いつもご覧くださりありがとうございます。
以前、謎の中華製超軽量シングルバーナーをご紹介した際に、「風に弱い」「風防が必須」と申し上げておりました。
→『つめかえくんもどきとOD缶シングルバーナー』
→『おすすめコンパクトキャンプ用火器』
今更ではありますが、せっかくなので少しだけ。かなりのキワモノです。安さ大爆発ですが、油と鉄粉まみれでとてもそのまま使えるシロモノではありませんw
ということで洗い方、というより直し方?もご紹介。ネタとしても一見の価値アリであります。
ではどうぞ。
おさらい(中華製ガスバーナー)
まずはご存知の方も多いかと。当ブログに何回か登場してるこちら。
9月初旬頃に購入した謎の中華製超軽量シングルガスバーナー。念のためですが、本体は上の部分だけです。下のはガス缶なので。恐らく世界最小最軽量。お値段も驚きの送料込み1200円でございました。
国産のSOTO製とかだと高性能ですから、低温とか強風とか、劣悪な環境でも安定燃焼するような高機能高付加価値ハイテクが使われてるんですけどね。
こちらの中華製に過大な期待をしてはいけません。ただ穴からガスが出てくるだけのシンプル構造です。横風モロ。無風状態でさえも炎の安定感はイマイチです。でもいいんです。吉野家じゃないけど、
「軽い!」「小さい!」「安い!」
それで十分。それ以上期待してないから。
でもね、こんな安物でも非日常感っていうかね、カセットコンロなんかと違ってキャンプのワクワク感が高揚するモンです。
風防はこちら
ということで風よけ(ウインドスクリーン)を用意します。
アウトドア専門メーカーからいくつかラインアップが出ています。ガスバーナーというか、昔なつかしのアルコールバーナー(ストーブ)用なんだろうな、元々は。…が、なんつーかこう、過剰装備になっちゃうんですよねえ。プリムスのお椀みたいな奴はデカすぎ&5000円近くもするしw コンパクト収納可能な屏風式の奴はロゴスが1500円くらいで出してるようです。
で、最初はね、この様子なら100均でテキトーに誤魔化すかな、と思ってて、天ぷらガードか何かを加工するかな…みたいに考えてたんですよ。そんなにしょっちゅう使うモンでもなかろうに。でも暫くamazonを彷徨っていたら、それ程時間もかからずに出会ったのがこちら。
『【ノーブランド品】 ウインドスクリーン 135mm×650mm』
ちょっと加工してありますので、納品時と少し違ってますけどね。ロゴスのとさほど変わらないでしょ(パッと見た目はw) ロゴスは5枚だけど、こちらは9枚です。高さが低いけどね(五徳ギリギリ)w これで送料込み340円。もう一度言います。送料込み340円です。しかも国際郵便だったような気がする(記憶違いかな?)。120gありますから、仮に定型外郵便で隣町に送っても205円かかりますw そしてお分かりでしょうが消費税もincludeされてます。
でも340円(笑)。
さらに、こんな袋まで付属しています。 穴空き、糸のほつれはデフォですけどねw それでも340円。
折り畳むとこんな感じ。
最早100均だの自作だのを検討してる場合ではありません。時間の無駄であります。さっさと購入すべし。…とその前に一応カスタマーレビューをチェックしてみると…
賛否両論、両極端のレビュー
すると…、なんと!200件以上ものレビュー数。さらに評価の平均は3.8です。星は4つ。まあまあじゃない、と思いつつ中を覗いてみると…☆☆☆☆☆5個の大絶賛コメントと、☆一個のボロクソ評価が混在していますw なんじゃこれ?
要するにまとめるとこんな感じ。
ボロクソ派の評価
- 傷だらけ
- 機械油(?)まみれ。手で触ると洗ってもなかなか落ちない。臭い
- バリだらけ
- 指紋ベタベタ
- 鉄粉(?)まみれ
- 蝶番の棒が抜け落ちる
- 既に曲がってる(変形してる)
まあたしかに滅茶苦茶だよねw
要するにこんなモノ、商品じゃねーと。部屋が汚れちまったじゃねーかヨ!!
最初から値段相応の粗悪品ですよ!って記載しとけよ!
