つめかえ君もどきアダプターでCB缶⇒OD缶詰め替え キャンプ用シングルガスバーナー

SOTO ST-310と謎の中華製シングルバーナー
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いつもご覧くださりありがとうございます。

ついにやってしまいました、禁断のガス詰め替え。

例によってヤフーポイントの使い道に困って購入した、「『つめかえ君』もどき」500円也(元祖「つめかえ君」は高くて手が出ませんw)。しばらく放置してましたが、仕事場で毎朝コーヒー沸かして、ようやく唯一手持ちのOD缶(アウトドア缶)がカラになりましたので、試しに使ってみました。

さてどんな具合だろう…

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予備知識

1.二種類あるガスボンベ

知ってる方には大きなお世話ですが、知らない方に少々予備知識を。
キャンプ用のガスストーブ(バーナー)の燃料缶は大きく分けてアウトドア(OD)缶↓と

キャンプ用ガスカートリッジ,OD缶,snowpeak,giga power

カセットボンベ(CB)缶↓の二種類かあります。

カセットコンロ用ガスカートリッジ,CB缶

こうしたガスバーナーのニーズは元々登山が起源ですので、コンパクトな前者が主流でした。が、自家用車でのファミリーキャンプが一般的になり、コスト面で優位なカセットコンロ用ボンベを使えるガスバーナーのラインナップが充実してきました。

両者を比較すると、

  OD缶(アウトドア用) CB缶(カセットコンロ用)
サイズ

最小は110gもある。
 コッヘル(アルミ食器)とスタッキング(重ね合わせ)してコンパクトに収納&持ち運び可能
さらに、バーナーも超小型がある!

コッヘルとのスタッキングは無理。
バーナーのサイズもそれなりに嵩張る

コスト 400円/250g
(高っ!)
100円/250g
(三本セットで買うともっと安い)
ガスの種類 冬山など冷寒時にも強いガスもある
(イソブタン、プロパンなど)
LPG(液化ブタン)
家庭用カセットコンロ用途なので常温前提
調達場所

ホームセンターや、アウトドア・登山用品店等専門店
出先で調達がやや困難。

 

 コンビニや100均で普通に買える!

ザックリいうと、コンパクトで高性能のOD缶、圧倒的安さ(需要が違いますからね…)と楽々入手のCB缶です。登山ではOD缶、レジャーではCB缶を選ぶのが普通ですね。

リフトじゃない山登り(当たり前か)なんて考えられない私は当然CB缶です。バイクツーリングだと多少荷物量の制約がありますが、登山に比べれば全く無問題です。圧倒的に安いしね。足りなくなったら旅先で調達できるのは強みです。

こちらが我が家のシングルバーナーSOTOレギュレーターストーブ ST-310。

SOTOレギュレータストーブST-310,シングルバーナー

最近こういうのが増えてます。結構カッコいいでしょ。折り畳みのギミックもマニア心をくすぐります。四本の足が五徳も兼ねてます。

シングルバーナーSOTOレギュレーターストーブ ST-310 ガス装着時

広げてガスを装着するとこんな感じ。ホームセンターで量り売りのシリコンチューブを足に履かせています。滑り止めと火傷防止になってます。

そもそも、積載量を気にする必要のないオートキャンプなら、カセットコンロ自体を持っていってしまうという方法もありますが、やっぱりこういう道具の方がワクワクしますよね。カセットコンロってアウトドアで使うと不思議なことに、なんつーかこう、レジャーというよりホームレスな雰囲気になっちゃうからね…(^^;)

2.OD缶の高コストを解決する裏技

OD缶のコンパクトさは、例えば軽装の日帰りツーリングでコーヒー沸かしたり、カップラーメン作る程度なら有用だなぁ、とは思ってました。
が、やっぱりガス代が高すぎです。

ところが、このOD缶最大の弱点である高コストを解決する禁断の技があるのです。それが「つめかえ君」(ご自身でググってくださいね~)。なんと、安いCB缶を買ってきて自分(家庭)でOD缶へ文字通り「詰め替えて」しまうのです! その他にも中途半端に使いかけのボンベを一個に集約したりもできるようです。
これがあればランニングコストの問題は解決ですが…。

