキング形式で上位10位までご紹介いたしました。
ですが、それ以外にも行ったことがあるスキー場はたくさんございます。ということで、ザーッとエリア別にご紹介。多少辛口なコメントもありますが、あくまで個人の主観と言うことでご容赦くださいませ。

迷ってる方は参考にしていただければ幸いです。

ではどうぞ。

東北道方面

雫石スキー場

その昔、アルベルト・トンバや木村公宣さんなんかが活躍していた頃に、アルペンのワールドカップや世界選手権が開催されたスキー場です。安比高原に行くついでに二回くらい立ち寄ったことがあります。月曜に雫石で滑って、火~金まで安比、とかそんな感じだったかな。

スキー場はほど広く、雪質もとても良かった記憶があります。ロング滑走できるコースが主体で、客も異常に少なく、リフト券も安かったかな。と、ここまで書くと、結構いいじゃん?と思うのですが…

ここは地形的(?)な原因なのか、天気が悪いことが多いようです。
私が行った時も二回とも曇天で吹雪でしたし、上記の世界選手権の際も悪天候で再三日程変更の挙句、最終的に中止となった種目もあったようです。まあしょっちゅう吹雪くから雪質がイイってことも言えるんですけどね(^^;)

それともうひとつの理由で個人的にはあまり好きくないスキー場です。
というのも、結構難しいコースなんですよね。まあワールドカップをやる位だからね、要するにプロがレースで使うレベルのコース主体のようで、この辺は上級者向け。ダウンヒルコースなんてその名も「馬の背」って言うくらいですからね、要するにアレです、逆バンクになってるわけですね。コース両端でターンしようとエッジを立てようとしてもなかなか立たないとw

プロはそういう難易度が高いところで僅かな差を競うのでしょうが、私のような「レジャー&リゾート」スキーヤーにとってはとーっても滑り難い。ズバリ「疲れるだけでちーっとも楽しくない」。経験上、安比よりも更に閑散、人っ子一人いないほぼ貸切状態でしたが、すいていたのはその辺にも理由がありそうです。

上級者の方は腕試しにどうぞ。素人の私は素直に安比に行きます(^^;)

福島周辺のミニスキー場(アルツ磐梯、猫魔、グランデコ…他)

サラリーマン時代、猪苗代湖に会社の保養所があったので、割とよく行っていました。
福島だと日帰りとまでは行かないけど、東京から300kmあまりと距離的にも比較的近く、時間が無い会社員が一泊二日でスキーするには行き易いエリアです。

難点は…、コレ!!というスキー場がないんですよね。
猪苗代エリアには小さめのゲレンデがたくさんあるんですけど、滞在型で楽しめる大きめのスキー場が意外と無いのです。これは手前の栃木エリアも含めて東北道方面全般に言えることなのですが、走っても走ってもなかなか標高が上がらないので、「雪が降らない」んですよね。同じ距離なら上信越に行った方がすぐ雪に出会えます。

で、このエリアで一番大きいアルツ磐梯によく行ってたのですが、やっぱり一日滑ると飽きちゃう。雪質はまあ普通でしょうか。悪くは無いけど特別に良くも無い感じかな。

それ以外のスキー場もいろいろトライしてみましたが結果的にはイマイチ。

その中では裏磐梯の猫魔は雪質が良かったです。だけど…すごい寒かった(T_T)。何しろ北風ピューピューで晴れてるのに凍死しそうな位寒かったなぁ。だからこそ雪質が良いのでしょうが。ゲレンデは小さめで、アクセスも良くはありません(アルツよりさらに奥なので高速降りてから長い)。

グランデコ猪苗代猪苗代リゾート(その他もあったかな?)も行った事がありますが…もう小さ過ぎて、申し訳ないけどあまり何も覚えて無い感じです。

どこも小さいお子さんがいるご家庭で、一日リフト券を買わずにソリや雪遊び中心に楽しむ感じでご利用になると良いゲレンデなのではないでしょうかね。ガッツリ行く感じではないかと。

個人的には、あのエリアに行く特別な理由が無い限り、無理して行くことはないかなぁ。日帰りスキーなら素直に関越方面の尾瀬岩鞍へ行きますね。

ハンターマウンテン塩原

福島は日帰りはやや厳しい、と申しましたが、手前の塩原(栃木県)ならギリギリ日帰り圏と言えます。
で、このエリアでは一番大きいハンターマウンテン、最近では…割と人気があるようですね。わたしも遠い昔に一度だけ行きました。設備が綺麗で、しかもアメリカン…というかウエスタンな雰囲気でまとめられており全体的にお洒落。

ですが…、コースがいただけない。
山頂から少し降りると、以後、ベースエリアまで高低差が全然無いロングコースという謎のレイアウト。やたら下が長いというか、約1km以上もあるメインゲレンデがスケーティングして漕がないと進まないとか斬新でしたw

