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久しぶりのお留守番料理シリーズです。
前三回はこちら
⇒『お酢で柔らか!!100g99円アメリカ産輸入牛肉ステーキ』
⇒『アメリカ産格安高級魚きんきの煮付け』
⇒『aveカナダ産格安バラブロックで絶品豚の角煮』
今回も超手抜きの簡単レシピです。自分だけだからね。食えりゃいいのです。
ではどうぞ。
ブフ・ブルギニヨン(Bœuf Bourguignon)
いきなりですが『ブフ・ブルギニヨン』。ご存知ですか?手抜き料理に似つかわしくない、おフランス語。日本語的に言うと『牛肉の赤ワイン煮』ですね。「ああー、ブルっていうところが牛か」とお思いの方(いないかw)、それ違います。
ブフが牛肉ですね。英語で言うとビーフなんだろうな。直訳すると、牛肉のブルゴーニュ風。ブルゴーニュがワインの産地ですからね、その関係でしょう。おフランス料理はこういう「○○の▲▲風」ってのが多いですよね。パッと見て中身がよく分からん不便な表記であります。ですがまあわが国にも似たようなのはあります。讃岐うどんとか、広島焼きとか。我慢して下さい。
キャンプで楽しい
回りくどくなりましたが、この赤ワイン煮が本日のテーマであります。
実はキャンプでのダッチオーブンの定番で、ここ数年で何回かやってるので作り方は慣れております。何しろ簡単、材料を放り込んで、鍋をかけておくだけでOKなのです。そして味も抜群。…ですが、煮込みに時間かけてないせいか、イマイチ柔らかくならないんですよね。
で、まあちょっと実験したかったと言うか。圧力鍋使うと柔らかくなるのは分かってるのですが、今後のキャンプのことも考え、以前ご紹介したお酢柔らかステーキのワザを応用してみようかと。
尚、最初にお断りしておきますが、具材一切なし(笑)、肉オンリーのワイン煮であります。イモも人参も、玉ねぎも一切なし。だから簡単なんですけどね。ビーフシチューだといろいろ下ごしらえとかデミグラスソースとかメンドクサイのでね。
ご参考にされる際は、ご自身で多少応用、アレンジして下さいね♪
でもね、お父さんの料理はこんなモンで良いと思います。味は抜群です。わーっと作ってワーッと食って、で十分楽しいですよ~。
本日の材料
どど~ん。
ワンパターンですが。貧乏人の味方、aveより調達しましたオーストラリア産牛肩肉。煮込み系だと、すね肉とか牛すじとか牛タンとかバラとか、珍しいとこだとほほ肉とかスペアリブとかありますけど、まあだいたいなんでも大丈夫です。安いので十分。
ステーキと同じく100g99円でございます(笑)。ありがたいことで。
一番少ないパックにしたんですが、660gもあります。そして、このままだ調理するとカチンカチンですので食うには覚悟が必要です。
今回もお酢さんにがんばって貰いましょう。柔らかくなるかな~?
仕込み
調理の前にお肉を柔らかくする下ごしらえ。まずは肉をカット。
ちょっと固まりがでかすぎるので、半分に切ってみました。長時間煮込むならそのままでもいいのですが、手抜きの一時間程度で済まそうと思ってますので。ついでにスジっぽいところも包丁を入れておきます。で、定番、手抜き料理の味方、クレイジーソルトさんを振りかけて少し揉みこんでみました。
続いてお酢。前回使用した、サイゼリア株主優待ワインビネガーがなかったので、安い穀物酢です。今年の優待も二月に既に到着してるのですが、中身変更でなくなってしまいました(´・ω・`)
牛肉をビニール袋に放り込んでお酢を少々じゃぼじゃぼ。ついてにレモン汁も入れてみました。この辺はテキトーです。
少し揉みこんで全体にマリネ汁(酢)が回るようにします。このまま二時間くらい放置。やわらかくなーれ 八(^□^*) オ・ネ・ガ・イ!!
調理
では参りましょう。最初に少しだけ焼き目をつけます。洗いモノがメンドクサくなるのでフライパンは使いません。鍋でGO。
手抜きの定番、ハウスのニンニクチューブもちょっとしかなかったので、しょうがないのでニンニクを切りました。オリーブオイルで弱火で加熱します。香りが出てきたら焦がす前にストップです。
肉塊を投入。ちょっと鍋が小さいかな(^_^;)A
全体的に焼き目が付くように、菜ばしでかき混ぜます。
色が付きました。肉からマリネ汁が出てくるのでウエットな感じですね。
ブーケガルニが見つからなかったので、代用じゃないけど、クレイジーソルトさんをやや多めに投入。
この辺もテキトーです。
ではいよいよワインを投入です。
メルシャンビストロ。一本278円。サントリーのデリカメゾンも安いですが、あちらは300円くらいしますので、最安のこちらをチョイス。今回は砂糖を減らせるかな?と思い、甘口にしてみました。…でも、一口飲んでみましたが、あんまり甘くなかった。私が飲むにはちょっとアレな感じなので、余ったらじいじの寝酒です。
ワインを投入!!