でも実際に使うには、バーナーもそれ用(OD缶用バーナー)を、もう一個購入しないといけないんですよね。そこそこの出費になるし、不用品増えても邪魔になるし、まあSOTOで十分だな、と全く眼中にはありませんでした。

しかしながら、私の机の引き出しの奥、何年も前におまけで貰った新品のOD缶が一個、ひっそりと静か~に鎮座しておったのです、目覚めの時を待ち続けながら。

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謎の超小型&低価格バーナー発見

きっかけは、バイクでシュノーケリングに行こう!という話がありまして。
駐車場からポイントまでやや距離があり、荷物は最小限にしたいのですが…どうしても浜辺でカップラーメンが食いたいっ!というワガママさんがおりまして。ほら、あの足ヒレとかゴーグルとか、日除けとか、いろいろ荷物が多いんですよ。それらを手荷物で運ばないといけないのですが、SOTOだとややデカイなあと考えていたんですね。(まあカップラーメン一杯だけのニーズですから)

で、そんな時、たまたまamazonで謎の中華製バーナーを発見。これ、おそらく世界最小です。これ見た時にピピーンと、「おお、そういえば昔貰ったOD缶が一個どっかにあったよなあ」…と思い出した訳です。↓こちらです。じゃーん。

謎の中華製シングルガスバーナー 世界最小?

 高度な技術を有する我が国の名だたるメーカーがなぜ同じような製品を投入しないのか…恐らくなんか理由があるんでしょうね、安全面とかw
これ本当に小さいですヨ。親指くらい。チタン製で軽い!しかも1200円!

謎の中華製シングルガスバーバー 世界最小 サイズ比較 消しゴム シャーペンの芯ケース

この値段なら捨てるつもりで即ポチOKです。が、バーナーだけでは済みません。ずっと使うならランニングコスト(ガス代)の方もちゃんと考えないと。OD缶高いしなあ…。
実は「つめかえ君」の存在は前から知ってたのですが、なんせ高い。4000円くらいだっけ?タイヤ先に買っちゃったからって、あとから車を買うようなものです。

興味のある方の為に一応(↓)貼っておきますが…、私が買った時より大分お高くなっちゃってますね。この値段だと微妙かも。軽さとコンパクトさはずば抜けてますけどね…。

amazonのレビューをご覧頂くと結構恐ろしげなコメントも散見されますしね、この価格だと正直オススメはしません(笑)。怖いもの見たさで、という方はご自身の判断でどうぞ。
そうじゃない普通の人はこういうちゃんとしたの(↓)を検討した方が良いと思うw

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いつも余るヤフーポイント

そんな時、例によってヤフーのポイントバラマキがありました。500ptゲット。で、さらに例によって利用期限つきポイント。で、またまた例によって、期限までに欲しいモノが見つからない状態。
さんざんアレコレ探した挙句、ヤフオクの方で「もどき」500円也の出品を発見しました。「つめかえ君」の1/8の値段ですw 大丈夫かコレ?もちろん中華製だろうし、ヤバイんだろうな、と思いつつ、が、もう探すのメンドクサイし、元々ポイントでタダだし、ダメなら話のタネになるし、とあまり考えずにGO!

三日くらいで到着しました。こちら。

つめかえ君もどき ヤフオク

日本語の取説もついてて質感もまあまあ。(だいぶハードルが下がってますw)