雪はまあまあというか、ベシャベシャではないけどやや硬かったか記憶があります。東北道はやはりいくら距離を走ってもなかなか標高があがらないのでイマイチなんですよね~。ここは高速降りてからソコソコの距離があるし、日帰りという条件なら関越方面の、越後湯沢エリアか、頑張って苗場・尾瀬岩鞍方面へ行くかなぁ。

日帰り圏の関越道方面

越後湯沢エリアのミニスキー場群(GALA湯沢、上越国際、神立など)

練馬から高速で二時間強、新幹線なら東京から1時間20分、関越トンネルを抜けた向こう側、首都圏日帰りスキーヤーの定番御用達エリアですね。「明日一日だけ空いた」とか時間が無い時によく行きました。どのスキー場も関越道に沿って並んでいるので、高速降りてからも割りと近くて楽チンです。アクセスだけならどこにも負けません。

ということで、みんな考えることは同じですので、その分、関越道が慢性的に渋滞するというしくみでした。最近は知りませんが、昔はそうでした。特に金曜夜なんて酷かった。夜0:30頃所沢ICから高速に乗って、日の出の時にまだ寄居にいた、とか普通にあったからね。サービスエリアに入れなくて手前の路上(路肩とは言え高速です!!)で立ちションしてる人とかいっぱいおったなw なので特別な理由が無い限り、基本的に空いてる平日しか行きませんでしたけどね。今はどうなんだろ?

どこもこじんまりとしたスキー場なのですが、強いて言うと一番大きいのは石打丸山スキー場となります。で、ここでリフト券を買うと五山(?)共通券となり①石打丸山GALA湯沢湯沢高原石打花岡⑤布場の五箇所を自由に行き来できました。各スキー場の小ささを多少カバーでしてくれるしくみ、志賀のミニチュア版のようなシステムですね。まあそれでも直ぐに飽きる狭さですがw

その他だと…
上越国際は知人にグリーンプラザホテルのコネがあって2-3回行きました。
「富岡さんもマイコーです」のCMでお馴染み(誰も知らんかw)、舞子高原は、ポン友Hが何かの賞品でリフト券をゲットしてきてタダで行ったな。
あとR17を少しだけ上ったところにある神立高原。当時よくタダ券や割引券を配ってて数回行った記憶があります。今でも「くまポン」とかのクーポンサイトによく出てますよねw
その他ほとんど覚えてないけど岩原湯沢中里も行った記憶だけはあるな。

…とまあイロイロあるのですが、どこも雪質が悪いです。重くてベショベショのシャーベット状。場所的なモノですのでしょうがありません。そして石打丸山の五箇所連結ゲレンデ以外はどこも狭いです。

結局このエリアは近さが命、アクセスが全て。
新幹線横付けしてくれるGALAなんか下手すりゃ15:00まで滑って、18:00前には家に着いてたり…なんて人もいるでしょうからね。関越道も以前は練馬で寸詰まりでしたが、圏央道が開通して大分使い易くなりました。昔よりは渋滞も大分緩和されているのではないかな。

まあでも基本的に「ココに行きたい!!」というスキー場はありませんね。いくら新幹線便利でもわざわざGALAに行きたくないなぁw
出来ればもうちょっと頑張ってR17を上って、かぐら・みつまた・田代まで、あるいは苗場まで行きたいところですね。まあでも時間が無い時はその「ちょっと」が無理なんだよなぁ(^^;)

群馬県側の川場スキー場はパウダースノー

上の方、第8位で挙げた尾瀬岩鞍と同じエリアです。
先に触れた通り、関越トンネルの手前、群馬県側は雪が良いんですよね~。ここは二回位行ってますが、やはり期待通りのパウダースノーで良かったです。

ですがまあなんと言うか『小さい』。
日帰りでもガッツリ滑りたい方は、ここまで行ったら普通は岩鞍を選ぶかな。まあ他で飽きちゃった方は一回行ってみてもよいのではないでしょうか。

信州・白馬方面

長野方面のお気に入りスキー場ということで、先のランキングで、八方尾根、野沢温泉、志賀高原を挙げさせていただきましたが、それ以外にも行ったことがあるゲレンデはたくさんございます。そのうち代表的なものをいくつかピックアップしてご紹介しておきましょう。

サンアルピナ鹿島槍

白馬方面は元々交通の便が悪かったので避けていたのですが、例の長野五輪道路が出来た後に何度か散発的に訪れました。安曇野からの下道もほぼ信号無しの快走路で、昔と違って全くノーストレス。いい時代ですよね~。

白馬エリアは何しろ景色はGoodで雪質もほどよく、どこも比較的ハズレが無いですが、印象に残っているのがサンアルピナ鹿島槍。今はHAKUBA VALLEYと呼ぶそうですね。こじんまりとして綺麗な、空いてるスキー場でした。リフト券も安かった気がします。

あのエリアに行くならホントは八方に行きたいところですが、小さいお子さん連れのご家族などには良いスキー場だと思います。

ビーナスライン周辺(車山高原・しらかば2in1・エコーバレー)