ってことですね。対して…
絶賛派の評価
- 300円で文句言う奴の気が知れない。高いの買えよ
- コスパ最高
- 洗って、ヤスリかけて、プライヤーで加工して。30分もあれば済む
- どうせ外で使えばすぐ汚れる
- 自分で材料買って加工するよりはるかに安いし楽。助かるわ。
まあこんな感じ。こういう風に分かれるの珍しいよね。評価が割れるケースって大概、品質のバラつきが酷いとき(要するにハズレが多い場合)にあるけどね。
※面白投稿の確認はこちら(値上がりしちゃったみたいですね)↓
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(2017.8.17追記)
News!! たまたまamazonを覗いてたら…
なんと!! 送料込み75円で出てます!! アホや~(爆) 今すぐ買いましょう(^^;)
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古代ギリシアの時代から言われてることですが、「前提が異なる議論」は永遠に噛み合いませんw 私はどちらかと言われれば絶賛派ですけどね、まあボロクソ派の人の気持ちも多少は分かるかな。騙された!と思うんだろうね。でもね、値段見て察しなよ、とは思う。
満ち足りたオモテナシの国、日本で生活してるとね、つい感謝の心を忘れがちです。
モンスターにならんよう、自戒したいものですな。
怖いもの見たさも手伝って、速攻ポチってしまいました。はてさてどうなることか…。
商品到着
待つこと4日、意外に早く到着しました。国際郵便じゃなかったのかな?
ドキドキしながら開封です。右手にはパーツクリーナー、左手にはキャブクリーナーを用意。…ハードルが相当下がっていた(汗)せいでしょうか、案外綺麗じゃね?という第一印象。それほど油ベタベタしてないようです。切削油のくっさーい臭いもあまりしません。いいじゃないの!
そうは言っても、モチロンそのまま使える状態ではありません。ポイっと絨毯の上なんかに置いたら大惨事です。 なので早速洗浄します。買ったばかりで洗浄…やっぱり何か変だよなw
切削油と思しきアブラが、アルミ表面にうっすらついていますので、まずはパーツクリーナーとウエスで拭いてみます。が、結構しぶとい。上手く拭き取れません。 油そのものだけでなく、アルミの粉が混じってゲル状になったものが纏わり付いているようです。それら液状のモノが蝶番の穴の中にも入り込んじゃってるのでの拭き取るだけでは取れません。
で、埒が明かないので一回蝶番の棒も外し、全部バラバラにしてバットに放り込みます。アタック(洗濯用液体洗剤)の原液をかけて指でこねくり回します。台所用洗剤でも良いかもしれません。原液攻撃がある程度浸透したところで60℃程度のお湯を投入。バット内の商品が全体的に浸かる状態にしたまま30分ほどドブ漬けです。その結果…
ピカピカになりました♪
蝶番の穴の中も一応、パーツクリーナーを吹いて確認しますが、最早、汚れは出てきません。乾燥させた後、元通り組みなおします。せっかくなので棒にシリコンスプレーを吹いたりして。高級腕時計を組むように、贅沢に余計な工程を加えたりして自己満足に浸りますw
次はアルミ板のエッジのバリです。
そのままでも使えないことはないですが、油断すると手が切れそうです。芝刈り機の刃研磨に使用している100均ダイヤモンドやすりで丁寧にバリを削りとって、最後に320番のサンドペーパーで仕上げました。
綺麗にエッジが丸まって触り心地もマル。
蝶番の棒が落ちちゃう件は、棒の端っこをプライヤーで「ちょっとだけ」曲げます。この棒、結構固くて「コンチクショー」とやらないと曲がりません(汗)。でもまあ10分程度で完成です。一番端っこの長い棒(ペグ用途にわざと長くなってるらしい)は邪魔です。袋に穴をブスブス開けてしまい危ないので短く切ってしまいました。
最後におまけで、余ってたステッカーとパーティー用のラインテープ(タンク塗装の時にマスキングテープの代用に買って使わなかったやつ)の残りを貼ってみました。ちょっとダサいけど、まあいいか。小田急線の電車みたいになっちゃったな。
ということで完成!赤ちゃんが頬ずりしても平気なくらいの美品になりましたw
さあ使ってみるか、と思ったら、黒いきんちゃく袋がビリビリに破けてますw 糸もほつれてるし。ゴミレベルだなこれ。しょうがないので糸と針を用意してお裁縫です。約一時間の作業で無事完成しました。
まとめ
アウトドアやDIYに慣れてる方なら、全く苦にはならないでしょう。むしろ丁寧に仕上げることで愛着もわくでしょう。そうじゃない人は素直にロゴスの高い奴を買うのをおすすめします。まあそうは言ってもロゴスだってそれほど高価な訳じゃないですけどね。
ムキー(#`皿´)<怒!!! っと目くじらを立てる人は、そもそもキャンプなんかやらずに素直にホテル・旅館に泊まって頂いた方がよいかと。
amazonレビューを読んで「DIYを楽しめる方はオススメ」とのことでしたが、若干予想を上回る作業量ではありました(爆) 楽しめたけど2回はやりたくないかなw
本日も最後までご覧くださりありがとうございました。
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