これでコストの問題はクリア。という訳で中華製バーナーもamazonで発注!(←こちらは中華本土から船便で二週間くらいかかりました)。

中華製シングルガスバーナー,世界最小

どど~ん。SOTOに比べるとなかなかなコンパクト化です。感覚的に1/3くらいかな?結構良いです。

SOTO ST-310と謎の中華製シングルバーナー

二つ並べるとこんな感じ。サイズの違いが良く分かりますね。

OD缶 コッヘルにスタッキング

コッヘルにスタッキングしてみました。ガス缶の他、バーナー、つめかえ君もどき、Zippoライター入れてまだ余裕があります。

こんないきさつで我が家に二個目のシングルバーナーが装備されました。今後こちらが主流になる予感も…

※ちなみに、ちょっと風に弱いです。海で使うには風防が必要ですね。
(2017.2.3追記 公開しました!!→『中華製激安ウインドスクリーン』

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注意

それではいよいよ詰め替え作業に行き…たいところですが、その前に少々ご注意を。

こんなに便利なモノ、なぜ大手(イワタニとかSOTOとか)から、商品化されていないのか?高価な本家「つめかえ君」もインディーズ系です。それは…公に認可されてないからです。
日本のガス関係の規制は世界一厳しく、簡易型容器へのガス詰め替えは高圧ガス保安法に抵触する恐れがあるそうです。なので、このような中華や韓国からの個人輸入的な商品が、「オークション」という形で流通してるのです。オイオイ、これ合法なのか?(^_^;)

要するに、何か事故があった場合は、完全に自己責任です(ダジャレじゃないよ!)。
そしてガスは危険物です。
もし、作業中に、引火・爆発して家が燃えちゃったり、さらには延焼してご近所さんの家まで焼けちゃってもすべて、あなたの責任です。(重過失に問われるかもしれないよ!)

前述の通り、話のタネに衝動買いした道具を、試しに使ってみるだけの記事です。読者に同様の行為を薦めるものでは、一切ありません。
なので、絶対に真似しないでください!!

このページの文章・情報等に基づいて、発生した、あるいは被ったいかなる損害についても、 管理人は一切責任を負いません。わかったね!

では行ってみよう。 

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実際にやってみた

1.重量計測等、事前準備

マニュアルをよく読みます。意外なことに結構丁寧に書いてある。こりゃ日本人の仕事ですねw

先に重さを量っておきます。詰めすぎて爆発したら危険だからね。

カラのOD缶重量計測

カラの状態のOD缶 88g 
使用前(引き出しから引っ張り出してきた時)の総重量175gでしたが…缶の記載によるとガスそのものはNET110gとなってますので…、足し算すると88g+110g=198gのはずですよね?長期保管中に漏れちゃったのか、まだ多少中に残ってるのか(もう燃焼はしませんが)。
念のため、充填するのは90g程度までで止めておいた方が安心かな?

CB缶重量計測

CB缶も一応計っておきます。こちらは使いかけですが、現状、310gです。90g移すとして、最終的に220gくらいになれば良いって事ですね。

CB缶を暖めるマニュアルに従い、CB缶を暖めます。40度だからお風呂程度ですね。あまり高温にすると危険ですので要注意。お湯に漬けると「シューッ」という音がして少々ビビリますw
「ガスが缶内で膨張してる音なので安心してください」とマニュアルに記載アリ。この文言なかったら、相当あせるだろうなあ。

2.アダプターをセットして詰め替え

こちらがアダプターです。こんなもんでちゃんと機能するのかな?

アダプター

アダプターを慎重にセットします。

アダプターをOD缶にセット

あまり力を入れ過ぎて、缶の口が変形するといけないので慎重に。

アダプターをOD缶にセット

できました。あとはCB缶を接続すればガスが移動するようです。

多少緊張します。ドキドキ。一応換気扇つけたりして。これで上から下へ重力にしたがって液体ガスが移動するハズですが…

CB缶からOD缶へガス移動

最初にブシュッと少し漏れてガス臭くなりますが、その後は大丈夫でした。流れてるような音がします。スムーズに移動し始めた様子。

入れ過ぎに注意しながら、少しづつ入れては計量します。

使用後OD缶の計量

最終的に95g程度入れて終了にしました。(怖いからね)

3.使用テスト

試しに着火しました

burning

写真だと見難いですが、ちゃんと着火しました!最初だけ若干、不安定でしたが、10秒くらいしたら普通になりました。

マキネッタを乗せてみました。

OD缶バーナーとマキネッタ

無事エスプレッソが出来上がりました。

マキネッタでエスプレッソを氷入りグラスへ注ぐ

アイスにしてみました。美味。少し寒いけどw

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まとめ

とりあえず作業は無事完了しました。なんとか使えそうかな?
繰り返しになりますが、絶対に真似しないでください!!

あくまでネタです。

 

ということで、今回も最後までお付き合いくださり、ありがとうございます。

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