どぼどぼと注いでゆきます。量はテキトーです。が、お肉が浸るくらいは入れましょう。結局、ボトル半分くらい入りました。キャンプで10インチダッチオーブンでやる時は、肉をこの倍、だいたい1.2-1.4kgくらい用意するのですが、その時はワイン一本開けちゃってますね。なので、安いが一番、ビストロ様さま。
袋に残っているマリネ汁も、もったいないので投入です。
少し酸っぱくなっちゃうかな?
ローレルはいっぱい余ってましたので一枚入れてみました。
これ、何年前のなんだかw
プラシーボ効果しかないような気もしますが、まあ雰囲気ってコトで。
こういうのって案外高いし、使う機会が少ないから、家に無ければわざわざ買ってこなくて良いと思います。
ちなみに庭木で植えとくと、結構簡単にとれるらしいですね。たくさん採れても困るけどね。
コンソメの素も一応入れておきます。おまじない程度ですが。
ホントはビーフコンソメの素が良いのでしょうが、ありませんので定番のやつです。
まあ、これはどのご家庭にもあるでしょう。とりあえず、入れときましょう。
醤油を少々。
結構テキトーです。でも入れすぎちゃうと辛くなっちゃいますんでね。100mlくらいは入れてる感じで(でも、量ってませんけどね 汗)。さすがに1カップだと多い気がするし。
砂糖も投入。
コレも結構ドバドバです。量ってませんけどw 60-70gくらい、おおさじ4-5杯程度は入れたつもり。
結構テキトーですが、少なすぎてもダメなので、ちゃんと入れましょうね。味の基本が、ワイン・醤油・砂糖のトライアングルがベースになってますので、この三つはシッカリと。
ですが、このままだと申し訳ないので、ネット上のレシピを見てみると…、牛肉600gに対して
- 赤ワイン 300-500ml
- 醤油 おおさじ2-4
- 砂糖 おおさじ2-4(はちみつ代用もあり)
こんな感じのようですね。少し多かったかなw
そのほか、カンヅメのカットトマト(ホールトマト)をこの量だと、1/4缶くらい、入れても良いのですが、今回は省略です。手抜き第一で。
後は蓋をして極弱火にかけておくだけです。
蓋の穴から蒸気がシューシュー出てくるのですが…このニオイが、
堪らん!!
ものすごい美味しそうな匂いです。ブログって文字と写真は載せられますが、この匂いをお届けできないのが残念至極であります。いいニオイだよ~♪
1時間ほど待って、出来上がったのがこちら!!
おおー、うまそうです。たまりませんな。
実食
一人なんで、鍋から直接でも良いんですけどね、一応お皿に盛ってみました。
自家製のおビールもスタンバイ完了であります。
ちょっとね、お店で見るやつと比べると色が貧相ですけどね、いい~ニオイがします。
野菜がないので、ブロッコリーくらいないかな?と冷蔵庫を漁ったのですが、残念。彩りにレタスを添えてみましたが、なんか申し訳ない感じになってしまいましたねw
では…
おおー。だいぶ柔らかになってます。
和牛みたいにとろとろ、とは行きませんが。いつもキャンプで噛み付く時の、『カテー』って感じはないな。若干パサパサしてるというか、ジューシー感はないけど、歯がサクサク入っていく感じ。マリネ時間か煮込み時間をもう少し工夫するともっと良くなりそうです。
味はいつもの通り、絶品であります。なんでこんなに美味しい味になるんだろうな。毎度思うけど、醤油と砂糖とワインのコラボレーション、甘さ・辛さと肉の味のミックス、発見した人Good Job!! であります。あとはクレイジーソルトさんのおかげも結構あるかもね。
少し脱線するけど、このコラボ味、ほぼ同じレシピでレバーの赤ワイン煮も絶品であります。生姜を多めに入れるのがポイントですが。
若干気になるのは、いつもよりやや酸味が強いような気がします。マリネ汁はもったいなから入れたけど、気になる方は捨てちゃった方がいいかも。まあでもそんなに不味くなってる訳でもないですけどね。
まとめ
味が美味しいのは前から分かってたのですが、懸案の『固さ』がだいぶ解決できそうです。そして、圧力鍋やダッチオーブンがなくてもなんとかなりますね。おすすめです。
今回は『超手抜き』ってことでかなりテキトーな作り方でしたが、味はバッチリです。
ご家庭の献立でアレンジされる際は、付け合わせなどの具材を工夫してみてください。じゃがいも、人参、玉ねぎに、ブロッコリー、きのこ類(マッシュルーム)なんかあってもいいかもしれません。また、デミグラスソースもハインツなどのカンヅメを用意すれば比較的簡単に、本格的なビーフシチューっぽくなると思います。
キャンプでの手抜きメニューにも是非ご活用下さいませ。
本日も最後までお付き合い下さりありがとうございました。
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