スキーというよりもバイクツーリングのメッカであるビーナスライン。冬になり雪が積もるとこの周辺もスキー場に表情を変えます。比較的小さめのゲレンデがポツンポツンと点在しています。

個人的には、むかーし、じいじの会社の保養所が白樺湖にあったので、二泊三日で計三箇所のスキー場を回ったことがあります。一応このエリアで大きい方から三つ、①車山高原②しらかば2in1③エコーバレーで滑りました。感想としては…

あまり言い難いんですが、「微妙」。
悪くはないんだけど特に良くもなく。基本的にどこのスキー場も狭くて標高差も小さく、この中では最大規模の車山高原でも午前中で飽きちゃいましたね。しらかば2in1は高低差が全然無いし、エコーバレーはすり鉢状でホントに狭かったな。まあファミリーゲレンデなのでしょう。

強いて言うならば、車山高原の山頂から見える八ヶ岳の美しさは絶品でした。夏にツーリングに行く時とは違う表情、というのも冠雪していますのでね、かなりな絶景でございました。まあ晴れてないと見えませんが。

ですが、逆に言うとあのエリアの売りというか、これぞビーナスライン!!という広大な高原風景は冬には一切見えませんのでそれはそれでモッタイナイ。

ま、あの辺はやっぱりバイクで行くところですかねぇ(^^;)

霧が峰湿原

おんたけスキー場

実は若い頃に一時期、浜松に住んでたことがあります。浜松って温暖で海は近いし、食い物も美味く良い人ばっかりと、かなりナイスなトコロなのですが、スキー好きにはやや鬼門。ちょっと地図を開くと分かる通り、近場にスキー場が無いばかりでなく、長野方面へ北上するアクセス道(=高速道路)も無いのですね~。名古屋まで行って戻ってこねばならぬのです。

なもんで基本的にはガマンしてたのですが、わずか数回滑りに行ったうちのひとつがこちらのおんたけ。ギリギリなんとかアクセスできる中でも一番大きいところでございました。標高が高く、晴れていると絶景が拝めるそうなのですが…、残念ながら標高が高い為、曇天が多いようでw

全体的な感想は…まあなんとも。
他にないから、という理由以外では行かないかな。首都圏に住んでると恵まれてるなあ、と実感いたしました。

万座温泉

厳密に言うと群馬ですが、まあ信越ってことでw
志賀高原の峠を越えた反対側にある万座です。夏は志賀草津道路、いわゆる天空の道で直結していますが、冬は分断されちゃってますので、向こう側へは行けません。

ここの印象は…とにかく寒かったw
何なんでしょうね、北側斜面なのかな。「●●おろし」が吹くせいなのかもしれませんが、行った時は超ピーカンの好天だったのですが、あまり寒さに途中撤収。その分、雪質は良かったけど。

車で行くと交通の便が悪かったな。
温泉浸かりながらのんびり滞在、という方に向いてるのかもしれません。

他にもいっぱいありますが…

以上、代表的なところ、印象に残っているスキー場だけピックアップしてみました。あんまりマニアックなところに触れても多分ニーズ無いもんね(^^)

まあ、いずれにしても昔の話なので話半分くらいに捉えていただければと思います。
この業界、結構、資本の移り変わりが激しいですので、すっかり変わっちゃってるところもあるかもしれません。

 

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最後に地図をどうぞ

一応、上で挙げたスキー場を全てプロットしておきました。詳しくお調べになりたい方はご活用下さい。

お気に入りのトップ10はカラーアイコン(10色)で、それ以外の最後にご紹介したスキー場はグレーのアイコンにしてあります。

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最後に

長々と最後までご覧戴いてありがとうございます。

冒頭申し上げた通りですが、趣旨はあくまで思い出めぐり。スキー場ガイドではございません。好きなスキー場を並べて能書きを垂れただけの懐古記事であります(^^;)

そしてランキングは客観性ゼロ。独断と偏見に基づく個人的な好みで勝手に並べたものです。

実際は、たまたま行った日の天候にも拠って印象が変わることもあるでしょう。
また、スキーヤー(ボーダー)の技量や嗜好、スキー以外に求めるモノ(宿・温泉とか)、メンバー構成(家族連れ、初心者など)等々によって、評価は変化するかと思います。

情報そのものがかなり古いということもご留意下さい。

ですがまあ一応全て「実際に行ってみて」の感想ですので、多少は参考になる情報もあるかもしれません。よろしければお役立ていただければ幸いです。

山の地形や気象条件はそれほど変わりませんが(温暖化はあるけど)、設備やアクセスなどは日進月歩です。実際に行かれる際には最新情報のご確認をお忘れなく。中には既に潰れてるところもあるかも…(^^;)

 

でもまあ、ぴあMAPをパラパラめくっているだけで、なんつーかこうタイムスリップした気になりました。久しぶりに雪山に行きたくなってきたな~。多分体力が持たないけどw

 

本日も最後までお付き合い下さりありがとうございます。

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